【元 幼児教育家が選ぶ】子どもの創造力と建設的性格を伸ばす知育ブロック選び方まとめ

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もともと幼児教育を現場と研究両面から関わっていましたが、今回最も効果的なものとして知育ブロックを選びました。ここでは、お勉強への興味がない子どもにとって、無理なく楽しみながら発達するための知育ブロックの一覧とその選び方や考え方をまとめます。

お勉強に興味がない子にとって知育ブロックは安くて効果的な最高の幼児教材

私自身が幼児教育に携わっていたことがあり、その経験から自身の子育てもしています。ただ、わが子は残念ながら(?)お勉強にあまり興味がなく、どちらかというと引っ込み思案です。とても性格は優しく、良く言えばおっとりしてるのですが、悪く言えばぼーっとしてます。私の子供のころソックリです(笑)
遊びも受け身になることが多く、何とか建設的な姿勢と創造力を育みたいと思い、そのためには知育ブロックがベストだと判断しました。かなり時間をかけてじっくり調べたので同じ悩みを持つご両親やお孫さんへプレゼントを考えている祖父母の方の参考になれば幸いです。

信頼できる知育ブロックの種類と特徴の一覧

学研のニューブロック
学研のニューブロックです。パーツが大きくお口に入れてのどに詰める心配がないため2歳児から遊べます。
レゴ デュプロ
1歳半~5歳までの幼児向けレゴです。レゴブロックといえば玩具メーカーとしても世界2位の規模であり、ブロックの代名詞的な存在です。プレゼントとして最も多いのはこれです。
ブロックラボ
1歳から遊べる幼児向けブロックです。バンダイと日立、玉川大学の共同開発による本格的な研究によって作られています。アンパンマンなどまだブロックに興味がない幼児でも楽しめる工夫は素晴らしいです。
リブロック
小規模な会社ながら熱意を感じるブロック会社です。年齢と巧拙度に応じて4つのサイズのブロックがあり、なんとそのそれぞれが連携できるため、長くずっと遊べます。会社の規模が小さいため、継続して新商品が開発されるのかなど多少の心配はありますが、非常に魅力を感じます。特に男の子が喜びそうな印象です。
マグフォーマー
韓国発で海外でも展開しているマグネット付のブロックです。3歳からということですが、私の実感としてはブロックというよりも合体ロボに近いイメージです。少し特殊なので勘をつかむまでに時間はかかると思います。反面、似たブロックが多く飽きてきた子供には良い脳の刺激になるでしょう。
プラスプラス
デンマーク発のブロックです。その名の通り+(プラス)のかたちを組み合わせたもので、シンプルで工夫の余地がありそうです。ただし、幼稚園・幼児教室を見てもほかのブロックに比べると普及していないため、ここは少しマイナスかと思います。

選び方の鉄則その1 「子どもが作りたいもの、興味があるものは何なのか」

一番大切なのは、私たち両親の好き嫌いではなく、その子自身が何を作りたいかです。たとえば、我が家の娘は電車や飛行機を作ることに興味がなく、高い塔や大きな囲いなど「単純で大きなものを時間をかけて作る」ことに喜びを感じます。ということは、マグフォーマーやレゴデュプロのような緻密なブロックではありません。ニューブロックやプラスプラスが選択肢としては有力になります。逆に、ロボットを作りたい!など具体的に作りたいものが次々に出てくるような子どもにはレゴなどのほうが向いています。
買うときには、必ず「このブロックを買ったら、我が子はどんなものを作るだろう?」と想像しておくことが大切です。遊んでくれなさそうだなと思ったらかなりの確率でそれは正解です。もちろん、親の想像外のことも多々ありますが、あらかじめ親が想像していること自体が大切です。

選び方の鉄則その2 「通っている幼稚園や教室で使っているか」

やはり慣れ親しんだもののほうが自宅でも積極的に遊ぶようになります。幼稚園だとほかの子どもが使っていたり、自分の自由にならずに多少なり我慢をします。
だからこそ、家に帰って同じものが自分だけの自由にできるとなったときに、「遊びたい!!」という気持ちが生まれます。子どもの気持ちをよく想像してみて、「もっともっと!」という気持ちが湧いてきてから与えるのがコツです。先回りしてはいけません。なんでもかんでも欲しがる前から与えられてしまっては遊ぶ気持ちが失せてしまいます。

選び方の鉄則その3 「背伸びはほんの少しだけ」

よくありがちな失敗として、いきなり物凄く高度なものを買ってしまうことです。逆はあまりありません。やはり親としては子どもに過大な期待をかけてしまうのか、難しいものを選びがちです。ですが、よく考えて下さい。単純な積木に興味をもっている時期にマグフォーマーを与えてもやるはずがありません。もちろん、時間が経てばまた遊びだす可能性はありますが、それは親の言い訳です。本当は子どもが欲しくなってから時期を見定めて買ってあげるのが一番です。

選び方の鉄則その4 その4「対象年齢を無視しよう」

ちょっと過激な発言になってしまいました。補足すると、もちろんブロックを誤って飲み込んでしまいそうな年齢のときに小さなブロックは与えるべきではありません。ですが、興味もないのに「うちの子はもう5歳だからこんなに大きなブロックは・・・」というのは間違いです。
おもちゃ屋さんに行って遊ばせてみても良いですし、普段の遊び方から想像しても良いですが、本当にその子が興味を持って遊びそうかどうかで選んでください。対象年齢にこだわってしまうと、大抵はミスマッチに終わります。対象年齢は、「参考年齢」と考えてください。

まとめ

知育ブロックは、「どれが良い」という絶対的なものではありません。それぞれ開発者が何年何十年とかけて考え抜いたものですので、そのいずれも素晴らしい効果があります。
それら自体の優劣はなく、我が子にとってどれが最も脳を活性化させるかを見定めることが大切です。このまとめがお子さんの幼児教育の一助となれば幸いです。

参考(我が家の場合)

よく聞かれるので我が家では何を選んだかを参考に残しておきます。ただし、あらかじめ言っておきますが、これが誰にとっても正解だというわけではありません。あくまでも我が家の場合という前提でご参考程度にお願いします。

我が家の場合は、ニューブロックのボリュームパックを購入しました。背景をお話しすると、我が家は5歳の娘なのですが、まだお勉強に興味がなく、また細かいものを作るよりは単純なものでそれを大きく作ることに喜びを感じます。また、「秘密基地」がマイブームであったため、レゴなど小さいものではなく、ニューブロックという大きなパーツを大量に集めてそれで秘密基地を作るという方向性で楽しめるものを、ということでこれにしました。ちなみにボリュームパックは8000円~9000円程度です。ご参考まで。

ボリュームパック
ちなみに本当にこの袋のまま来ます。色気も何もありません(笑)
https://matome.naver.jp/odai/2138718229922960101
2013年12月26日