【映画】 エクスペンダブルズ3 最強無敵の豪華キャストに震えろ！

2014年5月14日から25日まで開催されたカンヌ映画祭

今回で67回目の開催となる 伝統と格式のあるこの映画祭で一番の話題になったのは ワイルドさと筋肉のある男たち

2台の装甲車に乗って会見場に現れたその男たちとは 映画「エクスペンダブルズ3」に出演している俳優陣でした

しかもその俳優陣がとんでもなく豪華

1人1人が主演映画を持てるほどの俳優が 1つの映画に勢ぞろいしたのです

そんなオールスターキャストが集結した「エクスペンダブルズ3」とは 一体どんな映画なのでしょうか？

「ロッキー」「ランボー」シリーズでアクションスターとしての地位を確立したスタローン

しかしその後は大ヒット作に恵まれませんでした

年齢の衰えもあり 不遇の時代を長らく過ごしてきたスタローンが 原点回帰して製作したのが「エクスペンダブルズ」だったのです

しかし公開前の期待値は さほど高くありませんでした

スタローンは 映画公開時に64歳

すでにアクションスターとしては旬を過ぎたと思われていただけに エクスペンダブルズも苦戦すると思われていたのです

ところが公開されるや全世界で大ヒット

CG全盛時代にガチンコアクションで挑んだことも評価されましたが 何よりスター俳優の豪華な共演が話題になりました

第1作には 短い時間でしたが スタローンが シュワルツェネッガーとブルースウィリスの3人で会話するシーンも登場

続編はヒットしにくいとされる映画界ですが 2作目以降はさらに豪華な俳優陣を出演させ 新鮮さを保ったのです

2010年8月13日 全米公開
2010年10月16日 日本公開

バーニー・ロス率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」

エクスペンダブルズは 誰からの指図も受けず 自らの意思と法外な報酬のみで行動する傭兵集団

ある日バーニーは チャーチという謎の男から 南アメリカの小国ヴィレーナの独裁者であるガルザ将軍の排除を依頼される

ガルザ将軍は 謎のアメリカ人と軍事クーデターによって独裁政権を樹立し 民衆を弾圧していた

バーニーは この独裁軍事国を壊滅させるために目的地に向かう

エクスペンダブルズ – Wikipedia
http://goo.gl/ZqXAa7

第1作で一番の話題になったのは スタローン ブルース・ウィリス シュワルツェネッガーの共演シーン

当時シュワルツェネッガーはカリフォルニア州知事

スタローンはシュワルツェネッガーとのやり取りの中で 「あいつは大統領になるつもりだ」と発言

このように劇中のキャラクターは キャストそれぞれの実生活のエピソードや事件を元に作られていて 役者本人のパロディが数多く登場します

2012年8月17日 全米公開
2012年10月20日 日本公開

ある日バーニーはチャーチから バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収の依頼を受ける

バーニーは メンバーを引き連れ チャーチの部下の女性エージェントと共にデータ回収に成功

しかしその帰路 武装集団が現れてデータボックスを奪われたばかりか メンバーの1人を失ってしまう

バーニーは データボックスの奪還とメンバーの敵討ちのため 武装集団の殲滅作戦を開始する

エクスペンダブルズ2 – Wikipedia
http://goo.gl/KIwDOX

2作目には1作目に加えて チャック・ノリスやジャン＝クロード・ヴァン・ダムなど さらに豪華キャストが登場

また 1作目では短時間の出演だった ブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーの出番が大幅に増え 激しい戦闘シーンにも参加

そういったこともあり 興行収入は前作を超え ヒットしないと言われる続編作品でありながら大成功を収めました

エクスペンダブルズ3の全米公開は8月15日 日本公開は11月1日に予定されています

今回は 新キャストのメル・ギブソンが敵役を演じます

ブルース・ウィリスはギャラの問題で出演が叶わず そこでスタローンはすぐさまハリソン・フォードに出演を依頼したそうです

他にも ウェズリー・スナイプスやアントニオ・バンデラスなど 豪華な新キャストが登場します

1946年7月6日 アメリカ出身

荒れた少年時代を過ごす中 次第に演劇に目覚め 23歳で本格的に俳優の道へ

29歳の時 観戦したボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリｖｓチャック・ウェプナー」の試合に感銘を受け それをヒントにわずか3日で「ロッキー」の脚本を書き上げる

自身が主演し1976年に公開された「ロッキー」は大ヒットし 一躍スターダムに

以降「ロッキーシリーズ」や「ランボーシリーズ」でアクションスターの地位を築く

エクスペンダブルズシリーズでは 部隊のリーダー役

【Wikipedia】　http://goo.gl/F4nrpj

1967年7月26日生まれ イギリス出身

水泳の飛込競技の元選手で イギリス代表チームに所属

1992年に飛込競技を引退し ファッションモデルに転向後 俳優の道へ

映画「トランスポーターシリーズ」などで アクション俳優としての地位を確立

エクスペンダブルズシリーズでは バーニーの右腕として活躍

2001年の映画「ザ・ワン」では ジェット・リーと共演している

【Wikipedia】　http://goo.gl/DFwOZT

1963年4月26日生まれ 中国出身

8歳から武術（中国武術）を学び 中国全国武術大会において いまだ誰にも破られていない記録 5年連続での総合優勝を達成

本名のリー・リンチェイで 1982年公開の「少林寺」で映画デビュー

1998年の「リーサル・ウェポン4」でハリウッド映画デビューし これ以降 アクションスターとしての地位を確立

エクスペンダブルズシリーズでは 部隊のメンバーの1人として活躍する

「リーサル・ウェポン4」では メル・ギブソンと共演している

【Wikipedia】　http://goo.gl/kFVUEV

1957年11月3日生まれ スウェーデン出身

大学時代に 極真会館スウェーデン支部に入門して空手道を学ぶ

1979年に日本で開催された第2回オープントーナメント全世界空手道選手権大会にスウェーデン代表として出場

モデルの仕事を経て 1985年に 端役として「007 美しき獲物たち」に出演し映画デビュー

1985年「ロッキー4/炎の友情」で ロッキーの敵のイワン・ドラゴ役に抜擢されて注目される

以降アクション映画に多く出演し 監督も務めている

エクスペンダブルズシリーズでは 部隊のメンバーの1人として活躍する

【Wikipedia】　http://goo.gl/MfXU8O

1963年6月22日生まれ アメリカ出身

レスリングのグレコローマンスタイルで 2度の全米選手権王者

総合格闘技への転向を決意し 1997年5月30日 UFC 13のヘビー級トーナメントで総合格闘技デビュー

UFCにおいて 2階級通算6度の王座戴冠という前人未到の記録を達成

元UFC世界ライトヘビー級王者 元UFC世界ヘビー級王者

エクスペンダブルズシリーズでは 部隊のメンバーの1人で破壊工作のプロとして活躍する

【Wikipedia】　http://goo.gl/5AkYyu

1968年7月30日生まれ アメリカ出身

元アメリカンフットボール選手

1991年のNFLドラフト11巡目でロサンゼルス・ラムズに指名されて入団

1997年にNFLから引退し俳優業をスタート

2012年には 男性向けのコロンやボディーソープなどのアメリカのブランド「Old Spice」のコマーシャル用に作られた 筋肉を動かしてドラムを演奏する動画が話題に

エクスペンダブルズシリーズでは 部隊のメンバーの1人で武器のスペシャリストとして活躍する

【Wikipedia】　http://goo.gl/84RzDw

1962年7月31日生まれ アメリカ出身

特技は武道で 空手は5段の腕前

大学で演劇を専攻し卒業後にブロードウェイの舞台に立つ

1986年の映画「ワイルドキャッツ」で映画デビューし 1989年の映画「メジャーリーグ」での俊足選手役で一躍スターダムに

アクション映画でも活躍し 「ブレイドシリーズ」は大ヒットした

1993年の映画「デモリションマン」では 主演のスタローンと敵役で共演

激しいバトルを展開した

【Wikipedia】　http://goo.gl/SlougL

1960年8月10日生まれ スペイン出身

マラガの演劇学校で 演劇とダンスを学ぶ

1982年に ペドロ・アルモドバル監督の「セクシリア」で映画デビューしたのち 多くの作品に出演し スペイン映画界のトップスターに

1992年に「マンボ・キングス/わが心のマリア」でハリウッドデビュー

1995年の「デスペラード」の主演で一躍ビッグスターになり 1998年の「マスク・オブ・ゾロ」も大ヒットした

1995年の映画「暗殺者」では主演のスタローンの敵役で共演した

2003年の「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」でも共演

【Wikipedia】　http://goo.gl/mFlOVF

1985年3月15日生まれ アメリカ出身

俳優の前にはモデルをしていた

「CSI」や「HEROES」「新ビバリーヒルズ青春白書」など 多くのテレビドラマに出演

代表作は映画「トワイライトシリーズ」

2007年にはヒラリー・ダフのシングル「With Love」のPVに出演して話題となる

ラッツはインタビューで ソー役とキャプテン・アメリカ役を演じるチャンスを逃したと語っている

キャプテン・アメリカ役は いいとこまでいったとのこと

【Wikipedia】　http://goo.gl/t5hWKU

1987年2月1日生まれ アメリカ出身

2004年に 17歳で柔道63kg級でアテネオリンピックに出場

2007年に 階級を70kgにあげ 世界柔道選手権で銀メダルを獲得し 2008年の北京オリンピックでは銅メダルを獲得

2010年に総合格闘技デビューし 2013年からUFCに参戦

現UFC女子バンタム級王者

プロ戦績 9勝0敗

2015年に公開予定の ワイルド・スピードシリーズ最新作となる「ワイルド・スピード7」にも出演している

【Wikipedia】　http://goo.gl/P2g2nX

1987年1月31日生まれ アメリカ出身

幼少時代のつらい生活の中 ボクシングを始める

17歳の時に オリンピックアメリカ国内予選選考会で敗れたことでプロに転向

2011年4月に WBC世界ウェルター級王座を獲得

2011年9月には 5階級王者フロイド・メイウェザーと対戦するも KO負けし WBC世界ウェルター級王座を失った

プロ戦績 （36試合） 29勝5敗2分

【Wikipedia】　http://goo.gl/Ce1QtG

1988年10月21日生まれ アメリカ出身

大学時代に テレビ・ラジオ・映画を専攻

大学卒業後 プロの劇場で「ミュージック・マン」「サウンド・オブ・ミュージック」などの作品に出演

舞台での活躍を経て 2006年からはテレビドラマに進出し 「CSI: Miami」などに出演

アントニオ・バンデラスとシルヴェスター・スタローンが共演した2003年の映画「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」に出演している

エクスペンダブルズ3では 若手でありながら 歴戦の兵士であり またハッカーや無人機パイロットとしても活躍する

【Wikipedia】（英語版）　http://goo.gl/tvpqDd

1955年2月21日生まれ アメリカ出身

ジュリアード学院で学んだ後 1981年に「マクベス」でブロードウェイデビュー

1980年代初めからテレビにも出演

1993年から放映され 主演を務めた「そりゃないぜ！？ フレイジャー」は人気を集め 11年間放映され 数々の賞を受賞した

このときグラマーは1話につき160万ドルのギャラを得ていたが 当時のテレビ界では最高額であった

エクスペンダブルズ3では 当初ニコラス・ケイジを想定して書かれた登場人物を演じている

【Wikipedia】　http://goo.gl/IFwv04

1956年1月3日生まれ アメリカ出身

1968年に家族でオーストラリアに移住

オーストラリア国立演劇学院で学び 1976年の「青春グラフィティ」で映画デビュー

1979年の「マッドマックス」でスターダムに

1982年からアメリカ映画に出演し 「リーサル・ウェポンシリーズ」が大ヒット

監督業にも進出し 1995年の「ブレイブハート」で アカデミー監督賞を受賞している（作品賞も受賞）

約30億円もの私財を投じて製作した2004年の映画「パッション」は 様々な物議を巻き起こしながらも世界各地で空前の大ヒットを記録した

【Wikipedia】　http://goo.gl/pFKehU

1942年7月13日生まれ アメリカ出身

大学時代に演劇に目覚め 地元劇団での活動を経て コロンビア映画所属の俳優として契約を結び 1966年の「現金作戦」で映画デビュー

その後 俳優業に行き詰まりを感じ 大工をしながらチャンスを待ち 1973年の「アメリカン・グラフィティ」に出演

これを機に コッポラやルーカスなどと親交を結ぶ

1977年の「スターウォーズ」にハン・ソロ役で出演し 映画の大ヒットで 一気に世界的大スターに

さらに「インディ・ジョーンズシリーズ」も大ヒットし ハリウッドを代表する俳優となる

【Wikipedia】　http://goo.gl/6XRKCd

1947年7月30日生まれ オーストリア出身

15歳の時 サッカーのトレーニングの一環としてウエイトトレーニングを始める

1968年に本格的にボディビルをするため渡米し 同時に UCLAで経営学などを学ぶ

ミスター・オリンピア（ボディビルディングの世界最高峰）で活躍し 俳優の道へ

主にアクション映画で活躍し代表作に「プレデター」「トゥルーライズ」など多数

特に「ターミネーターシリーズ」の大ヒットで世界的大スターになる

政界にも進出し 2003年から2011年にかけてカリフォルニア州知事を務めた

【Wikipedia】　http://goo.gl/4TBWjR

▽ シルヴェスター・スタローン

1作目の時は まだ作品の方向性がわかっていなくて すごくヘビーでバイオレンスな作品になり 2作目はその反動でコメディ色がちょっと強い作品になった

今回は みんながより仲良くなっているということもあって より自然な感じでできるようになったし アクション ドラマ コメディのバランスが取れてきたと思っているよ

今回は もっと沢山の人に観て欲しいと思って レイティング（年齢制限）が低くなるように心がけた

若い世代に映画というものをもっと楽しんで欲しいし 若い世代にバトンを渡したいと思っている

▽ アーノルド・シュワルツェネッガー

僕はアクション映画が大好きで 80年～90年代にもたくさんのアクション映画に出演した

この作品は あの頃と時代や要素が違うことをきちんと理解して作っているアクション映画だと思う

ドラマもきちんと描かれている

エクスペンダブルズシリーズ3作に出演したけれど また次の3本にも出たいと思っているよ

スタローンとは本当に仲が良くて 昔は電話で「今日は（撮影で）何人を殺した」「筋肉がどれくらい発達した」というのを報告しあっていた

スタローンが書いた絵も持ってるよ（笑）！（スタローン 恥ずかしそうに笑う）

▽ ハリソン・フォード

この作品が素晴らしいのは ストーリーテリングがしっかりしていることだと思う

実は 僕が演じる役柄はもともとパイロットの設定ではなかったんだけれど 僕に合わせて（ハリソン・フォードは飛行機のライセンスを持っている）飛行機の操縦をするキャラクターに変えてもらったんだ

年齢的に アクション映画に出演するとケガはどうしてもしてしまう

でも 少しぐらいケガをしたとしても 演技をすることに誇りを持っている

俳優というのは本当に面白い仕事だと思っているよ

▽ メル・ギブソン

この作品は 来るべきときにきた最高の作品だと思っている

僕が演じるのは悪役だけど そうは思わないようにしながら演じたんだ

（スタローンが横で一言）
「実は実在の人物をモデルにしていて 彼は資料をかなり読み込んでいたよ！」

▽ シルヴェスター・スタローン

「1作目と2作目は けっこう笑えるシーンを入れたんだが 今回はもっとマジなアクションをやりたくなった。観客がちょっと緊張するような感じのアクションをね。そしたら 3作目でようやく自分がやりたかったものができたんだよ。結婚生活みたいなものだね」

「全員がケガをした。みんな青アザだらけで ランディ（ラングレン）なんて 俺よりずっとケガをしていたよ」

「ハリソンが『インディ・ジョーンズ』を撮影していたころにはCGなんてものはなかった。でもケガをした分だけ報われる。俺たちはみんな そこに誇りを感じているんだ」

▽ ハリソン・フォード
「楽しい男たちとレディーと一緒に働けて とてもうれしかった。少しの間だったけれど とても良い時間を過ごせたよ」

▽ ジェイソン・ステイサム
（大勢のスターとスタッフが集結することもあり 会見で俳優陣は 若手とベテラン組が前後に分かれるという 珍しい座り方になった。スタローン シュワルツェネッガー バンデラス ラングレン ウェズリーに囲まれたジェイソン）
「ちょっと待てよ。俺だけ世代が違うぜ？」