しつこくぶり返す深い慢性的な肩こり『ミルフィーユこり』の原因と対策

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しつこくぶり返す肩こりは深層筋肉まで何重にも重なった筋肉のこりが原因だった。『ミルフィーユこり』についてと対策をまとめます。

『ミルフィーユこり』って?

皮膚~筋肉の構造
筋肉は何層にも重なっています。
背中の筋肉の図
表層筋群が1~5

深層筋群が6~17

肩こりに関係する筋肉でも、表層の筋肉である僧帽筋の下に、深層筋の大菱形筋、小菱形筋、肩甲挙筋、棘上筋、棘下筋があり、これらの筋肉が2重、3重に重なり合っています。こりは、深層の筋肉がこりも強く、ほぐれづらいという特徴があります。
このように、表層筋から深層筋までのこりが重なった状態を通称「ミルフィーユこり」と呼びます。
つまり、しつこいこりは、この「ミルフィーユこり」を解消していないため、ぶり返したり、すっきりした感じがしないのです。
現代人の“ミルフィーユこり”|ミルフィーユこりの原因|ピップ製品情報

普段ほぐしているのは表層筋
一般的に肩こりを感じると真っ先にほぐそうとするのが、首から肩にかけた広い範囲の筋肉「僧帽筋(上部・中部線維)」です。
「僧帽筋」は自分自身が手で触ってかたさも自覚できるので、表面が少しやわらかくなると、こりが解消したと感じます。
しかし、僧帽筋のこりをほぐすだけでは、こりが解消したとはいえないことがあります。
一時的に解消したとしても、しばらくするとこりがぶり返す可能性があります。

『ミルフィーユこり』を放置すると心の健康にも影響がある

「ミルフィーユこり」は、姿勢だけでなく、精神面にも影響します。「ミルフィーユこり」を放置すると、消えないこりに長期間悩まされ、自分だけでこりの悩みを抱え続ける結果、抑うつ的症状につながる恐れもあります。

「精神面に影響を与える可能性もある「ミルフィーユこり」を、元から対策することが重要です。」
現代人の“ミルフィーユこり”|ミルフィーユこりの原因|ピップ製品情報

ながしポイントをケアして、ミルフィーユこりを解消

治りにくいミルフィーユこりは、ただ温めたり、やみくもに指圧するだけでは、解消されない。「ミルフィーユこりを解消するためには、その原因となっている筋膜のよじれが集まった“ながしポイント”をほぐすことが大事です」と竹井先生。

ながしポイントとは、筋肉と筋肉が重なり合った部位で、よじれが集まりやすいところで、血液、リンパ、ゲル状の液体の3つが滞っている。ここをケアすれば、ミルフィーユこりは解消できるというわけだ。
しつこい肩こり、原因はミルフィーユこり!-ながしポイントをケアして、ミルフィーユこりを解消!:日経ウーマンオンライン【女性のための「医療・健康」の話】

セルフケアの方法は、マッサージ、磁器治療器の活用などが効果的。
ながしポイントを温めてからマッサージするとさらに効果が期待できる。
また、普段から、ストレッチなどで体を動かしたり、正しい姿勢を心がけるようにすることも大事。
しつこい肩こり、原因はミルフィーユこり!-ながしポイントをケアして、ミルフィーユこりを解消!:日経ウーマンオンライン【女性のための「医療・健康」の話】

深層筋と表層筋をバランス良くトレーニングして肩こり予防

うちわを利用したトレーニング
1)右手でうちわを持ち、脇を締め、ひじを90度に曲げます。

(2)そのまま1分間、左右にうちわをあおぎます。

(3)左手に持って替え、同じようにあおぎます。

風の抵抗を利用しており、トライしてみると思ったよりも力が要ります。

ひじを上げているで負荷がかかるので、肩の表層筋が鍛えられますし、
左右にあおぐ動作で深層筋も鍛えられ、関節のメンテナンス力も高められます。

https://matome.naver.jp/odai/2138440559660006501
2013年11月14日