『三省堂国語辞典』の編集委員の方が、「汚名挽回」は誤用ではないとツイート
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
「元気回復」と「疲労回復」という言葉を思い浮かべると理解しやすいとのこと
道浦俊彦のことばのことばかり@kotobamichiura
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
マスコミでは「汚名挽回」やそれに類する「挽回」の使用を誤用と認定してきた歴史が
毎日新聞・校閲グループ@mainichi_kotoba
「汚名挽回」に関しては2013年にも大きな議論に
yunishioさんによる、「汚名挽回」は誤用ではないのではないか、と主張するブログ記事。
ここでは、青空文庫で「挽回」の用例を調べ、「汚名挽回」と言っても間違いではないと結論づけている。
この記事は当時反響を呼び、多くの賛否が分かれることになりました。
yunishioさんによる、上記の記事への批判意見への反論記事。
「汚名返上」は慣用語だから「汚名挽回」は間違い、という意見に対して、青空文庫の検索結果では「汚名返上」という言葉の使用例はなく、慣用ではないと反論しています。
「汚名挽回」の使用例
Hachiさんが、新聞記事検索で調べたところ、「汚名挽回」と「汚名返上」の使用例はゼロ、「名誉挽回」の使用例も1つしかなく、多くは「名誉回復」と書かれていたそうです。
Hachiさんによる、「汚名挽回」の使用例調査記事。
1936年の書籍に「汚名を挽回する」という用例、1942年の書籍に「汚名挽回」というそのものズバリの用例があるとのことです。
新聞検索では「不名誉を挽回」という用例が5件あったそう。
Hachiさんによる、Googleブックスを用いた「汚名挽回」「名誉挽回」「汚名返上」の使用例を調べた記事。
1934年の新聞記事に「名誉挽回」の使用例、1948年の書籍に「汚名返上」の使用例がそれぞれあったそうです。
戦後になってから、「名誉挽回」「汚名返上」は1950年台の時点でよく見られるようになったということです。
http://kokkai.ndl.go.jp/ で国会の議事録を検索してみると、
◆1940~1950年代
汚名挽回…2
汚名を挽回…1
汚名返上…2
汚名を返上…10
名誉挽回…7件(ヒット8件中1件は「不名誉挽回」でした)
名誉を挽回…4件(ヒット6件中2件は「不名誉を挽回」でした)◆1960年代
汚名挽回…1
汚名を挽回…6
汚名返上…1
汚名を返上…16
名誉挽回…8
名誉を挽回…0件(ヒット4件すべて「不名誉を挽回」でした)
★的を「得る」とか「役不足」を誤用する馬鹿 18★
2ちゃんねるに投稿された、国会議事録での使用例の数字です。
四字熟語として使用されるのは「名誉挽回」が最も多いとのことです。
一方、現在の国(文化庁)は「汚名挽回」を「本来の言い方」でないとする
恒例の文化庁の日本語世論調査で、「汚名挽回」と「汚名返上」のどちらを使用するか、が調べられた。
文化庁は「汚名返上」を「本来の言い方」と定め、報告書を提出しているが、調査の結果、「汚名挽回」を使用する人の方が多かった。
全体として,本来の言い方を使う人よりも,本来の言い方ではないものを使う人が多かったのは,「青田刈り」「汚名挽回」である。
「汚名挽回」を使う人の割合は,20代以下では「汚名返上」よりも9~39ポイント低い。30代で「汚名挽回」が「汚名返上」をやや上回り,40代~60歳以上で10~16ポイント高くなっている。
文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語に関する世論調査 | 平成16年度
(a)前回失敗したので今度は汚名挽回ばんかいしようと誓った
(b)前回失敗したので今度は汚名返上しようと誓った
結果
(a)の方を使う ・・・・・ 44.1%
(b)の方を使う・・・・・38.3%
(a)と(b)の両方とも使う・・・・・7.2%
(a)と(b)のどちらも使わない・・・・・7.5%
分からない・・・・・2.9%
「汚名挽回」の誤用指定はアニメや漫画のせい?
(1985年放送の『機動戦士ガンダム』で「汚名挽回」というセリフが「汚名返上」に書き直される)
脚本のミスのため、第4話において「汚名挽回」と誤ったセリフを発するシーンがある。翌週以降のジェリドのセリフには「名誉挽回」が多く登場した。なお、劇場版や漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では「汚名返上」に変更されている。
ジェリド・メサ – Wikipedia
(1987年に1巻が発売された田中芳樹の『創竜伝』では「汚名挽回」が誤用と断言されている)
創竜伝の中では「役不足」も「汚名挽回」も間違った用法はこうだ、と断言しちゃっていますから、作家先生とはえらいものだと思っている中高生の頭のなかにはそれが刷り込まれてしまって今日に至る、という風に考えています。
「汚名挽回」を誤用認定したのは誰か – novtan別館
若い世代にも誤用と刷り込まれている。
θ@yamada_theta
野村弘明@officeshambleau
とんび@外岡則和@tubupoko
とんび@外岡則和@tubupoko
「三省堂国語辞典」編集者の飯間氏の追記
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
gmjtptadgtjgp@gmjtptadgtjgp
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
飯間浩明@IIMA_Hiroaki
(2014/6/30)タレントの伊集院光さんがラジオで「汚名挽回って誤用じゃなくない?」と発信
・2014年06月30日放送のTBSラジオ系『伊集院光 深夜の馬鹿力』にて
・飯間浩明さんのツイートを知ってか知らずか、「疲労からの回復をするために、『疲労回復』って言葉をするならば、『汚名回復』って流れも、あって良いはずだ」と話す。
(2014/12/19)フジテレビで「汚名挽回」と答えた映像のテロップが「汚名返上」に差し替え
「汚名挽回」の名誉が挽回される日は来るのだろうか






著書『辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?』(http://amzn.to/Jdd14J )、『辞書を編む』(http://amzn.to/10WhZHN )など。
NHK Eテレ「使える!伝わる にほんご」講師。