ニュースで耳にする『行政指導』の本当の意味を知っていますか?

bc.piko
ニュースなどで良く耳にする行政指導の意味を理解していますか?今回は行政手続法の行政指導についてまとめました

ニュースなどでよく聞く『行政指導』とは?

行政機関がその任務又は所掌事務の範囲内において一定の行政目的を実現するため特定の者に一定の作為又は不作為を求める指導、勧告、助言その他の行為であって処分に該当しないものをいう。
行政手続法

行政指導とは、行政から市民に助言や勧告をしたり、希望・期待を表明したりするものです。市民間の紛争を予防・解決するために出されることもあります。
行政指導 | 法、納得!どっとこむ

行政指導と聞くと行政機関からのお叱りのようにも聞こえるが、、

行政指導とは法的拘束力が無い『改善のお願い』

第三十二条  行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、いやしくも当該行政機関の任務又は所掌事務の範囲を逸脱してはならないこと及び行政指導の内容があくまでも相手方の任意の協力によってのみ実現されるものであることに留意しなければならない。
行政手続法

行政指導は処分ではないので、特定の人や事業者の権利や義務に直接具体的な影響を及ぼすことはありません。
行政手続法Q&A

行政指導は、処分のように、相手方に義務を課したり権利を制限したりするような法律上の拘束力はなく、相手方の自主的な協力を前提としています。したがって、行政指導を受けた者に、その行政指導に必ず従わなければならない義務が生じるものではありません。
行政手続法Q&A

指導に従わないと行政機関から不利な扱いを受けるの?

行政指導に携わる者は、その相手方が行政指導に従わなかったことを理由として、不利益な取扱いをしてはならない。
行政手続法

行政手続法第32条2項で記載があります

行政指導の特徴は、法的拘束力がない点で、このため、行政指導に従わない者に対して強制執行や行政罰の対象にすることはできません。
第124回 行政指導 | 独学お助け隊の行政書士講座

行政指導の相手方がその指導に従わないからといって、そのことを理由に、例えば今まで平等に提供していた情報をその相手方だけに提供しない、別の許可申請のときに意図的に嫌がらせをするなどの差別的、制裁的な取扱いをすることは禁止されています。
行政手続法Q&A

行政指導は、行政機関が行政目的実現のため国民に働きかけ、その自発的な協力を要請する行為とも定義されています。
第124回 行政指導 | 独学お助け隊の行政書士講座

もう少し行政指導について詳しく『33条』と『34条』も知っておこう

33条、従わない旨を表明したら行政指導は継続してはダメ!

Aが納得してこの行政指導に従うのであれば何も問題はありません。けれども,Aが許可申請に違法なところはないと考えてその行政指導に従う意思がない場合に,保健所長がいつまでも行政指導を継続すると,あくまで事実上のお願いにすぎない行政指導によって,Aの権利の行使を妨げることになってしまいます。
行政手続法入門・第4章

第三十三条  申請の取下げ又は内容の変更を求める行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、申請者が当該行政指導に従う意思がない旨を表明したにもかかわらず当該行政指導を継続すること等により当該申請者の権利の行使を妨げるようなことをしてはならない。
行政手続法

34条、行使する意思が無いのに権限を行使し得る旨を示してはダメ!

営業許可の取消処分や営業停止処分をする権限を持っている保健所長から,これらの権限を行使する意思がないにもかかわらず「行政指導に従わないのなら,営業許可の取消しもできるのですよ。」などと言われてしまうと,Aが理不尽な行政指導だと考えたとしても従わざるを得なくなってしまいます。
行政手続法入門・第4章

第三十四条  許認可等をする権限又は許認可等に基づく処分をする権限を有する行政機関が、当該権限を行使することができない場合又は行使する意思がない場合においてする行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、当該権限を行使し得る旨を殊更に示すことにより相手方に当該行政指導に従うことを余儀なくさせるようなことをしてはならない。
行政手続法

https://matome.naver.jp/odai/2139373389409135501
2014年03月03日