東急:今後の降雪時の対応を発表、また負傷者数を訂正
東横線元住吉駅で発生した列車追突事故を受け、降雪・積雪時の運行対応を発表
降雪時、積雪時の運行対応について
降雪、積雪の状況、ブレーキの制動状況などに応じて、駅間最高速度および駅進入時の速度を低減して運行します。(1) 以下の積雪状況に応じて速度規制を実施します。
・1時間に15㎜の積雪、またはそれが予想されるとき、もしくは降り始めからの積雪量が150㎜を超えた場合、東急各線(世田谷線を除く)は、規制された速度で運転し、速度を落として駅に進入します。
・1時間に25㎜の積雪、またはそれが予想されるとき、もしくは降り始めからの積雪量が200㎜を超えた場合、東急各線は、さらに低い速度の規制により運転します。
(2) 降雪、積雪の状況によっては、運行本数を減らして運転します。
東横線での列車衝突事故を踏まえた降雪時、積雪時の運行対応について|東急電鉄
当日、病院に救急搬送されたお客さま
(19名:軽傷)
後日、駅・お客さまセンター等にご連絡いただいたお客さま
(41名、2月19日時点)
東横線での列車衝突事故に関するお詫び|東急電鉄
遠因は車両の軽量化?
雪が事故の直接的な引き金になったことはほぼ間違いないだろう。
だが鉄道関係者の中には、もっと本質的な問題が潜んでいる可能性を指摘する声もある。それは車両の過度な軽量化である。
東急東横線の列車衝突事故。遠因として囁かれている車両の軽量化
事故車と同型車「5000系は「人と環境に優しい車両」を設計コンセプトに2002年5月に登場しました。
さらに、東日本旅客鉄道と東急車輛製造が共同開発した通勤形量産車両E231系をベースとして部品を共通化するなど、コストダウンを図り、各機器の低騒音化と集約による軽量化により、8500系に比べ、使用電力を約40%削減しています。」
鉄道車両が空転することなく動力をレールに伝えるためには一定の摩擦力が必要となるが、それを担保するのは車両の重量ある。したがって鉄道工学上、動力車量の重量はなるだけ重い方がよいとされている。
一方、重量が重いと消費電力が大きくなり、加速も悪くなる。最近では、コストとスピードアップを優先するため、車両の軽量化が急ピッチで進められている。また台車もボルスタレス台車という簡素で軽量なタイプのものが主流となっている。だが専門家の一部からは、過度な軽量化は脱線の原因になるとして慎重にすべきであるという声が上がっていた。
東急東横線の列車衝突事故。遠因として囁かれている車両の軽量化
業界では更なる軽量化を追求中
総合車両製作所(横浜市金沢区)は10日、次世代ステンレス車両「サスティナ」1号車を報道関係者に公開した。
同社はステンレス車両の国産化に初めて成功するなど、ステンレス車両の開発に力を入れてきた。「サスティナ」は省エネルギーと安全性の両面を強化。骨組みを軽量化することで従来のステンレス車両よりも0・5トン軽量化し、アルミ車両に匹敵する25・5トンの車体重量を実現した。
次世代ステンレス車両「サスティナ」完成、総合車両製作所と東急電鉄が開発/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ — 神奈川新聞社
原因調査が進行中
東急電鉄広報に話を聞いてみると、衝突を防ぐための自動列車制御装置(ATC)が設備されている車両であり、運転士も手順通りに運行していた。追突した車両に停止命令が出た場所での時速は80キロだったが、ATCの上限である95キロを下回っているため衝突が起きるはずのない速度だ。このATCの上限は、天候によって変更することはないのだという。
「事故当時にATCは正常に稼働していたため、どうして事故が起こったのかについての判明を急いでいます」
東急電鉄、大雪の日にブレーキ効かずオーバーランが10件 「元住吉駅」衝突事故は速度制限をしなかった「人災」なのか? (2/2) : J-CASTニュース
東急は15日夜に記者会見し、後続車両が非常ブレーキをかけたが止まりきれずに追突した、と説明した。
運輸安全委員会の斉藤秀俊・鉄道事故調査官は15日、追突現場を確認し、双方の運転士と車掌から状況を聞き取った。斉藤調査官は報道陣の取材に応じ、後続の運転士が「前の列車が駅にいる」との内容の連絡を受けていたと話したことを明らかにした。
東急「ATCは正常に作動」 追突事故で会見:朝日新聞デジタル
運輸安全委員会が鉄道重大インシデントとして調査を開始
14日は11件のオーバーランが発生。午前中は2メートルのオーバーラン1件だった。気象庁が横浜市内で14センチの積雪を観測した午後6時台は妙蓮寺駅で停止位置を10メートル超過。20センチ以上の積雪に達した午後10時~11時台は、大倉山駅などで18~25メートルのオーバーランが4件続いた。
オーバーラン、事故前に頻発 東急東横線の電車衝突事故 :日本経済新聞
影響
16日の始発から全線で運転を再開しました。
東急東横線 始発から全線運転 NHKニュース
現場には、15日朝、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が入り、衝突の状況を調べるなど、事故原因の解明に乗り出している。
FNNニュース: 東急東横線電車追突事…
事故車両の移動
Tsukamoto Masayasu@Kuromaguro888

このはな@JA753A
よく見かける画像は8号車と7号車だったが、5号車の損傷もヒドい。
これは編成単位で廃車だな…
#元住吉 #東横線 pic.twitter.com/huU31XVzeg

元住吉駅も修復
桜井 僚@r_sakkun

追突した電車
桜井 僚@r_sakkun


https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139241719720844903
東急東横線元住吉駅構内で停車していた車両(手前)に追突した後続の車両=川崎市中原区で2014年2月15日午前2時55分、武市公孝撮影
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140215-00000014-mai-soci.view-000
追突された電車
雫塩@salt_drop

Aキヨ@A_Kiyo4102

朝日新聞の写真より

https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139241668920630403
車内の様子

https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139241678120690903
衝突した電車は1両目・2両目が脱線
ホーム:床面がはがれ、破片が飛び散る

https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139241687620791703
Twitterには乗客による画像が
くろぽに with 37mm機関砲@Cureimia

動画ニュース

https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139243364227476003
何が起きた?なぜ?
15日午前0時半ごろ、川崎市中原区の東急東横線元住吉駅で、停車していた渋谷発元町・中華街行きの下り普通電車(8両編成)に、後続の同じく渋谷発元町・中華街行き普通電車(同)が追突
東急東横線で電車追突、18人けが 元住吉駅 :日本経済新聞
追突の弾みで後続電車の1、2両目が脱線、運転席のフロントガラスなどが破損した。
東急東横線で電車追突、18人けが 元住吉駅 :日本経済新聞
乗客は「何が起きたのかわからない。衝撃を受けまして、ガンという感じで」と話した。
FNNニュース: 東急東横線・元住吉駅…
追突された電車に乗っていた27歳の男性は「元住吉駅に到着した際、『停車位置を行き過ぎたので戻ります』とアナウンスがあった。そのあと電車は止まったままだったが、突然、強い衝撃を受けて停電になり、車内が真っ暗になった」と話しています。
東横線 後続の電車が追突18人軽傷 NHKニュース
同じ電車に乗っていた別の会社員男性は「強い衝撃で2メートルくらい飛ばされた。皆で『大丈夫ですか』と声を掛け合って避難した」と話した。
乗客「2m飛ばされた」…東横線追突・脱線事故 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
追突された電車はホームをおよそ30メートル行き過ぎていたということです。
東横線 後続の電車が追突18人軽傷 NHKニュース
19人がけがを負ったが、いずれも軽傷だという。
東急東横線で脱線、19人けが 元住吉駅で電車追突:朝日新聞デジタル

https://matome.naver.jp/odai/2139241585720478701/2139244488834576203
雪の影響でダイヤが乱れており、停車していた電車には約80人、後続には約60人の乗客がいた。
東急東横線で電車追突、18人けが 元住吉駅 :日本経済新聞
警察の調べに対し、追突した列車の運転士は「ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという
東横線、列車追突で一部区間運転見合わせ | NNNニュース
事故の2、3分前に東急目黒線で元住吉駅に着いたアルバイトの女性(35)は改札に向かう階段の途中で、後方から「ドーン」という衝突音がしたのを聞いた。振り返ると、火花が上がっているのが見えたという。
改札を出た後に様子を見に戻ると、東急東横線のホームから頬がざっくり切れたり、耳の辺りが切れたりした乗客がエスカレーターで上がってきた。駅員らは駅員室にけが人を誘導していたという。
東横線衝突事故 「火花が上がっているのが見えた」現場の女性:イザ!
東急東横線は大雪の影響でダイヤが乱れ、電車と電車の間隔が詰まっていたということで、警察は前の電車が停車位置を行き過ぎて止まったところに後続が追突したとみて、ATC=自動列車制御装置の作動状況を含め事故の原因を調べています。
東横線 後続の電車が追突18人軽傷 NHKニュース
東急電鉄によりますと、大雪による視界不良が原因だった可能性もあるということです。
東横線で電車追突、18人けが 雪による視界不良か
原因は?
追突した電車運転士は、先行電車が止まっていると事前に連絡を受けていたという。
東京新聞:東横線事故 ブレーキ力低下か 当日オーバーラン10件:社会(TOKYO Web)
東急によると、先行電車が元住吉駅で約30メートルオーバーランしたため、指令室の指示を受けた後続電車は約600メートル手前で、最も制動力の強い非常ブレーキをかけたが、時速30~40キロで追突した。ブレーキをかけた後も先頭車両の車輪が回り続けたデータがあり、十分に利いていなかったことが判明した。
非常ブレーキも速度落ちず 東急東横線 – 社会ニュース : nikkansports.com
突した電車のブレーキは雪への対策を取ったタイプだったにもかかわらず国の基準で求められる性能を果たしていなかったことが分かり、国の運輸安全委員会はブレーキの雪対策などに問題がなかったか調べています
東横線事故 雪対策ブレーキ性能果たさず NHKニュース
追突した電車のブレーキは、最高速度で走行しても原則600メートル以内で止まることができるという国の基準を満たした性能だったうえに、雪が降った際、ブレーキパッドという部品を車輪に軽く押し当てた状態で走行することで車輪とブレーキの間に雪が入りにくくするタイプだった
東横線事故 雪対策ブレーキ性能果たさず NHKニュース
しかし、追突した電車は最高速度を30キロほど下回る時速80キロ程度で走行中に非常ブレーキをかけたのに基準どおりには止まらず、およそ600メートル走り続けて前の電車に追突していて、結果として求められる性能を果たしていませんでした。
東横線事故 雪対策ブレーキ性能果たさず NHKニュース