AKB総選挙、新「神7」出現か？ ＝指原莉乃ら「速報」の上位7人
6月7日に開票イベントが開催されるAKB48の「第6回総選挙」。21日に発表された「速報」では指原莉乃が首位に立ち、2連覇に向けてスタートダッシュを決めた。また、ユーチューブにアップされた個々のPR動画「アピールコメント」の再生回数や、メディアへの露出度なども加味すると、上位7人の勢いが際立っている感がある。今回の「総選挙」を通じて、彼女たちが新たな「神7」としてファンに認知される可能性がありそうだ。
「神7」とはそもそも、第1回、第2回の「総選挙」で2年続けて7位までに入ったメンバーを指す呼称。具体的には、前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美の7人で、第3回で3位に入った柏木由紀を含め、「神8」と呼ばれたこともあった。
その後、第4回で指原が4位に入り、第5回では松井珠理奈と松井玲奈も7位までにランクイン。この間、グループ内では世代交代が進み、前田、篠田、板野が卒業したほか、大島も6月にグループを離れる予定だ。このため、最近は「神7」と言えば「総選挙」の上位7人を指すこともあり、定義があいまいになっている。
今回発表された「速報」では、上位7人は▽1位・指原▽2位・渡辺▽3位・松井珠▽4位・柏木▽5位・島崎遥香▽6位・松井玲▽7位・山本彩－と続いた。このうち、過去に「神7」「神8」と呼ばれたメンバーは渡辺と柏木だけ。姉妹グループのメンバーが過半数となり、元祖「神7」とは顔触れが様変わりしている。
このうち、首位をうかがう指原と渡辺、柏木は、テレビドラマに出演したり、ソロ歌手として活動したりと、実績や人気は抜群。将来を嘱望されてきた松井珠は「じゃんけん大会」優勝で知名度が上がり、島崎は「アピールコメント」の再生回数でトップに立つ。さらに、松井玲は映画初主演を果たし、「総選挙」の公式ガイドブックで1位獲得を予想された山本は、テレビのバラエティー番組やCMに活躍の場を広げている。
一方、「速報」段階の得票数に目を向けると、9位の松村香織までが1万票以上を獲得したが、7位の山本（1万4798票）と8位の柴田阿弥（1万2340票）には2400票余りの差がある。5位の島崎から7位の山本までが僅差で競り合っていることを踏まえると、7位と8位の間には「断層」があるようにも見える。
ただ、「速報」は投票開始の翌日に発表されたもの。今後、元祖「神7」の高橋（「速報」は13位）と小嶋（同17位）の巻き返し、「速報」で16位以内に入った横山由依（同12位）や姉妹グループメンバーの票の上積みはあるのか。それとも、「速報」の上位7人が名実共に「神7」となるのか－。今年も激しい上位争いが繰り広げられそうだ。
