新種の宝庫「スリナム共和国」発見された驚きの新種達

rainshine
南米にあるスリナム共和国。自然豊かなこの地ではいくつもの新種の生物が発見されている。その多くが我々の想像を超えた現実離れした容姿へと進化している。今年発見された新種とこれまでに発見された新種を画像と共にまとめてみました。

南米「スリナム共和国」

南アメリカ最小の独立国。
南アメリカの北東部に位置する共和制国家である。
首都はパラマリボ。国土の大部分はギアナ高地にあり、面積は日本の約2分の1、人口は2012年時点で約53万人

コペナメ川の上流の中部スリナム自然保護区は、手付かずの熱帯雨林と多様な生態系のためにユネスコの世界遺産となっている。
スリナム – Wikipedia

赤道直下の熱帯気候のため国土の12%が熱帯雨林に覆われる中で、砂糖、バナナなどの農業も行われている。
http://jp.ibtimes.com/articles/44939/20130603/280955.htm

そのスリナムで新種の可能性のある生物60種が見つかった!

スリナムの熱帯雨林で国際的科学者が新種の可能性がある60種(6種のカエルや11種の魚など)を見つけた
「カエルのように多くの数が減少し、世界中で消滅している速度を考えると新しい種を発見することはとてもエキサイティング」だと語った
研究チームは植物、鳥類、哺乳類、昆虫、魚類、両生類1378種のデータを収集した
海外の反応ブログ 南米にあるスリナム共和国の熱帯雨林に新種の可能性がある60種が見つかる【海外反応】

去年も46種の新種が見つかっていた

科学者のチームが、南米大陸北東部に位置するスリナムの熱帯雨林で、46の新種生物を発見した。ロスビジネスコンサルティングが、BBCの情報として伝えた。
南米スリナムで46の新種生物発見: The Voice of Russia

調査でスリナム共和国を選んだ理由として、同地の熱帯雨林がほぼ原生状態のまま保たれていることを挙げている。今回調査が行われた熱帯雨林には、今後自然保護区域が設定される予定だ。
南米スリナムで46の新種生物発見: The Voice of Russia

その一部

キリギリス

南アメリカのスリナムに生息する、ベストリア属の新種と見られるキリギリス。
ベストリア属は中南米の低地林に分布している。体色が鮮やかで、“クレヨラ(アメリカ製のクレヨン)”キリギリスと呼ばれる。鳥や哺乳類に襲われた際、化学物質を使用して追い払う唯一のキリギリスでもある。
鮮やかなキリギリス、スリナムの新種-科学-科技世界網

オキクルス

オキクルス属の水生甲虫。これによく似た新種「オオキクルス・トリオ」がスリナムで見つかった。オオキクルスの仲間は、滝の周辺や、山岳や露頭の岩場の水たまりなどに生息する。
ONETOPI – ニュース – 動物 – 水生甲虫、スリナムの新種(記事全文) – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

カウボーイ・フロッグ

アマガエル亜科の新種。後ろ足の突起がウェスタンブーツの拍車に似ていることから「カウボーイ・フロッグ」と名付けられている。
カウボーイ・フロッグ、スリナムの新種 – Ameba News [アメーバニュース]

パックマン・フロッグ

このカエルは新種の「アマゾンツノガエル」、ツノガエル属のカエルです。ツノガエル属には「パックマン・フロッグ」という別名もあるくらい、その大きな口が特徴です。
まるい体に大きな口、パックマンっぽい新種のカエルが発見される – ライブドアニュース

テロドラス属の新種と見られる捕食性ナマズ。南アメリカのスリナムで発見した。
体長は60センチほどで、夜間に川底の大きな岩の上でじっとしていたという。「口に入れば何でも食べる」大食漢である。
大食いのナマズ、スリナムの新種 – Infoseek ニュース

そして今年見つかった新種と思しき生物達の一部

ココア色のカエル

新種のアマガエル。丸くなった指先は木登りに適しており、人里離れた熱帯雨林で樹上生活を送っている。
ココア色のカエル、スリナムの新種 – 速報:@niftyニュース

糞虫

南アメリカの糞虫の中でも特に大型の部類に入る、コツノニジダイコクの一種。
食生活は多様性に富んでおり、糞よりも動物の死骸をエサにする場合が多い。腐敗を促すために、大きな動物の死肉を素早く地中に埋める習性があり、熱帯雨林の土壌再生に必要な栄養源を供給している。新種ではないが、雌雄どちらにも頭部に長い角を備えている点が珍しく、同性同士の戦いに使用するという。
土壌再生を促す糞虫、スリナムの新種 – BIGLOBEニュース

フンコロガシ

Lilliputian beetleはおそらく新種ではないかと言われている。大きさが1インチ(2.3センチ)の10分の1で、ギアナ高地でおそらく最小のフンコロガシで、そして現在南米で記載されている種の中で2番目に小さい可能性が高い。シカの枝角のような触角は、鋭い嗅覚を感知するため。
南アメリカで60種類の新種生物を発見! 奇妙な昆虫やカエル、ヘビらが公開 – KAI-YOU.net

オポッサム

スリナムの熱帯雨林で、果実や昆虫を探し求めて梢を渡り歩く新種のオポッサム。
熱帯雨林の小型哺乳類は、エサとなる種子の拡散に一役買って、森林の健康と成長に貢献している。
オポッサム、スリナムの新種 – Ameba News [アメーバニュース]

ヒラバナフルーツコウモリ

スリナム南東部の生態系調査で捕獲されたヒラバナフルーツコウモリ。
樹木間に張り巡らした目の細かい網には28のコウモリの新種が絡め取られたが、最も多く罠にかかったのはこの既知の種。成体の体長は8~11センチ程度。
恐ろしい歯を持ち合わせているが、その名の通り、もっぱら果物用。
2AA:【動物】コウモリ、スリナムの新種

ウンカ類の幼虫

南アメリカのスリナムで見つかった、小さなウンカ類の幼虫。頭部がどちらなのか判断がつきにくい。
多くのウンカ類は、このように一風変わった外見をしている。腹部から“尾”のように長い白い糸状のロウ状物質を出して捕食者の目を欺き、攻撃をかわす。
ウンカ類、スリナムの新種 – Infoseek ニュース

実際の大きさは5mm以下だそう。

これまでに見つかったスリナムの新種ギャラリー

キリギリスの仲間。
ハムシ科のカメノコハムシの仲間。
ハムシ科の仲間。
どうやら、エサとなる植物から体内に毒を蓄積しており、この派手な色は警告色のようです。
アマガエル科ネコメガエル属の仲間。
「モンキー・フロッグ」と呼ばれている。
南米スリナムで見つかった新種のカエル。鮮やかな藤色の模様を持つ。

南米では今年、哺乳類の新種も発見されました

https://matome.naver.jp/odai/2138174586285804701
2013年11月03日