【発禁】史上最も危険とされた本・書物ランキング【トップ10】

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世界的に論争の的となった、また物議をかもし出した書籍、BEST10。(20世紀以降の著作)政治、宗教、芸術、狂気、スキャンダラス。それらはすべて人間の想像力の産物であることに間違いないでしょう。大きな物議をかもし出すものには、それだけに真実の一端が描かれていたといえるのではないだろうか?

■史上最も論争を呼んだ書物ランキング トップ10

10.『ロリータ』

ウラジミール・ナボコフ著
ロリータ・コンプレックスいわゆるロリコンの語源となったのが、この小説の登場人物「ロリータ」である。 少女に対する性倒錯が問題となったのは言わずもがな。ナボコフは本質を見て欲しいと訴えた。スタンリー・キューブリックによって映画化。

9.『アナーキスト・クック・ブック』

ウィリアム・パウエル著。ベトナム戦争時代にアメリカへ抗議する目的で出版された。爆発物、薬物の調理法や様々な情報伝達ハッキング機器などの製作方法について書かれてある。

8.『アメリカン・サイコ』

ブレット・イーストン・エリス著、小説作品。1980年代後半のマンハッタンを舞台に、ウォール街の投資銀行で社長補佐を務める一方で、夜になると快楽殺人を繰り返す主人公パトリック・ベイトマンを描く。その残虐描写が物議をかもした。映画化もされている。

7.『ザ・ベル・カーブ』

知能指数(IQ)と人種や生活環境の関係性について書かれた書籍。人種差別につながる内容として大きな論争を巻き起こした。日本語への翻訳はいまだに無いようだ。

6.『カラーパープル』

アリスウォーカー著

アメリカの黒人差別がまだまだ色濃く残る1980年代の小説。黒人の中でもさらに過酷な環境にあった黒人女性の苦しみが描かれている。しかも主人公のセリーはレズビアンであった・・・。スティーブン・スピルバーグにより映画化。ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作。

5.『裸のランチ』

ビートニクのカリスマ、ウイリアム・バロウズによる小説作品。麻薬の幻覚症状を文章で描いたサイケデリックな小説。文章をバラバラに刻んでランダムにつなげる「カット・アップ」という手法を駆使したことで知られている。デヴィッド・クローネンバーグによって映画化。

4.『悪魔の詩』

イギリスの作家サルマン・ラシュディーによる、イスラム教の開祖マホメット(ムハンマド)の生涯を題材にした小説。イスラム教の聖典コーランの一説は神の予言ではなく悪魔によるものだといった内容が、世界のイスラム教徒からの反感を招く。イランの最高指導者ホメイニからは死刑宣告を受けるまでに発展。

3.『アンド・タンゴ・メイクス・スリー』(邦題 タンタンタンゴはパパふたり)

同性愛のペンギンが子供を卵からかえすという内容の絵本。アメリカでは学校の図書館からの撤去要請が出されました。ある動物園で実際にあった話であるのに・・・。オスのペンギンカップルが卵をかえせないメスに代わって赤ちゃんを誕生させたというもの。この内容に対し、同性愛がノーマルなことであると子供が勘違いしかねないとキリスト教団体が反発した。

2.『シオン賢者の議定書』

19世紀末、「秘密権力の世界征服計画書」という触れ込みで広まった会話形式の文書。反ユダヤ主義が目的の書であり、やがてナチスに影響を与えた、「史上最悪の偽書」といわれている。1897年第一回シオニスト(ユダヤ国家再建を目指す人々の)会議の席上で発表された「シオン二十四人の長老」による決議文であり世界征服の計画であるという体裁をとっているが、ロシア帝国内務省警察部警備局により捏造されたとする説が有力である。

1.『我が闘争』

アドルフ・ヒトラー著

彼の自伝的部分と政治的世界観が書かれた書籍。ヒトラーがミュンヘン一揆の失敗後に獄中で書いたものである。人種主義的な思想が色濃く、反ドイツ的なものの創造者がユダヤ人であるといった反ユダヤ主義が顕著。世界とは人種間の覇権争いの場であるといった軍国主義 についても詳細に記述されている。

■参考サイト

https://matome.naver.jp/odai/2138252737827466101
2013年10月23日