その発想は無かった!高校生が害虫駆除アイデアで特許出願

さらとが
千葉県の高校生が開発したという海外からも反響があり年内にも特許出願する予定のものとは?

農作物にとっての害虫を駆除する方法

テントウムシは作物や園芸植物の害虫であるアブラムシ・カイガラムシ・ハダニ類等を捕食する天敵。生きた農薬とも言われている。
テントウムシ | イカリ消毒 | これであなたの家から不快な虫がいなくなる

米ニューヨークセントラルパーク管理委員会は地球に優しい害虫駆除方法として、てんとう虫を利用。
NYセントラルパーク、害虫駆除でてんとう虫に「殺しのライセンス」 – WSJ.com

植物の液汁を吸い取り枯らすアブラムシを食べてもらうため今週は14万匹のてんとう虫が放たれた

ハウスのイチゴ畑で始めた実験では一平方メートルに二匹のテントウムシを放したところ六十七匹いたアブラムシが一週間でほぼ全滅。
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

開発したのはなんと高校生

農作物に被害を与える害虫のアブラムシを駆除する技術を、千葉県立成田西陵高校(成田市)地域生物研究部の生徒が開発
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

学校周辺で簡単に捕獲できるテントウムシの背中に熱で溶かした樹脂の接着剤を載せて固め羽を広げられなくして飛べないようにした
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

テントウムシの個体への悪影響もみられないという。海外からも反響があり年内にも特許出願する予定
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

従来のものと何が違うの?

病害虫や雑草の防除に微生物や天敵を使用した生物農薬は安定した品質のものを大量生産することが難しい
生物農薬のメリット、デメリット

人工交配で飛ばないテントウムシをつくる技術は兵庫県の試験研究機関等が開発している。これに対し同校の手法は品種改良によらず在来の個体を使うので生物多様性への影響が小さいという利点。
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

地域生物研究部顧問の清水敏夫教諭による

約五百匹のテントウムシを実験で使ったが死んだ個体はゼロ。実験後は接着剤につめを軽く引っかけて取り外し自然に戻す。
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

その後の飛行や繁殖、四~五カ月とされる寿命にも影響はなかった

斬新な発想で大量生産が実現

掃除機の吸い込み口に網を付けた装置でテントウムシを集めて動きを止め一匹当たりの処理時間を二秒まで短縮するのに成功。
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

実用化につながる大量生産が可能になった

海外ではてんとう虫を害虫駆除用の生物農薬として販売している国もあるそうですが、日本では商売として扱っている業者はいないよう
てんとう虫 害虫駆除

飛ばないてんとう虫の系統を育成するためには、野外で採集した集団の中から飛翔能力の低い個体を選び出し、その個体同士を交配させる作業を繰り返す必要がある。
『むしコラ』 飛ばないテントウムシでアブラムシを防除する

現在国内で利用されているほとんどは施設での利用に限られているそう

過去のプロジェクトでも優勝!研究を続ける未来の優秀な科学者

圃場で飛べないテントウムシを放虫。定期的に観察を行います。
全国高校生 みんな DE 笑顔プロジェクト

農業に役立つ独自の発想を競うコンテスト全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト(主催全国農業協同組合中央会)東日本地区で優勝
害虫退治専用テントウムシ 千葉の高校生が技術開発:朝日新聞デジタル

千葉の高校生による新技術を知ったタヒチ政府がバジルやミント栽培のために技術提供を打診するなど各方面に反響が広がっている。
東京新聞:飛べなくしたテントウムシの力拝借 害虫駆除アイデア 高校生特許出願へ:社会(TOKYO Web)

https://matome.naver.jp/odai/2138794560996635201
2013年12月25日