あなたは脳みそを知っているようで全く知らない
脳は動物の頭部にある、神経系の中枢。狭義には脊椎動物のものを指すが、より広義には無脊椎動物の頭部神経節をも含む。脊髄とともに中枢神経系をなし、感情・思考・生命維持その他神経活動の中心的、指導的な役割を担う。
脳 – Wikipedia
脳が重いほど知能が高く賢いのか?
昔から、人間が動物よりも知能が高いのは脳が重いからだと言われていた。
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
そこで、アインシュタインの脳の重さを実際に計ってみた
ホルムアルデヒドに漬けられて保存されたアインシュタインの脳を研究すれば、天才の脳の秘密がわかるかもしれない…と脳科学者たちは考えた。
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
計ってみると驚きの結果が!!
アインシュタインの脳の重さは1230グラムだった。
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
人間の脳は平均すると1400グラム。
男性の平均は女性の平均より100グラムほど重いことわかっている。
人間以外の脳の重さはどれぐらいなの?
脳の大きさ=脳の重さ=知能の高さではない。
これはイルカやクジラに限らず、哺乳類全般に言えることである。
基本的に脳の重さはその個体の体重に比例する。
重さが関係ないのはわかった。じゃあ脳のシワでしょ?
人間の脳の表面には丸みを帯びた低い隆起(これを回という)がたくさんあり、その間を谷間のような形の講(こう)が走っている。これが一般にしわと呼ばれているものである。
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
大脳皮質の表面積を増やすことによって、より多くの情報を収めることができるようになる。大脳皮質は記憶を長期間保存しておく場所ですから、単純に考えれば、「しわが多い人ほど記憶量が多い」ということになる。
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
でもそうなると、「人間が一生に使う脳細胞は全体のほんの一部にすぎない」という「常識」と矛盾してくる。使っていない細胞があり余っているのに、なぜ「スペースが足りない」といってわざわざしわを作る必要があるのだろうか?
脳の重さやしわは頭のよさと関係あるか?
ちなみに動物はというと…
じつはイルカの脳は人間よりはるかにシワが多く複雑な構造をしている。
「知能が高い=シワが多い」と簡単にはいかないようだ。
賢い人の脳にはシワが多い? – 教育プロジェクト 脳の迷信・うそ – 大阪大学大学院 認知脳科学研究室:藤田研究室
ここまでをまとめてみると…
今回の結果から脳の重さとシワだけを見て知能が高いという予想は、正しいとは言えない
賢い人の脳にはシワが多い? – 教育プロジェクト 脳の迷信・うそ – 大阪大学大学院 認知脳科学研究室:藤田研究室
脳は現代科学をもってしてもまだ未知の部分がたくさんある。
そんな複雑で未知の能力を持つ脳だからこそ、「大きければ大きいほど良いに違いない!」と思うのも自然であり、 脳の大きさが頭蓋骨により制限されている人間では「シワが多いほど賢い!」という結論に至るのも無理はない
賢い人の脳にはシワが多い? – 教育プロジェクト 脳の迷信・うそ – 大阪大学大学院 認知脳科学研究室:藤田研究室
脳にシワが多く複雑な構造をしている生物は、知能が高いというのも事実。
今後もし脳のシワが平均よりもはるかに多い人が生まれたとしたら、この説がひっくり返るような 結果がでるかもしれない。
賢い人の脳にはシワが多い? – 教育プロジェクト 脳の迷信・うそ – 大阪大学大学院 認知脳科学研究室:藤田研究室