平成の大遷宮!出雲大社の参拝マナーまとめ

nfjo
60年ぶりの改修工事が終わり「平成の大遷宮」と大盛り上がりの島根県出雲市。行ってみようかな?という人向けに参拝マナーをまとめました。

そもそも出雲大社とは?

大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祭神とする島根県出雲市にある神社。縁結びの神社としても有名です。また、旧暦10月には全国八百万の神々が出雲に集うという言い伝えも。

大国主 – Wikipedia
農業・商業・医療を司る神とも言われる大國主大神。
七福神の「大黒天」と同一人物と言われています。

男女の縁だけでなく広く人と人との縁を結ぶ神様であるとのこと。

「平成の大遷宮」って…?

遷宮=ご神体を本来の場所から移し、社殿を改修してまた戻すこと。
神様の力をリフレッシュするために、神様のいらっしゃる本殿の建て替え工事をしていました。
5年の月日をかけ、今年の5月に工事が終了。60年に一度の大イベントであるため、今年は様々な奉祝行事がおこなわれます。

遷宮を終え、今年は一番神様の力が強い年。
また、もうすぐ八百万の神々が出雲の地に集まる時期がやってきます。
旧暦10月は今年の11月3日~12月2日。

参拝にもマナーがあります。

正門をくぐったら、ご本殿に参拝する前にまずは祓社(はらいのやしろ)へ。
参道に入ってすぐ右手に小さな社があります。
ここには四柱の神が祀られており、日頃無意識に犯している罪の穢れを祓ってくれます。
穢れを清めてからご本殿にお詣りしましょう。

だいたいの神社での参拝作法は「2礼2拍手1礼」と言われていますが、出雲大社は特別。
「2礼4拍手1礼」です。覚えておきましょう。
そしてお賽銭は投げないこと。神様に失礼にあたります。
ちなみに4拍手の由来は、神の霊魂の側面である和魂(にぎみたま)・荒魂(あらみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)それぞれに向けて拍手を打つという意味があります。

祓社で参拝を済ませると、正面に松の並木の参道が。
真ん中と両側を松に遮られ、道が三本に別れているように見えます。
真ん中は実際は通行可能ですが、昔は天皇家とその勅使の方々しか通れなかった「神様の道」と呼ばれる部分。
入らないほうが懸命でしょう。

松の参道を抜けると手水舎があります。
手水舎でのお清めの作法は、まず柄杓を右手に持って左手を清める→右手を清める→手のひらに水を取って口を清める→柄杓を立てて持ち手の部分を清める、の順番。

ご本殿にお詣りしたら摂末社(大國主大神に関係の深い神々を祀った小さな社)を巡り、最後に本殿西側にある拝所からもう一度ご本殿を向いてお詣りするのがベストです。
ご本殿から右手に進むと摂末社がいくつも並び、最後に西側の拝所にたどり着くようになっています。

マナーではないけれど。

お賽銭は縁結びにちなんで15円(充分ご縁)・45円(終始ご縁)・415円(よいご縁)をお供えする方が多いよう。

白い服や下着・ハンカチなどを身につけてお詣りすると「気持ちを新たによいご縁に巡りあえる」という説もあります。

https://matome.naver.jp/odai/2138262475414981901
2013年10月25日