喉が痛いときはどのようにしたら早く治りますか?

ねこ魂
のど(喉)に痛みや違和感がある時に知っておきたい対処法をまとめました。原因とその適切な対処法を知っていれば、早く治すための方法が理解できます。

喉が痛いときにできる対処法と、喉がそもそも痛くなる原因をまとめてみました。
対処法だけを知りたい方は下の方まで読み飛ばしてください。

どうして、喉が痛くなるのか?

喉の構造と役割
喉は鼻からの通り道と口からの通り道の両方の道が交錯する場所です。

①呼吸において空気を取り入れて気管へ送る役割と、食べた物や水分を食道へ送る役割と、これらを分けるのが喉の大きな役割のひとつです。

②埃やウイルスなどの外敵がそれ以上体内へ侵入するのを防ぐ役割も持っています。
咳という手段を用いて体外へ排出することもあります。

③喉の奥には声帯という場所があり、左右の襞(ひだ)が振動することで発声する役割を持っています。
人それぞれ微妙に違った形をしているので、発した声はそれぞれ違う音になります。

人が痛みを感じるメカニズム
人はなぜ痛みを感じるのか?
それは、痛みを感じることで自身の体を正常に保つ為と言われています。

①怪我をした場合(認識)
その刺激が電気信号へと形を変えることで末梢神経を通って脊椎神経に伝えられて、最終的には脳に届き「痛み」を認識します。

②痛みを感じた脳(対処)
痛みを感じると、今度は治癒を目的に行動を起こします。
それが、痛みを感じている間は安静を取るように思考し、患部を冷やしたりして炎症を防ごうとする思考や行動となるわけです。

喉が痛みを感じる仕組み
喉の痛みの、多くは風邪の一症状によるものが多いでしょう。

風邪やインフルエンザなどの細菌やウイルスなどがのどの奥にある咽頭や扁桃に感染して増殖し始めと喉に痛みを感じます。

①感染による線毛の破壊
本来ならば、そのようなウイルスなどがのどに感染しないように、線毛などが生えているのですが、感染によって、この線毛の細胞が破壊されることによって毛が抜け落ちてしまうのです。

②自己治癒能力以上の炎症
自己の治癒力を上回るような炎症が起きてしまいまう場合、咽頭や扁桃がとても刺激を受けやすい状態なりのどの痛みを感じるようになってしまうのです。

喉の痛みの主な原因

風邪の症状
風邪は細菌やウィルスが身体に入ることで鼻、喉、気管支に炎症が起こり気道粘膜炎症症状が起こります。
そうすることで、喉に痛みが発生します。
扁桃腺
扁桃は外部から侵入してくる病原体に対して防御の役割を果たしていますが、気温の変化やほこりなどの刺激、過労や風邪などによって抵抗力が弱まると、扁桃に普段から住み着いている細菌は活発的になり炎症を起こします。
気管支
気管支はハウスダスト、タバコ、様々な大気汚染に反応しやすく、アレルギー体質を持つ子供は喘息を発症し発作性の強い咳など で、呼吸が困難になります。

また、最近やウィルス等が体内に感染すると、気管支に炎症が起こり喉に痛みが走ります。

喉の粘膜
のどの粘膜には繊毛があり、細菌やウイルス、外気の汚れを外へ出す役割をしています。

この粘膜は乾燥すると繊毛が硬くなり動きが鈍くなりウィルス等に感染しやすくなります。

花粉症
花粉症とは主に植物などの花粉などから引き起こされるアレルギー性の病気を言います。主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみの四代症状になりますが、大量に花粉が飛散する時期は喉にかゆみや痛みの症状が出ます。

痛み対策・予防方法

うがいの徹底
効果的なうがいの方法は、水の代わりにぬるま湯やお茶を用いることです。お茶は殺菌効果があるのでお勧めです。また少し痛みがありますが、少量の塩を用いた塩水での鼻うがいもお勧めです。
鼻うがいは塩水を鼻から吸い込み口から出す方法ですが最近や花粉などを洗い流す効果があり非常に効果も高いです。
乾燥を避ける
乾燥はのども乾燥させ繊毛も抜けやすくなります。また、冷たい空気は吸い込むと粘膜の血管が収縮して繊毛の動きが鈍くなり侵入した細菌やウィルスを外に出す力が弱くなります。

部屋にコップ一杯のお水や、濡れタオルなどを置いておくと湿度が保たれて効果的です。

マスクをする
のどの乾燥を防ぐのに普段からマスクをすることは非常に効果があります。最近では保湿効果のあるマスクも発売されていますので、昼間だけでなく就寝時にも付ければ、起きた時ののどの不快感も防ぐことができます。
刺激物を避ける
のどに痛みを感じる時はこれらの刺激物は避け、のど越しの良い食べ物をお勧めします。アイスクリームなどは冷たさが心地よくのどに負担なく通って行くので特に風邪をひいた時にはお勧めです。

タバコは勿論、辛味や酸味の強いもの・塩辛いもの・熱いものなどは、喉を刺激して炎症を広げます。味の濃いものも塩分を多く含んで刺激物になりますので避けましょう。

痛みの治療・対策

マスクを付ける
喉を乾燥から防いで潤すためにマスクをするのは非常に効果があります。

濡れマスクもオススメとのこと。

首を温める
マフラーやハイネックを着て喉をあっためると痛みが和らいできます。
塩水でうがいする
ぬるま湯に塩を小さじ半分入れてうがいをする事で、刺激の原因となるものを粘膜から洗い流し、喉の炎症を緩和させます。
お茶でうがいする
お茶に含まれているカテキンには殺菌作用があります。ビタミンCも多いので粘膜の修復効果も期待できます。
ビタミン・ミネラルを取る
粘膜の健康維持や免疫力を高めるのに力を発揮する栄養素にはビタミンとミネラルがあります。

普段からビタミンやミネラルを多く含む食品をとりましょう。

あとは、温かい飲み物で体温を上げて免疫力を高めるのもよいでしょう。

ねぎを巻く
ネギには「ネギオール」と言う成分が含まれています。この「ネギオール」は抗菌、殺菌、抗ウィルス作用があり、のどの炎症を抑えるのに効果があります。
また、異おいの成分である「硫化アリル」は血行を良くし、体を温める作用があります。
咳で眠れないときは枕元にタマネギ!
たまねぎの皮を剥いて半分に切って、枕元に一晩中置いておきましょう。タマネギに含まれる「硫化アリル」には、咳を止めたり気持ちを穏やかにする働きがあり、安眠に絶大な効果があるらしい。。。ホント?
http://cookpad.com/recipe/301023
https://matome.naver.jp/odai/2138646831732165501
2014年01月03日