人間ドックって何をするの?治療より予防!人間ドックで病気の早期発見を!

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いつも「元気で健康でありたい」と思うのは皆の願いです。生活習慣病と言われている 肥満、高脂血症、糖尿病・高血圧・がんなどは初期には自覚症状はほとんど見られませ んがさまざまな病気や、合併症を引き起こすと言われています。今回は人間ドックについてまとめてみました。《人間ドック、健康診断、健康、病気》

人間ドックとは

人間ドックとは
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健康状態を総合的にチェック(精密検査)する事で、生活習慣病やがんの早期発見、早期治療を目指して行われるものです。

職場や自治体で行われる健康診断(法定検診)は内容が限られています。

がん検査は、より総合的なチェックが行えるようにメニューが考えられており、半日程度ですむものから宿泊するものまで医療機関によって実施する内容は様々です。

人間ドックに含まれる検査の内容は施設によってさまざまですが、日本人に多い主要ながんや、動脈硬化由来の疾患の検診を、法定健診(一般的な健康診断)と組み合わせが多いようです。

人間ドック、普通の健康診断とどう違う?

・健康診断に関して

職場で実施している定期健康診断(法定健診)は1年に1回、定期的に行わなければならないと、労働安全衛生法で義務づけられています。 定期健康診断の受診時間は2時間程度です。とても簡易的に受診が可能です。

定期健康診断(法定健診)で実施する項目としては下記が一般的です。

①身体計測 :身長・体重・BMI・腹囲・視力検査・聴力検査・血圧測定
②尿検査:蛋白・糖
③胸部X線検査:
④安静時心電図検査
④血液検査:※貧血検査 赤血球数・ヘモグロビン量
⑤肝機能検査:GOT・GPT・γ-GTP
⑥血中脂質検査:中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール
⑦空腹時血糖検査:(ヘモグロビンA1cでも可)

・人間ドックに関して

人間ドックは健康診断と比較するとより多くの検査項目の受信が可能です。近年健康志向の高まりも受け、以前よりも人間ドックを受診する人が増えてきています。

人間ドックは自由診療という保険がきかない診療になります。(代表的な自由診療には、美容整形、インプラント手術、レーシック手術などが含まれます。)
医療機関は実施する内容を自由に決めることができるため、自分のカラダの何が気になるかを明確にしたうえ、医療機関と相談の上受診することが望ましいです。

・去年の人間ドック「異常なし」の割合は過去最低だった

日本人間ドック学会は22日、平成24年に人間ドックを受診した全国の約316万人のうち全項目で異常がなかった人の割合が7・2%で、過去最低だったと発表した。23年から0・6ポイントの減少。
人間ドック「異常なし」…過去最低7・2% – MSN産経ニュース

学会の笹森斉理事は「精度の高い検査法が開発されたことや、異常なしとする基準が厳しくなったこと、経済状況の悪化でストレスが増し生活習慣が乱れたことなどが理由と考えられる」とした。他に高齢化や、食事の欧米化なども原因に挙げた。

異常ありとされた項目は肝機能異常(32・4%)、高コレステロール(31・5%)、肥満(29・3%)が多かった。

人間ドックで見つかったがんは、男性では胃がんが最も多く、大腸がん、前立腺がんと続き、女性では乳がん、胃がん、大腸がんの順だった。

調べておきたい人間ドックの項目

人間ドックはより精密に健康状態を調べることができる反面、費用も高くなってしまうという欠点もあります。もちろん、全身くまなく調べるのに越したことはありませんが、経済的なことも考える必要があります。

人間ドックで調べておきたい臓器トップ3は下記とのこと。

・脳
・心臓
・消化管

脳ドックの特徴
2/3 人間ドックで調べておきたい臓器トップ3! [健康診断・検診・人間ドック] All About

この検査を一番にお勧めする理由は、突然死にもつながることのある脳血管障害を予防するためです。例えば脳卒中の1つであるクモ膜下出血(SAH:ザー)の原因には、動脈瘤(どうみゃくりゅう)という血管の壁が膨らんで脆くなった病変が存在することがあります。動脈瘤を先天的に持っている人も多く、加齢とともに血圧が上昇してくると、動脈瘤の壁が圧力の負荷に耐え切れずに破裂する危険が高くなってしまうのです。

心臓MR検査のメリット
2/3 人間ドックで調べておきたい臓器トップ3! [健康診断・検診・人間ドック] All About

50代から多くみられる心臓疾患として、虚血性心疾患や弁膜症、あるいは不整脈があります。中でも突然死に直結する虚血性心疾患、つまり狭心症や心筋梗塞は、心臓に栄養を与える3本の血管(冠動脈:かんどうみゃく)のうち、いずれかが狭くなった(狭心症)、あるいは完全に詰まってしまった(心筋梗塞)状態です。

消化管ドックの特徴
3/3 人間ドックで調べておきたい臓器トップ3! [健康診断・検診・人間ドック] All About

最近の胃カメラは、鼻から挿入することのできる細いタイプです。カメラが細くなったぶん、従来に比べると苦痛も少なくなりました。胃カメラによって早期にピロリ菌を見つけることができれば、駆除することで胃潰瘍の再発率も下げることができます。

・人間ドックの基本的なメニュー

人間ドックで行う検査は受診者全員に行う共通の検査と必要に応じて受診者と相談の上で実施をするオプション検査に分けられます。オプション検査は通常追加の費用が発生するので、よく確認の上実施を決めるのがオススメです。

共通の検査で行われる通常の内容は下記です。

1.問診
人間ドックにおける問診は非常に重要です。問診は医師の診察や検査の結果からはわからない情報を得ることが目的です。正直に記入して診断に活かされるよう記入して下さい。
2.身体計測

・日本人間ドック学会推奨の 人間ドック検査項目

人間ドックはどのような人が受けるべきなのか?

人間ドックを受けるか受けないかは、「個人の判断」よります。
「何歳になったら人間ドックを受けなければいけない」、ということはありません。
人間ドックを受けるべき人 | 人間ドック/脳ドック/がん検診の病院予約ならMRSO(マーソ)

一昔前は40歳を過ぎたら人間ドックを受けた方が良いと言われていましたが、食生活やストレス社会などの影響により、若くして生活習慣病などの疾患にかかる人が増えています。現在では20代の生活習慣病患者やがんに罹患している人も増えています。30代になるとその数はもっと増えます。
そのため、40歳未満の方で人間ドックを受診される人が増えてきています。

年に一度は、35歳以上の人を人間ドックに受診させる企業が近年多くなっています。これは働き盛りで自身の健康を後回しにした結果、大きな病気に罹ってしまい、後に大変なことにならないよう予防することが目的です。

ご家族やご親戚の中で、がんやその他の生活習慣病に罹ったことがある人は、遺伝の可能性が考えられますので、受けた方が良いと思われます。

環境や食生活などの生活習慣を振り返って、自分自身が人間ドックを受けるべきなのか、一度考えてみてください。

参考・お役立ちリンク

https://matome.naver.jp/odai/2138129828168192101
2014年01月09日