はじめての子育て 【やってはいけない叱り方】

zin1999

■1:真剣に叱っていない
「私はいつでも真剣に叱っている!」という反論があるかもしれません。でも、ただ“怒鳴る”だけでは真剣だとはいえないのです。たとえば、キッチンで皿洗いをしながら、「こら! またそんなに散らかして」なんて一喝するのは、単に怒りの感情をぶつけているだけにすぎません。

本当に叱りたいのであれば、次のような方法で徹底的にやりましょう。

<叱るときには場所を変え、正座させましょう。それだけで、子どもは何を言われるのかわかります。そして淡々と言います。言葉によりしつけをするのではなく、空気、顔つき、声のトーン、瞳の中の炎、これらすべてを使って計画的に演じ子ども自身に気付かせて叱ります。>

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■2:「さっきは言いすぎた」と前言撤回する

子どもは「だったら何でそんなに怒ったんだ」と理不尽な思いをするだけだからです。せっかくあなたの思いが子に届きかけたのに、それが台無しになるばかりか、親に対する不信感さえ生じます。

<子どもが青ざめたり、緊張したら「私の注意が心に届いたな、計画成功」と喜びましょう。そして、淡々と低い声でゆっくりと「いいわね、もう2度と同じことをすんじゃないよ」と言いましょう。>

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■3:脅迫形で叱る

子どもが言うことを聞かないのに腹を据えかねて、つい次のような脅迫形で子どもを叱りつけていませんか?

<「いつまでもゲームしているんだったら、今日は夕飯抜きよ!」
「そんなにママを困らせるんだったら、よそのおうちの子になる?」>

.しかし、こうした脅迫形は、百害あって一利なしです。子どもははじめのうちこそ、渋々言うことを聞くでしょうが、そのうち、言いつけを守らなくても脅迫内容が実行に移されないことを学習します。

■4:叱るだけで褒めない

人は何かを学ぶとき、褒められるほうが上達が早いことが、科学的にも証明されて話題を呼びました。しつけのために叱る場合も、ただ怒ってばかりだと、しつけの効果が表れにくいでしょう。

叱ったあとに、子どもの態度・言動に少しでも良い変化が見られたら、できるようになったことを褒めてください。“叱る”と“褒める”は必ずセットにしましょう。

■感情的に叱るのはダメ
感情的に叱らないためには、一度、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱るといいでしょう。感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定な子どもになる場合もあります。

■子どもの言い分を聞かずに、叱るのはダメ
例えば兄弟喧嘩では、喧嘩の理由も聞かずに、上の子どもを叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。これに限らず、子どもの話を聞かずに、頭ごなしに叱ってはいけません。まず、冷静に、子どもの話を聞いてあげましょう。

■くどくどといつまでも叱り続けてはダメ
くどくどといつまでも叱り続けていると、かえって親の意図が伝わりません。親の伝えたい内容は心に残らず、怒られているという印象だけが強く残ってしまいます。

■自分の都合で叱ってはダメ
疲れているからといって、八つ当りで叱ってしまうことはありませんか? 後でお母さんが後悔するだけです。

■両親が一緒になって叱るのはダメ
両親が一緒に叱ってしまうと、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的です。我が家の場合は、決めごとにしたわけでもありませんが、上の娘を叱るのは私で、夫はフォローにまわります。そして、下の息子を叱るのは主に夫で、私がフォローするという役回りです。だからといって、子どもたちは片方の親と仲が悪いわけでもありません。

■誰かと比べて叱ってはダメ
「○○ちゃんは上手なのに」、「お姉ちゃんはもっと早くできていたのに」と、誰かと比較してはいけません。ひがみやすい子どもになってしまいます。また、いつも同じ子どもと比較していると、その子どものことが嫌いになってしまう場合もあるので気をつけましょう。それは兄弟間でも言えることです。

■昨日と今日で言うことを変えてはダメ
一貫性を持って叱らないと、子どもは親に不信感を抱きます。また、父親と母親もしつけに関して話し合い、統一性を持たせましょう。人によって言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。

■全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはダメ
「生まれてこなければよかったのに」など全人格を否定する言葉や、「もう、知らない! 勝手にすれば」、「出て行きなさい」など、子どもを突き放す言葉は子どもの心に深い傷となって残るので、絶対に使ってはいけません。

■昔のことまで引っ張り出して叱るのはダメ
子どもを叱っていると、そのことに関連した過去の過ちも思い出し、つい昔のことまで叱ってしまう親は多いようです。終わってしまったことを言っても意味が無い上に、子どもが嫌な思いをするだけです。

■愛情のない体罰はダメ
体罰を与えることによって、親の意図が伝わりにくいだけでなく、子どもの心に深い傷を残します。さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、友達にも乱暴になる場合もあります。

https://matome.naver.jp/odai/2138612139507002501
2014年04月24日