ニューヨークのライカーズ島をご存じだろうか?
ライカーズ島はニューヨークのイースト川の真ん中に位置している。
Rikers Island – Wikipedia, the free encyclopedia
Riker’sは正確には刑務所(Prison)ではなく、拘置所(Jail)です。
アメリカ最大のライカーズ刑務所|Jellyの~日本のタブー~
判事が保釈金を設定し、それを払った者は裁判の日まで外に出られます。
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しかし保釈金を払えなかったり、凶悪事件だったり、逃亡の恐れがあると見なされて保釈を許されない者は、裁判まで収監されたままです。
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懲役1年以下の刑期を受けた者は、そのままRiker’sでオツトメになります。
アメリカ最大のライカーズ刑務所|Jellyの~日本のタブー~
ライカーズ拘置所
ライカーズ島には10の拘置所があり、常時1万人以上が収容されている。
18歳未満は禁止のはず
ニューヨーク州では、18歳未満の子どもを独居房に入れることを禁止している。
Sixteen, Alone, 23 Hours a Day, in a Six-by-Eight-Foot Box — Solitary Lives — Medium
しかし、ライカーズ拘置所だけは例外なのである。
Sixteen, Alone, 23 Hours a Day, in a Six-by-Eight-Foot Box — Solitary Lives — Medium
イスマエル・ナザリオ君は、180cm×240cmの狭い独房に4か月間も収容された少年の一人だ
Sixteen, Alone, 23 Hours a Day, in a Six-by-Eight-Foot Box — Solitary Lives — Medium
ティーンエイジャーたちは時々幻覚や発作に襲われ、叫び、尿を垂れ流し、コンクリートの壁にぶち当たり血を流すことも
Sixteen, Alone, 23 Hours a Day, in a Six-by-Eight-Foot Box — Solitary Lives — Medium
独房が精神に与える影響
アメリカ科学振興協会の研究者たちは、人間の精神は独房収容の感覚的、社会的な隔離状態に耐えられるつくりをしていないと述べた。
精神むしばむ独居房に科学者ら警鐘、「人間は隔離に耐えられない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
19世紀、何十万人もの受刑者を独居房に収容する大規模な心理学実験が行われた。
精神むしばむ独居房に科学者ら警鐘、「人間は隔離に耐えられない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
隔離によって自己の内面と神に向き合い、更生を促す試みだったが、まもなく多くの受刑者が正気を失うことが明らかになった。
精神むしばむ独居房に科学者ら警鐘、「人間は隔離に耐えられない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
視覚刺激や対人関係、身体活動、日光などを奪われると、人間の脳は数日で構造が変化すると指摘。
精神むしばむ独居房に科学者ら警鐘、「人間は隔離に耐えられない」 – Yahoo!知恵袋
ミシガン大学(University of Michigan)の神経科学者、フダ・アキル(Huda Akil)氏
――― 未成年を独房に入れることは、成人より精神的ダメージが大きいのでは?
事実、ライカーズの独房に収容されたティーンエイジャーは、4分の3の割合で精神衛生上の問題を呈しているという。
Sixteen, Alone, 23 Hours a Day, in a Six-by-Eight-Foot Box — Solitary Lives — Medium
独房に収容されたナザリオくん
▼ナザリオくんをモデルに描いたアニメーションです。言語は英語ですが、独房がいかに精神にダメージを与えるか、動画で伝わってきます。
この島全体が刑務所です。
グーグルアースでみてもこの刑務所がとてつもなく大きいことがわかります。