腎臓は治らない…iPS細胞で腎臓が作れるのは本当にすごい事だった

njip.fib
iPS細胞で腎臓組織を作ることに成功した、というニュースが報じられました。腎臓のことを少し知ることで、このニュースがどんなに明るく希望が持てるものかがわかると思いまとめました。

iPS細胞から腎臓組織を作ることに成功

体のさまざまな組織になる能力を持つヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、「糸球体」などの立体的な腎臓組織を作ることに世界で初めて成功したと、熊本大の西中村隆一教授の研究チームが発表した。
時事ドットコム:iPSから腎組織=立体構造、世界初−熊本大

中心となったのは31歳の大学院生

その成果の中心的役割を担ったのは、大学院生の太口(たぐち)敦博さん(31)だった。
iPS細胞から腎臓組織生成 熊大院生の太口さんが中心的役割 : 熊本 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

太口さんと西中村教授は、腎臓内科医として糖尿病など腎不全患者の治療に取り組んだ経験があり、より多くの患者を救おうと腎臓再生の研究を志した。
iPS細胞から腎臓組織 世界初、熊本大チーム-熊本のニュース│ くまにちコム

現在の治療法は、「移植」か「透析」

腎機能悪化による透析患者は全国約31万人にも上る。現在最も有効な治療法は腎移植だが、臓器提供者(ドナー)は少なく、多くは透析による治療を余儀なくされている。
iPS細胞から腎臓組織生成 熊大院生の太口さんが中心的役割 : 熊本 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

透析の方法は大きく分けて、血液透析と腹膜透析の2つがあります。血液透析は機械に血液を通して濾過するもので、腹膜透析は自分のおなかの膜を濾過装置として使います。
4. 血液透析、CAPDについて[透析と移植について]

一般的には毎回4~5時間の透析をする必要がある。
人工透析 – Wikipedia

慢性腎不全により透析を導入すればたいていの方は身体障害者手帳(1級)に該当します。また腎臓を移植したあとでも、免疫抑制剤などを飲んでいれば身体障害者手帳の対象になります。
じんぞう教室 バックナンバー12号|NPO法人腎臓サポート協会

透析って言葉は知っているけど、実際何をするかは知らないという方も多いのではないでしょうか。
図を見るだけでも、大変さが伝わってきます。

腎臓は、一度悪くなると「治らない」

腎臓の機能が低下すると血液中の老廃物を体外に排出することが出来なくなってしまう為、体がむくんだり、ひどくなると、尿毒症で
人工透析などを行わなくてはならなくなってしまいます。
そして、腎臓は1度壊してしまうと治らない臓器です。(正確にいうと腎臓の糸球体を壊すと再生できない)
− 腎臓

腎臓が、胃や肝臓などと違うのは、悪くなると2度と回復しないという点。
その先に待っているのは、人工透析治療。機能停止した腎臓の代わりに、血液を濾過させる為、1回4時間の透析治療を一生続けなければならない。
http://kenko.sub.jp/os/kanzo.htm

人工透析にかかる費用

人工透析は外来透析で1か月約50万円もかかるとても高額な治療です。ですが、医療保険の「高額療養費」の特例が適用になるので、1か月に1万円だけ負担すれば、あとの医療費についてはすべて医療保険によって負担されます。
じんぞう教室 バックナンバー12号|NPO法人腎臓サポート協会

国内の人工透析患者は31万人とされ、年間の医療費は1兆円に及ぶとされる。
iPS細胞から腎臓組織 熊本大、世界初の立体構造  :日本経済新聞

透析患者は毎年1万人ずつ増えているため、
医療費を1人年間600万円とした場合、毎年600億円ずつ増えることになり、
国の医療費にとって大きな負担となっています。
【Q11】透析の費用と腎移植後の費用を比較すると?

一度透析を受けるまでに腎臓の状態が悪くなると、透析なしの生活に戻るのはほぼ難しいのです。そのため、医療費は膨らむ一方になります。

再生できない糸球体を、iPS細胞から作り出す!

腎臓は、血液から老廃物をろ過して尿の元を作り、水分やタンパク質、糖分などを再吸収して尿を生産している。構造が複雑で、作るのが最も難しい臓器とされる。今回作り出すことに成功したのは、血液から尿をこし取る糸球体と、再吸収の役割を果たす尿細管。
iPS細胞から腎臓組織 世界初、熊本大チーム-熊本のニュース│ くまにちコム

今後、完全な腎臓をつくるには膀胱(ぼうこう)と腎臓をつなぐ「尿管」も不可欠。糸球体や尿細管も3カ月の胎児の頃の大きさで、さらに成長させる必要がある。
iPS細胞から腎臓組織 熊本大、世界初の立体構造  :日本経済新聞

腎臓がiPS細胞で作られるようになれば、人工透析にかかる医療費を抑えることができるかもしれません。

腎臓病の予防には

食塩、みそ、しょうゆなどの調味料を減らしても、塩はパンや麺類、バター、ハムやかまぼこなどの加工食品、インスタント食品などにも多く含まれています。味付けや調理法を工夫して、減塩に努めましょう。
3.慢性腎臓病(CKD)の予防と治療|慢性腎臓病早期発見のために|テルモ 一般のお客様向け情報

高血圧は腎臓病の大きな原因であると同時に、脳卒中や糖尿病などのさまざまな病気の原因にもなっています。高血圧と診断されたら、そのまま放置せずに毎日、血圧計でチェックして管理していきましょう。
腎臓病の予防のためにできること

腎臓病の中には、まだまだ原因がわからないものも多くあります。すべての腎臓病が、不摂生によるものではありません。

https://matome.naver.jp/odai/2138696822605105401
2013年12月14日