お茶会マナー

hajigon
お茶会の初心者向け情報です。知らないことばかりなので、日々勉強しています。

1.茶道(チャドウ)には何種類あるの?

裏千家、表千家、武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)がある。
茶道は千利休が創始したと言われ、3代目千宗旦(そうたん)の次男である千宗守(そうしゅ)が武者小路千家、三男の千宗左(そうさ)が表千家、四男の千宗室が裏千家を創始した。
宗旦が自宅の裏庭に建てたのが今日庵であり裏千家、今日庵の表に建てたのが不審庵であり表千家、武者小路小川に建てたのが官休庵であり武者小路千家と呼ばれている。

「チャドウ」と「さどう」の違い
茶道の読み方を「さどう」と一般的に読みますが流派によって読み方が違います。
□裏千家    チャドウ
□表千家    さどう
□武者小路千家 チャドウ

流派を限定しない場合は茶の湯「ちゃのゆ」と呼びます。

2.寄付(よりつき)とは?

茶会に招かれたお客様が待ち合わせたり、足袋を替え身支度を整えて席入の準備をするための場所。江戸時代までは待合といわれ、明治時代から寄付と言われるようになりました。
寄付が待合席となり、約30名~40名(部屋により異なります。)に分けて茶席に入ります。
寄付の担当者は寄付で待っている人数や茶席に入っている人数や終了予定時間を把握し、スムーズなお茶会運営に努めます。

お客様には薄茶か濃茶のお茶券をもぎって、寄付で待機していただきます。
茶席の責任者から指示後、お客様は茶席に入っていただきます。

※注意事項
時計、指輪をはめてもかまいませんが、茶席に入る時(お茶を頂く際)はすべて外すこと。
茶道道具一式は高価ですので、傷をつけてしまう原因となります。
また、茶席に入る際は白足袋の代用として白い靴下を履くことになります。

3.お茶会に使われる名称

□拝服席 ご供茶のお裾分けとして客へふるまう席
□濃茶席 濃茶を飲む茶席。濃茶とは、抹茶の一種で湯を少なめに入れ濃厚で、数人で飲み回
します。濃茶は練るといいます。
□薄茶席 薄茶を飲む茶席。薄茶とは、抹茶の一種で湯を多めに入れ攪拌したものを、一人一碗
ずつ飲みます。薄茶は点(た)てるといいます。
□立礼席 椅子に腰掛けて行う気軽に楽しめる茶席。
□茶券  茶席の入場券。招待券と一般券の2種類があります。

お菓子はお茶をより美味(おい)しくいただくためのものです。普通はお茶を飲む前にいただきます。 濃茶(こいちゃ)のときは主菓子(おもがし・生菓子)を、薄茶(うすちゃ)のときは干菓子(ひがし)、落雁 (らくがん)や有平糖(ありへいとう)をいただくのが普通ですが、薄茶だけの場合はこの限りではありません。
裏千家ホームページ お菓子について

お茶会は、亭主がお客様を心からおもてなしするために、たとえば、七夕(たなばた)茶会、 さまざまなお祝いのお茶会など、季節や目的を考えて行われます。 正式のお茶会は茶事(ちゃじ)といって、懐石(かいせき・食事)、そして濃茶(こいちゃ)、 薄茶(うすちゃ)をさしあげて、お客様をおもてなしします。ここでは薄茶のいただき方を学んでみましょう。
裏千家ホームページ 薄茶の飲み方

茶碗(ちゃわん)と茶筅(ちゃせん)があれば抹茶(まっちゃ)をのむことはできます。 しかし、一碗を楽しみ、客との一座建立を目的とするとなると、さまざまな道具が必要となってきます。
裏千家ホームページ 茶道具入門

懐紙

白い和紙で使いやすい大きさの48枚が一帖となり、たとうに分けてあります。茶室ではお菓子をいただくときに使い、茶事以外では食器の汚れをとるときにも使用します。 一回の茶事で一帖使うと考え、お茶会の度に新しい一帖を用意するのが望ましいでしょう。

出典:http://wabiji.web.fc2.com/know/2.htm#4

楊枝

お菓子をいただくときに使用します。饅頭を除くすべての主菓子に用いるため、懐紙の間に入れておきすぐに使えるようにしておきましょう。

出典:http://wabiji.web.fc2.com/know/2.htm#6

扇子
茶室に入るときから茶室の外まで、扇子は茶室の挨拶に欠かせないものです。 敬意を表すべき人や、貴重な品に対し、一線を画し一段へりくだるために扇子を前に置いて礼を形にします。
使用しないときには、帯の左側へ差しておきます。
広げて使用することはほとんどありませんが、 名刺の交換や、月謝・お礼などを差し出す際には広げた扇子を台にします。出典:http://wabiji.web.fc2.com/know/2.htm#6

http://www.youtube.com/watch?v=HXnrzsIERCk
お茶をいただく前にお菓子をいただきます。
http://www.youtube.com/watch?v=VZYDuO0Pqiw
お茶の基本的なマナーを学習できます。

4.社会人としてのお茶席の作法とは

茶道とはいろんなことに決まりがあって堅苦しいと思われがちですが、本来茶道の世界に
ルールはひとつもなく、あるのはマナーだけです。「これをしてはいけない」ではなく、
「こうした方がいい」のでそのようにします。何も気にすることはありません。

本当に大切なのはただ出されたお茶をありがたく思いじっくりといただき、心から一杯の
お茶を楽しむことです。回りの人の真似をしていれば大丈夫なので、堂々としていましょう。

□席入り
席に入る前に白い靴下を履き、時計や指輪等の貴金属類を外す。
前の人に付いて部屋に入り適当に座る。(畳をまたいで座りません)
正座が基本ですが、促されたら無理せず足を崩しましょう。(茶席は30分程度です)
大きな声での私語は慎みます。
□お菓子のいただき方
一つの器に数人分のお菓子が盛ってだされます。器が運ばれた方はお礼を返します。
迎える側の人(半東)が「お菓子をどうぞ」と言ったら上(右側の人)から順に取る。
菓子器が回ってきたら、両手で持ち上げながらお礼(頂戴しますの意)をし、お菓子を取り、
隣の人(左側)に回します。
□お茶のいただき方
お茶が運ばれてきたら礼をされるので礼を返します。
茶碗を右手で取り、畳の左内側に置き、次の客に軽く礼をします。(お先にの意)
茶碗を右手で取り前に持ってきて、左手で茶碗の底(高台)を支えて一礼する。
時計回りに90℃ほど2回まわす。(真正面をよける)
味わいながら数回にわけてお茶を飲み干します。
飲み終わったら、先ほどとは逆に90℃2回まわし元に戻します。
畳の外に茶碗をだします。
□拝見と退席
お茶が振る舞われ、迎える側が礼をして下がったら席が終わりです。
その日の席で使った道具が飾られますので、形や、模様などから季節感や趣向を読み取り
感動します。お道具は触れないように気をつけ下さい。

https://matome.naver.jp/odai/2139812565204811301
2014年05月13日