シェアハウス「SHAREyaraicho」がめちゃくしゃオシャレな件

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東京都新宿区の住宅地に、7人が入居する「シェアハウス」が建っています。1階の作業場で住人が共同で使用する家具などを製作し、「住みこなし」を体験し実践する、今もっとも新しいコンセプトの集合住宅です。

東京・新宿区の古くからの落ち着いた邸宅地の一画に、3階建ての大きな箱のような建物があります。
ここは、20代~40代の性別も職業も異なる7人が、キッチンやリビングやトイレ・バスルームなどを共有しながら、一人ずつ個室を持つというシステムの共同住宅です。
大きな箱にシェアして住む[SHAREyaraicho] [建築家・設計事務所] All About

門型フレームとテントのファサード

最寄りの地下鉄の駅を出て、有名出版社のある通りの角を入ると、路地の先に能楽堂があるという落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。
このエリアの小さな公園の近くに、金属の門型フレームにテント張りというユニークな建物が建っています。
ファサードに張られたテントには鍵の付いたジッパーがあり、それを上げると入口になるというユニークな発想の入口になっています。
中に入ると、予想外の驚きの空間が待っていました。
大きな箱にシェアして住む[SHAREyaraicho] [建築家・設計事務所] All About

吹抜けのテラスのある部屋

内部はラーチ合板で覆われた9.5mの天井高をもつ大空間です。頭上には隈太一さんの住む個室が横たわっています。インテリアはラーチ合板と白くペイントされた壁と、室内の左右一杯に伸びる大窓で構成されています。
大窓はアルミのフレームにFRPの透明な波板を張ったもので、ファサードのテントとダブルスキンのようになって外の光を室内に採りこんでいます。
北向きにもかかわらず、とても明るい空間になっています。
奥の1枚が開閉できるようになっていて、そこからコモンテラスと名付けられた、2坪ほどの室内の庭に出ることができます。
ここに立つと、吹抜けの大空間を独り占めしたような、大らかな気分に浸ることができます。
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屋上にはハーブガーデン

コモンキッチンのガラス窓を開くと、幅の狭い鉄の階段が現れます。昇りきると広いルーフガーデンが待っていました。広さは約21坪。ここの立地が台地なので、遠く新宿の副都心やスカイツリーまで眺めることができるのです。
周囲は鉄の手摺とエキスパンドメタルのデッキが一周していて、晴れた日には物干としても活用されています。
北側の半分はハーブガーデンとして使われていて、ここで育てたハーブは、住人の日常の食事や友人を呼んでのパーティーの時などに供されるそうです。
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シェアされる設備と家具たち

シェアハウスのメリットは、敷金礼金、保証人制度が無く初期費用が安いこと。また、共用部では人との接点が自然と生まれ、個室ではプライベートを保つことができる点にあります。
この[SHAREyaraicho]でも、月に一回パーティやオープンハウスなどのイベントを開き、住人の友人や地域の人々との交流を図っているそうです。
これからも、この新しいスタイルの住まい方に注目です。
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https://matome.naver.jp/odai/2139321016191269101
2015年01月07日