誤った処置をすると最悪死亡してしまう可能性もある高山病の恐ろしさとは?

bc.piko
高山病は一時的なものと思っていませんか?しかし高山病になってしまった患者を誤った処置で対応してしまうと最悪死亡してしまうケースだってあります

高い山に登ると症状が現れる高山病

昨日山登りに行ったんだけど、高山病って言うのかな?
すげぇ頭痛い…… pic.twitter.com/wf3Sq7Ywxu
富士山は割と楽なほうですよええ・・・(高山病者談)
@nigiriokaka くっ…高山病で頭がクラクラする…

高山病とは?

高山病とは、2500m以上の高所に登った時点から、6時間~数日以内に頭痛、めまい、食欲不振、脱力、呼吸困難などを示す低酸素環境ていさんそかんきょう症候群です。
高山病| 外傷 – Yahoo!ヘルスケア

気圧の低下に伴って、酸素分圧が低下することによる低酸素症が主な原因です。高地へ登るまでの速さ、労作ろうさの程度、紫外線や寒冷、乾燥の程度などが高山病の発生を助長します。
高山病| 外傷 – Yahoo!ヘルスケア

低酸素状態に置かれたときに発生する症候群。最近では、(熱射病や日射病という病名がより病態を表現した熱中症と呼称変更されたように)「高度障害」と呼ぶ場合も多い。
高山病 – Wikipedia

高山病は3種類に分けられている

高山病は山酔いacute mountain sickness (AMS), 高地脳浮腫high-altitude cerebral edema (HACE), それに 高地肺水腫high-altitude pulmonary edema (HAPE)という大きく3種類の症候群に分けられます。
高山病で死なないために

山酔い(AMS)は一番よく見られる症状で、1200~1800mの高度でも発症し、2700m以上の高さに急にのぼったときによくおきます。症状は二日酔に似ていて、頭痛や倦怠感があり食欲がなく、吐き気があり時には嘔吐します。この山酔いの症状が現れるのは遅く、普通高地に到着後6時間~12時間後に始まります。
高山病で死なないために

高地脳浮腫(HACE)は山酔いが激しくなったものです。山酔いの症状に加えて倦怠感が強くなり、考えがまとまらなくなり、縦列歩行テスト(タンデムテスト)で運動失調が見られます。縦列歩行テストとは、まっすぐな線上をかかととつまさきを交互に接触させながら歩く検査で、高地脳浮腫(HACE)があるかどうかを見分けるのにはもっとも良い検査です。この縦列歩行テストを行って線からはずれるようなら高地脳浮腫(HACE)があると考えて、すぐに高度の低い地点におろすべきです。
高山病で死なないために

高地肺水腫 (HAPE)は単独でおきたり、高地脳浮腫と一緒におきてきます。最初の症状は運動をした時の息切れが激しくなってくることです。そして、次第に安静時にも息切れがひどくなってきます。通常は数分安静にして息切れがなくなるかどうかで診断できます。この時点で、高度の低い地点におろすことが絶対に必要です。
高山病で死なないために

吐き気だけじゃない!高山病の身体に現れる症状

高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400m以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。
高山病 – Wikipedia

主な症状は、頭痛、吐気、眠気(めまい)である。他に、手足のむくみ、睡眠障害、運動失調、低圧と消化器官の機能低下からくる放屁などが現れることもある。低酸素状態において数時間で発症し、一般には1日後 – 数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫(High-Altitude Cerebral Edema; HACE)や高地肺水腫(High-Altitude Pulmonary Edema; HAPE)を起こし、死に至ることもある。
高山病 – Wikipedia

二日酔いの症状にも似ているので専門家は「山酔い」と呼んでいたそうです。確かに二日酔いの経験者ならその状態を想像しやすいでしょう。症状が出た場合は無理をしないでしばらく休憩し、それでも状況が改善されない場合は下山してください。
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2000m級の山に登るときには注意が必要

最近は世界各国の様々な場所へ旅行することが出来るようになりました。かつては一部の登山家や特別の目的を持った人しか行かなかった高地にも、飛行機やヘリコプターなどを使って簡単に行けるようになってきました。
高山病で死なないために

その結果、旅行者本人が意識せずに標高の高い地域に滞在することにもなっているのです。高山病というと特別な登山家だけのものと思われがちですが、1800mから2500mを越える地域への旅行には高山病の危険があります。
高山病で死なないために

一時的な物だと侮ってはいけない!高山病は死亡してしまうケースもある

意識障害(トンチンカンな応答から始まり、刺激を与えていないと寝てしまう、そして昏睡など)が起きる。症状に気づいてから24時間以内に死亡した例もあるので、最初の段階で症状を見極め、適切な判断をすることが重要だ。
高山病対策について

高地を旅行する方に高山病について一番理解しておいて欲しいことは、高山病を完全に予防することではなくて、高山病で死なないことです。
高山病で死なないために

高山病の症状の発現や病気の進行は非常に遅く、十分予測が可能です。天候に遮られたり地理的に下へおろすことが不可能であるような条件がない限り、きちんとした対応をとれば高山病で死ぬことはないのです。
高山病で死なないために

高山病で死なないために知っておいて欲しいのは次の3点です。
高山病で死なないために

1:高山病の早期症状を知って、その症状の出現が判るようにする。
2:高山病の何らかの症状があったら、それ以上高い地点に上がらない。
3:同じ高度で休んでいても症状が悪くなったら低い地点に下りる。
おかしかったらすぐに低い地点まで降りるというのが鉄則です。周りの人と歩調を合わせようというのが一番危険です。

https://matome.naver.jp/odai/2140047280843919501
2014年05月19日