そもそもAustralisデザインって何?
「Firefox 29」では、ユーザーインターフェイスデザインが一新された。新しいデザインは“Australis”と呼ばれており、細部にまでこだわった美しさ、合理的なシンプルさ、カスタマイズの容易さの3つを目標に設計されている。
「Firefox 29」が正式版に、新デザイン“Australis”を採用 – 窓の杜
主な変更点
旧来のように別ウィンドウへカスタマイズツールを表示するのではなくポップアップ型に変更され、グラフィカル性を高めることでより直感的なカスタムが出来るようになった。
※これに関しては以前の形式に戻しようがないようです。
その他にも上記のように同期機能の強化や 各種API の改良など細かな変更も行われている。
で、使いやすいの?
正直賛否両論である。
これまでは改良・改善点を書いてきたが従来のユーザーからしてみれば改悪でしかない点も少なくない。
例:アドオンバーの消滅
Firefoxボタンの消滅
タブ位置の変更が出来ない
ツールバーが何かデカい
急激なデザインの変更でCSS・userchrome.jsが吹っ飛んだ
死亡したアドオン多数 etcetc…
ぶっちゃけただのGoogle Chromeモドキじゃ……?
ならどうしたらいいの?
幸い(?)なことにアドオンを使ったりすれば28以前に近いデザインに戻せたり、あるいは Australisデザインそのものを回避する方法が存在します。
28以前をそのまま使うのはセキュリティ面から考えると推奨されないので、サポートを受けられるブラウザを使うに越したことはありません。
アドオンを使って28以前のスタイルに戻す方法
Firefox の優れたところの一つは、その大部分がカスタマイズ可能であることです。事実、お望みであれば、古い Firefox の外観にすることでさえできます。新しい Firefox の外観を以前のアドオンバーや小さいアイコン、下部に配置されたタブに戻したいですか?
新しい Firefox の外観を以前の Firefox に戻すには | Firefox ヘルプ
「アドオンの Classic Theme Restorer を使えば28以前のスタイルに戻せる」となんと”Mozilla公式”がサポートしています。
Classic Theme Restorer の詳しい使い方。
Cyberfoxを使う
Cyberfox とは 64bitOS に対応した Firefox のフォーク(派生版)です。
https://matome.naver.jp/odai/2140082454480049001/2140143455665120503
Classic Theme Restorer が内蔵されており28以前のスタイルに戻すことも比較的容易です(Cyberfox用にいくらかアレンジはされている)。
ただし Australisデザインを使わない分、今後本家とプロファイルを共有させることが出来なくなる可能性がある模様。
Palemoonを使う
Cyberfoxと同様にWindowsに最適化されたFirefox派生ブラウザです。
本家からは独立した開発を行っているのでAustralisデザインを採用していません。
現在はFirefox 24のソースをベースにして開発されています。
完全テーマを使う
完全テーマとは personas のような簡易テーマではなくUI部分にも干渉できる高機能なテーマです。
本来は Firefox を Google Chrome っぽくするテーマですが、導入すれば Australis が”多少”ましになります。
こちらは中国で人気の Maxthon っぽくする完全テーマです。
『Australis』とはバージョン29より本格的に導入されたFirefoxの新たなユーザーインターフェースです。
特徴としてデザインが全体的に流線型なシルエットのモノへ変更され、カスタマイズインターフェースをより直感的なものへ改良。
また同期機能の「Firefox Sync」に Mozilla 全体のサービスを対象とした「Firefoxアカウント」を利用できるようになるなどの変更も行われています。