通勤電車でチェック出来る「7つの習慣」まとめ

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20世紀最大の自己啓発書「7つの習慣」。ビジネスのみならず人生全ての局面で活用できる「成功を収める人が身につけている7つの習慣」のエッセンスを、日々ちょっとした時間に見直せる形でまとめました。

改めて「7つの習慣」って?

「7つの習慣」とは、ビジネス思想家であるスティーブン・コヴィー博士が1989年に発表した自己啓発書の題名。全世界2,000万部、日本でも130万部を売り上げた驚異のベストセラー。

よくある自己啓発書とどこが違うの??

「7つの習慣」で一貫しているのは、短期的で一時的な効き目を狙った付け焼き刃のやり方ではなく、一生使える本物のやり方を目指すというスタイル。これを本書では「原則重視」といいます。

また、第1〜第3の習慣が「私的成功(自分自身の成長)」のための習慣、第4〜第6の習慣が「公的成功(会社や組織や家族の成長)」のための習慣であることなど、「あらゆる問題を解決するためにまず自分自身の成長が必要となる」という大原則も徹底して強調されています。これを本書では「インサイド・アウト」といいます。

それぞれの習慣を、これ以上ないぐらいに凝縮して要約してみます。

第1の習慣:主体性を発揮する

主体的な人間とは、自分の力で変えられる物事に努力を集中させる人のこと。
逆に受動的な人間とは、人を非難したりあら探しをしたり、文句を言ったり被害者のように振る舞ったりする人。
主体的を発揮するためには、まず自分の人生に起こっていることを自分の責任だと認めなくてはいけません。

第2の習慣:目的を持って始める

リーダーシップとは何を達成すべきかというビジョンを示すことをいい、
逆にマネジメントはそのビジョンを最大限達成する手段をいいます。

リーダーシップ:方向づけ、目的意識
マネジメント:管理、指図

自分自身の人生に対してリーダーシップを発揮し、
その上で自分自身の人生をマネジメントする必要があります。

第3の習慣:いちばん大切なものを最優先する

人間の活動は4つに分類できます。

「第1領域:緊急かつ重要」
(例)締め切りのある仕事、ピンチや災害
「第2領域:緊急ではないが重要」
(例)計画づくり、人間関係を深めること、勉強
「第3領域:緊急だが重要ではない」
(例)かかってきた電話、会議
「第4領域:緊急でも重要でもない」
(例)ひま潰し

人生において一番大切なものは実は「第2領域」の中にあり、
成功を収められるかどうかは、いかにこの第2領域に力を注ぎ込むかで決まるのです。

第4の習慣:Win-Win(自分も相手も勝つ)を考える

我々は受験や偏差値や売上競争などでWin-Lose(勝つか負けるか)の考え方に慣らされています。
しかし実は競争することがいい成果を生むのは市場で起こる出来事に限られています。

「限りあるケーキを皆で分け合わなくてはならない」という「欠乏マインド」の考え方ではなく、
「全員が満足するだけのケーキがあるはずだ」という「豊かさマインド」で人間関係を見つめることからWin-Winが始まります。

第5の習慣:理解してから理解される

本当の人間関係を築くためには相手の言うことに深く耳を傾けることが必要です。
しかし人は往々にして自分の考えを先に言いたがったり、会話に口をさしはさむチャンスをうかがっていたりして本当には相手の話を聞いていません。

これを防ぐためには「共感」を持って相手の話を聞くことです。
つまり相手に心から感情移入することです。
感情移入しても自分の軸がぶれないかどうかは第1〜第3の習慣がどれだけ身についているかで決まります。
「共感」を持って相手の話を聞くことで、初めて相手に「この人は自分を理解してくれた」と感じてもらえ、そこから本当の信頼関係が築かれていきます。

第6の習慣:シナジー(相乗効果)を発揮する

シナジーとは、「1+1=6(またはそれ以上)」になるような状態のこと。
シナジーは驚異的な成果を生み、第1〜第5の習慣はこの瞬間のためにあります。

目的が違っても、価値観が違っても、むしろ違うからこそ、その違いを尊ぶことでシナジーを生むことに繋がります。
現に自然界はあちこちにシナジーが満ちているから成り立っているのです。

例えば「男性的」な考え(分析的、論理的、言語的)と「女性的」な考え(直観的、創造的、視覚的)で、論戦をしてどちらかがどちらかを負かすというのは馬鹿げています。
真の成果はお互いがお互いを活かし合うことの中にしか存在しないからです。

第7の習慣:刃を研ぐ

最後の習慣は車や機械でいえばメンテナンスに相当するもので、
第1〜第6の全ての習慣をより強く成長させることを可能にするものです。
自分自身の刃を研ぐためには、人間の四つの側面に着目する必要があります。

肉体的側面:運動、食生活、ストレス管理
社会的側面:奉仕、共感、シナジーによる人間関係
精神的側面:反省、瞑想
知的側面:読書、ビジョンの視覚化、計画

駆け足で紹介しましたが、「7つの習慣」は読むたびに力が沸き上がってくるような素晴らしい名著です。気になった方はぜひ本屋さんで手に取って開いてみてください。

世間に出まわっている自己啓発書の原点は『人を動かす』『7つの習慣』『思考は現実化する』の3冊であり、これらを読めば十分だそうです。自己啓発というよりは処世術として必要な知識だと思うので「私気になります!」と思った方は読んでみることをお勧めします。
包丁は研がなければ、ただの鉄の板。
夢もそういうもの
毎日繰り返し研いで使って、やっと自分の望む刃の角度が見えてくる。7つの習慣の、第7の習慣=刃を研ぐ(常時向上システム)の意味するところは
本当の力とは、理解することでなく「習慣」化すること。定期的に刃を研ぐ時間を確保せよ。

https://matome.naver.jp/odai/2139109741389229201
2014年01月31日