極寒の夜、酔っ払った19歳の女子大生に起きた悲劇・【閲覧注意】

Tamba
去年の暮れ、アメリカのミネソタ州を大寒波が襲った時に、19歳の女子大生に起こった悲劇です。

2013年12月6日(金)、7日(土)

アメリカのミネソタ州ダルースに住む、ミネソタ大学2年生の19歳の女性、アリッサ・ジョー・ロメルさんは、去年の12月6日、金曜日の夜、友人の家でゲームを楽しんでいた。

アリッサ・ジョー・ロメルさん。

ゲームは、”ride the bus.”(バスに乗る)と呼ばれるドリンキング・ゲームで、敗者がアルコール飲料を飲まなければならないというものである。

“ride the bus.”ゲーム。

彼女の選択はテキーラであった。

テキーラ・ショット。

ロメルさんはその日の午後2:30頃、自身のTwitterに“今夜はテキーラ・ショット、うんっっっ!!”とツイートしている。友人達とゲームをしながらテキーラを飲むのを楽しみにしていた様子。

既に除去されてしまった彼女のツイート。
アメリカでは飲酒は21歳以上でなければ許可されていない。アルコール飲料も、21歳以上でなければ買えず、買う時には身分証明書の表示が必要とされている。もし販売者が身分証明書の確認を怠ったのを見つかった場合には、仕事をクビになるという事も珍しくない。

その夜、ミネソタ州は大寒波に見舞われた

地図で、赤い点のところが、ロメルさんが住んでいるミネソタ州のダルース。
この12月7日の温度地図で、ダルースは華氏でマイナス16度となっています。摂氏にすると、約マイナス27度です。

12月7日の朝、9:30頃、道を通りがかったカップルが、女性がポーチの前に倒れているのを発見、警察に通報。倒れていた女性はロメルさんであった。

カップルがロメルさんを発見した場所。

彼女の手は通常の3倍に膨れ上がっており、手のひらから指にかけて、皮膚が裂けてしまっていた。

Her hands were three times their size with skin split from palm to finger
Student, 19, loses all her fingers after being left on porch for hours

駆けつけた警察が見た時のロメルさんの手の状態です。

ロメルさん。

ロメルさんはすぐに病院に運び込まれるが、酷い凍傷にかかっており、火傷専門の病院(凍傷の治療も行う)にすぐさま移される。

凍傷の例。こんなに膨れてしまうものなのですね。ロメルさんの手はもっと酷かったようです。

警察の調べによると、ロメルさんは当日の午後5:30に仕事を終えて帰宅、夕食にベーグルを食べた。その後友人が彼女を迎えに来て、友人宅でドリンキング・ゲームが始まる。

深夜までには自宅に帰りたいとのロメルさんの希望で、午後11:30頃、3人の男性の友人がロメルさんを迎えに来、ロメルさんを家に送り届ける。(ロメルさんは数人の女性のルーム・メイト達と家を借りて住んでいた。)

一緒にいた友人たちは皆、ロメルさんは泥酔状態ではなく、しっかり話し、歩いていた、自宅の鍵もちゃんと持っていたと話している。男性達はロメルさんを家の前で降ろし、自分たちのパーティーへと去っていった。

ロメルさん。

9時間以上の後、通報を受け、駆けつけた警察が見たのは、自宅の隣家のポーチに横たわる、セーターにジャケット、ジーンズにUGG ブーツを履いた、冷たくなって意識を失ったロメルさんであった。

UGG ブーツ

雪の上にはロメルさんがガレージの前、車の周りを歩き回った跡があり、ポーチの前には四つんばいで這った跡もあり、彼女の携帯もすぐ近くに落ちていた。警察は、寒さと酔いで混乱状態になったのだろうと見ている。

その夜、自宅にはルーム・メイトもおり、ビデオを見ていたが、ドアのノックの音も何も聞かなかったと話している。隣家にはロメルさんたちと同じ大学に通う女子バスケット・ボール・チームのメンバーたちが住んでいたが、試合旅行に出かけており、その夜は誰もいなかった。

ロメルさんが発見された隣家。

警察は、彼女が夜遅くに“おいしい、おいしい、10ショットのテキーラ”とツイートしていた事実も発見した。

Police also reported finding a tweet from Lommel later that night which stated “Yum Yum 10th shot of tequila.”
Alyssa Jo Lommel, 19, Nearly Freezes To Death After Playing Drinking Game | Wackbag.com

既に除去されているが、友人宅からツイートしたようである。最低10ショットのテキーラを飲んだ様子。

2014年1月

医師たちはロメルさんの両腕、両足の血流を取り戻すための手術を施術、しかし、今年の1月始め、医師たちは、ロメルさんの片足のかかとの皮膚組織を切除、片足の全てのつま先の切断、もう片方の足は全ての足指を切断しなければならなかった。

足の損傷の回復後は、補助具をつければ、普通に歩行できるようになるだろうと医師たちは語っている。

2012年、10月に彼女がフェイスブックにポストした体操競技中の写真。

1月21日の火曜日、ロメルさんの母親、テリ・ロメルさんが近況を発表したところによると、その週、医師たちの必死の努力にもかかわらず、医師たちはロメルさんの両手の全ての指を、こぶしの下で切断しなければならなかったという事である。

ロメルさんの両親。

この時点では、まだロメルさんはこの事実を知らされていなかった。

ロメルさん。

この後も、四肢の損傷を改善するための皮膚移植手術が予定されている。

ロメルさん。
ジュースを飲ませてもらっているロメルさん。

その後

3週間のこん睡状態の後、12月30日に、医師に両手足の指の切断の事実を告げられた時の彼女は、『本当じゃない、本当じゃない、本当じゃない・・』とつぶやくばかりであった。

その後の辛い時を乗り越え、気付いたことは、『これが私。今の新しい私。』ということであった。そして彼女の、手指、足指切断者としての新しい生活がはじまった。

ロメルさんの親友、エイミーさん。辛い時に大きな支えになったくれた。
ロメルさんの母親が、たまに休息が取れるように、ロメルさんの世話を交代してくれる。

あれから4ヵ月、ロメルさんは自分で入浴、化粧もでき、テキストもできるほどに回復した。
ロメルさんの兄は、『アリッサは、もう、母さんより早くテキストできるぐらいだよ。』と笑う。

補装具をつけ、化粧をしているロメルさん。
足のつま先、かかとの一部も切除したため、特別なブーツを履いて歩行する必要であった。もう、今はブーツなしで歩行できるようになった。

彼女は今、こう語る。
『もし、自分で出来ると信じれば、何だって出来るのね。今までとは違うやり方で、だけど。』

‘I can do anything if I put my mind to it. It’s just different than how I used to,’
Teen recovering after passing out in freezing temps forced amputations

ロメルさんは、秋には大学に戻るつもりであると話している。

https://matome.naver.jp/odai/2139052619260177301
2014年04月15日