月額945円でデータ通信+公衆無線LAN!「BIC SIM by IIJmio」を使う

hounavi
Docomo網のLTEデータ通信が月々945円・200kbps・オプションでSMS機能も使える「IIJmio高速モバイル/Dサービス」に加えて、公衆無線LAN「Wi2 300」も利用できる、「ビックカメラオリジナルSIMカード(BIC SIM)」を使ってみた。
BIC SIM (ビックシム)
月々945円。SMS対応版だと月々1,092円(SMSオプション料金:147円込)。
※500MBの高速通信クーポン付プランの場合
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2014年4月以降は、消費税増税分の値上げと、高速通信クーポンの増量(500MBプランの場合は1GB)が予定されています。

スマートフォン用に、ドコモ回線を利用した低速だが格安なデータ通信専用SIMが提供されるサービス(MVNO)として、DTIの「ServersMan SIM LTE 100」を使っていました。他社より先行してSMSオプションが提供されてセルスタンバイ問題も解消、通信速度が上限100kbsとはいえどこにいてもネットに接続でき、月額たった490円(+SMSオプション150円)としては満足のできるサービスです。

ただ、ベストエフォートで上限100kbpsという速度では、あともう一息速度が欲しいと思う状況がしばしば発生。SMSオプションがあり上限200kbps前後のサービスがないかと探していたところ、ビックカメラオリジナルSIMカードにSMS対応版が登場との報。早速購入して使ってみました。

※ 自宅では光回線でWifi、外出時のノートPC/タブレット用にイーモバイルのモバイルルーターも利用しており、MVNOのSIMのみでスマホを運用しているわけではありません。筆者の感想等は、このことを前提にお読みくださると幸いです。

「ServersMan SIM LTE 100」は、NTTドコモのFOMA網(3G)/Xi網(LTE)を利用し、最大100kbpsの通信速度を月額490円で利用できるデータ通信サービス。このまとめには、アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題に対処するアプリの紹介なども掲載。

所有している機種ではアンテナピクト問題・セルスタンバイ問題が発生するため、SMSオプションが提供されているMVNOサービスの中から選択。

さて、BIC SIM (IIJmioウェルカムパック for BIC SIM ) とは

ビックカメラグループ取扱い各店で気軽に購入。必要なお手続きはオンラインで行い、お手続き完了後、すぐにモバイルデータ通信を始められます。
IIJmioウェルカムパック for BIC SIM|BIC SIM powered by IIJ

低価格でスタートするなら月額945円の料金プランを(500MB分のクーポン付き)。LTE高速データ通信なら毎月2GBを月額1,596円から。さらに最大3台の端末でシェアできるプラン(月額2,688円)もご用意しています。
IIJmioウェルカムパック for BIC SIM|BIC SIM powered by IIJ

2014年4月以降は、消費税増税分の値上げと、高速通信クーポンの増量(500MBプランの場合は1GB)が予定されています。

Wi2 300 が無料
通常月額380円の公衆無線LANサービスが無料。

サービスの特徴は

NTTドコモの3G(FOMA)網・LTE(Xi)網を利用し、最大200kbpsの通信速度(※別途クーポンの利用により高速化可能)。

IIJをドコモのMVNO(仮想移動体通信事業者)として利用する。ドコモのネットワークなので利用できる範囲は広い。

月額945円(クーポン500MB)、1,596円(2GB)、2,688円(2GB、SIM3枚で共有)、の3コースから選べる(途中変更も可能)。
契約には初期費用はかからないが、店頭で売られているウェルカムパック(標準価格3150円)を購入する必要がある。

ウェルカムパックを購入すると中にSIMが入っているので、ネットで利用登録すればすぐに使えるようになる。なお、支払い方法はクレジットカードのみ。最低利用期間は利用開始日の翌月末日まで。2年縛り等の制限はありません。
※2014年4月以降は、消費税増税分の値上げと、高速通信クーポンの増量(500MBプランの場合は1GB)が予定されています。

専用アプリで高速通信と200kbpsの通信を切り替え可能。
例えば945円のプランには500MB分の高速通信クーポンが含まれている。このクーポンは翌月まで繰り越しが可能。また、100MB単位で追加購入も可能。

SMS(ショートメッセージサービス)オプションが月額147円。

電話番号ベースでのショートメール(SMS)が使えるようになるので、たとえばLINEなどのSMS認証が必要なアプリの登録が容易になる。また、セルスタンバイ問題等が解消される。
機種によってはセルスタンバイ問題によるバッテリー消費が激しいが、このオプションで問題が解消するので、導入前にSMSオプションをつけるかどうかよく検討した方が良い(後日の追加はSIM交換となり手数料がかかる)。

公衆無線LANサービス「Wi2 300」のアカウントがついてくる。

「Wi2 300」は空港、駅、マクドナルド、ホテル等を中心とした無線LANスポットが月額固定380円で使い放題というサービス。SIMを挿しているスマホ端末以外のPCやタブレットでも利用が可能。

要は「IIJmio高速モバイル/Dサービス」+「Wi2 300」

IIJmio高速モバイル/Dサービスと同じ料金・サービス内容なのに、加えて、Wi2 300も使えてしまうというのが、BIC SIMがお得なポイント。

NTTドコモのLTE/3G網に対応したデータ通信用のSIMカードを低価格で提供します。

Wi2 300は月額固定380円で日本全国の公衆無線LANエリア(マクドナルド、空港、バス等)でご利用可能。ノートPC、iPhone、PSP等で気軽に300Mbpsの高速ネット接続が可能!

販売している店舗

ビックカメラグループ(ビックカメラ・ソフマップ・コジマ)の店舗とオンラインショップでの取り扱い。
(※SMS付のSIMについては当面の間オンラインショップのみでの取り扱い。)

プランは3つ。毎月変更できる。

IIJmioのプランは、3つのスタイル。
・メールやSNSが中心だけど、外出先ではマップを使ったり、たまには動画も見たいという方は、月額945円(税込)のミニマムスタートプランがオススメ。毎月ついてくる500MBのクーポンを、ONとOFFを切り替えながら有効に使えるのも便利です。
・普段の生活に、データ通信が欠かせないという方には、2GBのクーポンがついた月額1,596円(税込)のライトスタートプランが最適。
・複数の端末を家族で使う方には、2GBのクーポンをシェアできる月額2,688円(税込)のファミリーシェアプランがお得。
mio高速モバイル/D – 特長

月単位での変更。月末までに変更登録すれば、翌月から適用。クーポン(高速通信容量)は翌月まで繰り越せるので、残量を見ながら適宜変更できるのはうれしい。

パッケージ購入後の利用登録

IIJmioとWi2それぞれ利用の申し込みが必要です。IIJmioを登録した後、Wi2の登録をしてください。

IIJmioについては登録した月は、利用料金とバンドルクーポンの通信量が日割りになります。SMSオプション料金については登録翌月からの請求になります。Wi2については、登録直後から追加料金なしに利用でき、IIJmioを解約すると同時に解約されます。

ウェルカムパック同梱の台紙に挟んである「START PASS」に記載の電話番号とパスコードを入力してください。

BIC SIM powered by IIJのSIMカードに記載されている「電話番号」と「ICCID」をご用意ください。公衆無線LANサービス「Wi2 300」のご利用は、「BIC SIM powered by IIJ」1契約につき1IDのご登録となります。
※ファミリーシェアプランの追加SIMカードでは、登録できません。

SMS機能でスマートフォンの問題がいくつか改善します。

IIJmioなら、SMS機能に対応したSIMカードも提供しています。お申し込み時にSMS付きかSMSなしかを選択できるし、現在SMS機能のないSIMカードをご利用の方も、SIMカード1枚につき2,100円(税込)の手数料で交換ができます。

なぜ今、SMS機能なのか。ただSMSを送受信できるだけではない、うれしいメリットがあるのです。
・通信可能にもかかわらず、端末側で圏外と表示されてしまう問題(アンテナピクト問題)や、セルスタンバイ等のプロセスが動作し通信端末で電池の消耗が早くなる問題(セルスタンバイ問題)が、SMS機能付きSIMカードをスマートフォンに挿すことで、改善される可能性が高くなります。
・また、最近のSNSサービス(LINEや、GREE、mobageなど)では、会員登録を行う際の身元確認の一環として、SMSを利用していますので、SMS対応のSIMカードで、これらのサービスをスムーズに始められます。
mio高速モバイル/D – 価格・仕様

スマホの設定(APN)

端末に、以下の内容で接続設定を行ってください。
APN  iijmio.jp
ユーザ名  mio@iij
パスワード  iij
認証タイプ PAPまたはCHAP
IIJmio:高速モバイル/D

200kbpsってどれくらいの速度なのか

4分間の楽曲(約4MB)相当をダウンロードするのにおよそ2分45秒掛かります。
高速モバイル/D – サービスQ&A

最初の3秒は制限がかかっていないので数Mbps出ることもある

低速モードの時にスピード計測アプリを使うと、最初だけすごい速度が出てその後は200kbpsくらいで落ち着くという挙動を見せるのですが、これはあえてやっているのだとか。IIJ的には「一時的な高速通信よりも長時間帯域を占有されるほうが困る」ため、わずかながらも最初だけは高速に通信できることで、短い時間の通信をより早く終わらせて占有時間を少なくする、という仕組みです。
[取材]IIJmioの格安SIMについて中の人に根掘り葉掘り聞いてきた – カイ士伝

高速化クーポン

クーポンとは、高速通信を可能にするデータ量のこと。IIJmioのすべてのプランには毎月バンドルクーポンがついてきます。動画や写真、地図など大きなデータを見たい、使いたい時は、クーポンを使って、メールやSNSなど小さなデータで済む場合は、クーポンを使わずに節約することもできます。残ったバンドルクーポンは、翌月に繰り越しもできるので、通信料金もお得に。
mio高速モバイル/D – 特長

バンドルクーポンは、プランにより500MBまたは2GB。追加のクーポンは、100MBあたり315円(税込)で購入できる。

IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)は、IIJmio高速モバイル/Dサービスで利用する高速通信用データ量(クーポン)の有効/無効を切り替えるためのアプリケーションです。 クーポンを持っている場合に、任意のタイミングで高速/低速通信を切り替えられます。Android用公式アプリ。

IIJmio 高速モバイル/Dサービスにおける、クーポンのON/OFF状態をステータスバーにアイコンで表示し、簡単に確認・切り替えることができるアプリです。クーポンの残量および、過去三日間の通信量を確認することができます。本ソフトウェアはIIJ非公認のアプリです。

iOS用公式アプリ。

動作可能端末

SIMロックフリー端末またはNTTドコモのタブレット端末、中古スマートフォン等をご利用ください。
BIC SIM(ビックシム)-ビックカメラ.com

実際に使ってみての感想など

まだ使い始めて数日なので、細かく語ることはできないが、第一印象としては(DTIのサービス Serversman SIM との比較で)、上限100kbpsと200kbpとではこれほど体感が違うのか、という点があげられる。100kbpsだしこんなものかと半ば諦めていた部分が解消された気がする(もっとも、やっぱり200kbpなのでちょっと画像が多いサイトの閲覧になると遅いのだが。)

次に、DTIのSIMと同様に混雑時間帯(平日の朝夕の通勤・通学時間帯および12時~13時前後の昼休み時間帯)の速度低下があることは指摘しておきたい。これは、ドコモ網全体の問題でもあるのである面で仕方ないのかもしれないが。

VoIPサービスは使えるのか

実験中

Wi2 300の利用方法

[wi2]などのSSIDを選択して、必要に応じてネットワークキーを入力、その後、ID/パスワードで認証。

Wi2 300に加えてローミングで利用できるものも含めると、SSIDが多数存在するので自前で設定するのはちょっと面倒。PC用(Win/Mac)のソフト、スマホ用(Android/iOS/WindowsMobile)のアプリ「Wi2 Connect」を利用するのが楽。

Wi2 300を快適に使うために

お客様の端末のMACアドレスを事前に登録しておくだけで、従来必要であったログインIDやパスワードの入力が不要になり、Wi2 300のサービス提供エリアに入れば簡単にWi2 300をご利用できるようになります。(Wi2自社エリアのみ)
「MACアドレス認証」とは何ですか?|よくあるご質問 |公衆無線LANサービス Wi2 300

MACアドレスを登録しておくとログインの手間が省ける

アンドロイド用無料アプリ。街中で電波が弱く不安定なWifiのアクセスポイントに接続してしまうことを防ぐことができます。
<特徴>
・アクセスポイントに優先順位を付けられます。
・アクセスポイントごとに接続許可する電波レベルを設定できます。
・アクセスポイントから離れたとき直ぐに切断し、他の利用可能なアクセスポイントに速やかに接続切り替えすることができます。

参考になるサイトなど

データ通信関連まとめ

IIJmioのSIMは自分でカットすることが禁じられています。小さいものを買ってアダプターで調整することになります。

https://matome.naver.jp/odai/2138298050818489101
2013年12月13日