『ダンまち』で登場した神様の元ネタのまとめ

リント
『ダンまち』こと、GA文庫『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』で登場した神様についてまとめました。

『ダンまち』とは?

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の略
<あらすじ>
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。
未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。
人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。
「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」
「はいっ! 僕は強くなります! 」
どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、
構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

アニメ化が決定しました。

■おすすめのライトノベルです。

隔絶とした存在である「神様」であるが、同時に人々と生活を共にする身近な存在でもあり、さらに読者にとっては現代人に近しい価値観を有していることもあり、それら世界観とのギャップも読みどころの一つ。
Amazon.co.jp: ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)の蓋然論者さんのレビュー

この「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は、2008年より募集が開始されたGA文庫大賞初の【大賞】作品となります。つまり、GA文庫編集部が満を持して贈る、渾身の一作なのです!!
第4回GA文庫大賞【大賞】作品「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」2013年冬始動! (GA文庫ブログ)

―――――――――――――――――――――――――――――――

本まとめでは、小説に登場した神様の元ネタについてまとめました。
ギリシャ神話、北欧神話、ケルト神話、日本神話、メソポタミア神話 等々、様々な神話から登場しています。

―――――――――――――――――――――――――――――――

■ヘスティア (ヘスティアー):ギリシア神話

炉の女神
ギリシア神話から登場

ヘスティアーは、ギリシア神話に登場する炉の女神である。
ヘスティアー – Wikipedia

古代ギリシアでは、炉は家の中心であり、したがってヘスティアーは家庭生活の守護神として崇められた。 さらに炉は犠牲を捧げる場所でもあり、祭壇・祭祀の神でもある。
ヘスティアー – Wikipedia

自らに捧げられる聖なる炎そのままに穏やかで優しく、あたたかで親切な心の持ち主であり、彼女に限っては人間に立腹して罰を下したなどという話は聞いたことがありません
ヘスティア(長音表記ヘスティアー)

神話ではヘスティアーはクロノスとレアーの長女で、アポッローンとポセイドーンに求婚されたが、永遠の処女を守る許しをゼウスより得、ゼウスは彼女にすべての人間の家、神々の神殿において祭られる特権を与えた。
Hestia(ヘスティアー)

■ヘーパイストス(ヘファイストス):ギリシア神話

炎と鍛冶の神
ギリシア神話から登場

ヘパイストスはオリュンポス十二神の1人であり、火と金属を自在に操る超一流の鍛冶屋です。彼の手にかかれば、神々の装身具や武器防具、酒杯などの生活用品から家具調度類、光り輝く戦車に宮殿、果てはアンドロイドから生きた人間そのものまで、およそ創れぬものはありません。
ヘパイストス(長音表記ヘーパイストス)

ヘファイストス神殿

“TEMPLE OF HEPHAISTOS(ヘファイストス神殿)”(紀元前460~415年)。

ギリシャで最も保存状態がいい神殿。

古代アゴラの西端の、小さな丘の上に建っています。

以前は「テセウスの神殿」と呼ばれていましたが、発掘調査の結果、鍛冶に関係するものが多く見つかり、火と鍛冶の神ヘファイストスを祀っていたという説が有力になったそう。

■ロキ:北欧神話

北欧神話最大のトリックスター

ロキ(古ノルド語: Loki)は北欧神話に登場する悪戯好きの神。その名は「閉ざす者」、「終わらせる者」の意。神々の敵であるヨトゥンの血を引いている。男神であるが、時に女性にも変化する。
ロキ – Wikipedia

神々を困らせ陥れることもあれば、逆に彼がいないと解決できなかったと思われる事件を悪知恵で解決したりもしました。
2 北欧の神々

■フレイヤ:北欧神話

愛の女神
北欧神話から登場。

美、愛、豊饒、戦い、そして魔法や死を守護する北欧神話の太母。美しい女性の姿をしており女性の美徳と悪徳を全て内包した女神で、非常に美しく、自由奔放な性格で、欲望のまま行動し、性的には奔放であった。
フレイヤ – Wikipedia

恋歌を聞くのが好きで、恋に悩んでいる人をサポートするといわれています。彼女の宝は、ブリージングの首飾りです。首飾りを手に入れるためなら四人の小人と一夜ずつ寝床を共にするほど……。(結局、四夜も過ごしたのか。おそろしい。)
2 北欧の神々

人間や神々の中にも多くの愛人がいたという。特にお気に入りだったのが人間の男性オッタルで、彼を猪に変身させてそれに乗って移動することもあったという。
フレイヤ – Wikipedia

■ソーマ:インド神話

ソーマ様のお名前は、飲めば不老不死になると言われているお酒の 「ソーマ」からきています。

ギリシア神話の「アムリタ」と同じモノで、カミサマたちはこのお酒を 得るために、魔族たちと一緒に海をかき回しました。
ソーマ[Soma]★インド神話なら!天竺奇譚:インド神様図鑑

■イシュタル:メソポタミア神話

古代メソポタミアのメソポタミア神話において広く尊崇された性愛、戦、金星の女神。
イシュタル – Wikipedia

イシュタルは出産や豊穣に繋がる、性愛の女神。性愛の根源として崇拝されていた一方、勃起不全など性愛に不具合をもたらす女神としても恐れられていた。性同一性障害とも関係付けられ、その祭司には実際に性同一性障害者が連なっていた可能性も指摘されている。
イシュタル – Wikipedia

■タケミカヅチ (建御雷之男神・建御雷神):日本神話

軍神
雷神、刀剣の神、弓術の神、武神、軍神として信仰されており、鹿島神宮、春日大社および全国の鹿島神社・春日神社で祀られている。

鹿島神宮で祀られる神、剣の神、戦いの神、雷の神として知られる。
タケミカヅチとは (タケミカヅチとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

■ガネーシャ:インド神話

ゾウ頭の神様
ヒンドゥー教の神の一柱

太鼓腹の人間の身体に 片方の牙の折れた象の頭をもった神で、4本の腕をもつ。障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、事業開始と商業の神・学問の神とされる。
ガネーシャ – Wikipedia

ガネーシャの一般的な説明を読むと、「富をもたらす現世利益のおだやかな神様」といった説明がよくあるが、そんなつまらない神様はインドには存在しない(存在できない)。ガネーシャもまた、かなり癖のある神様である。

ずるがしこいし癇癪持ちだし何より嫉妬深い。信者たちは、その嫉妬を恐れて、寺院に行くとまずガネーシャの祠へ行ってお祈りをする。まあ、かなり我がままな神様だと思って間違いない。
インドの神様 ガネーシャ

■ディアン・ケヒト(ディアンケヒト):ケルト神話

ディアン・ケヒトは、ダーナ神族の医療の神で工芸や鍛冶などを司っていました。
娘にエーディンやアミッド、息子にキアンはミッハといった神々がいて、のちにダーナ神族の王となる光の神ルーは孫にあたります。
ケルトと妖精 西洋神話 ケルトの神々/ディアン・ケヒト

■ミアハ:ケルト神話

ディアン・ケヒトにはミアハという息子がいたが、このミアハはたぐいまれなる才能を持ち、ディアン・ケヒト以上の技術を持っていた。ディアン・ケヒトはこの才能に嫉妬し、ミアハをずたずたに斬り殺してしまった。
ディアン・ケヒト – Wikipedia

名前といい、腕のエピソードから、ナァーザの元ネタだと思われます。

■デメテル(デーメーテール):ギリシア神話

豊穣神であり、穀物の栽培を人間に教えた神とされる。オリュンポス十二神の一柱。その名は古典ギリシア語で「母なる大地」を意味する。
デーメーテール – Wikipedia

彼女の恩恵はあまりにも偉大に過ぎるため、万一それを拒まれてしまったときのダメージの程は計り知れません。たとえば、デメテルの聖樹をそれと知って伐り倒すという涜神行為を犯したテッサリア王エリュシクトンは、立腹した女神から「いくら食べても永遠に空腹から逃れられない」という恐るべき飢餓の罰を下され、全財産を文字通り食い潰した挙げ句、遂には我と我が身まで噛み裂いて死んでしまいました。
デメテル(長音表記デーメーテール)

■ヘルメース(ヘルメス):ギリシア神話

オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である。能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神である。
ヘルメース – Wikipedia

ゼウスには重宝がられ、潔癖なアテナとも仲がよく、気位高いアポロンとも親友同士、あのヘラにさえ受けがいい、天界屈指の人気者なのです。
ヘルメス(長音表記ヘルメース)

■ディオニュソス (ディオニューソス):ギリシア神話

豊穣とブドウ酒と酩酊の神

生まれてすぐヘーラーに追われる身となったディオニューソスは、ギリシアやエジプト、シリアなど、地上で長い間逃亡生活を送り、その間にブドウ栽培などを身につけてこれを伝え、民衆の支持を得る。また、自分の神性を認めない人々を狂わせたり、動物に変えるなどの力を示し、神として畏怖される存在ともなった。
ディオニューソス – Wikipedia

■ゴヴニュ:ケルト神話

ゴブニュ(Goibhniu,Goibniu)はケルト神話に登場する神である。三神として知られているダーナ神族の工芸の神の一柱で、鍛冶を司る。
ゴヴニュ – Wikipedia

彼は醸造(酒を造る技術)にも優れていたとされ、永遠の命を与える事の出来る酒を造ったとされる。
ケルト(アイルランド)神話のこと。其の五|宇宙屋本舗

■ウラノス:ギリシア神話

ギリシア神話に登場する天空神である。全宇宙を最初に統べた神々の王とされる。ウーラノスとはギリシア語で 「天」 の意味で、天の神格化である。
ウーラノス – Wikipedia

■ゼウス:ギリシア神話

ギリシア神話の主神たる全知全能の存在
全宇宙、天候(特に雷)、社会秩序を司る天空神でもあり、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王である。

呆れるばかりの好色で有名なゼウスですが、もちろん単なるスケベ親父というだけで終わる方ではありません。彼はまず何よりも「賢明な統治者」であり、かつ「世界最強の戦士」でした。
ゼウス・前編

ティーターン神族のクロノスとレアーの末の子(長男の説もある)で、ハーデースとポセイドーンの弟。正妻は姉妹であるヘーラーであるが、レートーや姉のデーメーテール等の女神をはじめ、多くの人間の女性とも交わり、子をもうけたといわれる。
ゼウス – Wikipedia

■アポロン:ギリシア神話

ギリシア神話に登場する男神。
オリュンポス十二神の一人であり、ゼウスの息子である。詩歌や音楽などの芸能・芸術の神として名高いが、羊飼いの守護神にして光明の神でもあり、イーリアスにおいてはギリシア兵を次々と倒した「遠矢の神」であり、疫病の矢を放ち男を頓死させる神であるとともに病を払う治療神でもあり、神託を授ける予言の神としての側面も持つなど、付与された性格は多岐に亘る。

古典期のギリシアにおいては理想の青年像と考えられ、また、ヘーリオス(太陽)と同一視されるようにもなった。
アポローン – Wikipedia

アポロンの初恋の相手

アポロンは正式な妻を娶ることなく恋愛を繰り返していくことになりますが、何故かその恋ですらまともに実ることは稀でした。モテないはずがない美男なのに、根っから恋愛運がない男神なのかもしれません。
アポロン(長音表記アポローン)

ヒュアキントスは、アポローンとの円盤投げの遊戯を行っていた際、円盤の跳ね返りを頭部に受けてしまい、逝去したと記述されている。
ヒュアキントス – Wikipedia

https://matome.naver.jp/odai/2140097930577055901
2014年11月26日