各々の専門分野において突出した才能を集めれば、一個の天才をも凌ぐ存在を作り出すことができる。一人ひとりは凡人であっても、互いに協力し、各々の能力を生かすことができればよいのだ。価値あるものを世に送り出すために、天才の出現を待つ必要はない…。
「ボスマネジメント」と「リードマネジメント」という二つのマネジメント手法があります。
ボスマネジメントは、「人をコントロールできる」という発想のマネジメントで、
統制が必要な場面では効果を発揮しますが、統制は創造性を抑制するので、
クリエイティビティを必要とする場面には、向いていません。
ビジネスは物事を合理的にやらないと成果が出ないので、
その延長でつい部下に対しても合理的にアプローチすると、
部下は期待と違う反応を示すことがあります。
人間は合理的な理屈で動いておらず、「基本的欲求」を満たすために動いているからです。 例えば、いくら正しいことでも、他人から強制されると、欲求が満たせなくなって 反抗したくなるのです。
しかし、「人をコントロールできる」という発想のボスマネジメントでは、
部下の欲求への配慮をせず、部下を強制的にコントロールしようとします。
結果、部下の自由な発想や発言を抑制してしまいます。
https://matome.naver.jp/odai/2138115473173718201/2138116029579104803
一方「人は欲求によって内側から動機付けられる」という発想のリードマネジメントでは
部下の欲求に配慮します。自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、
相手の話しをしっかり聴いたり、相手に権限を委譲することで、
欲求を満たすように関わります。
仕事で欲求を満たせるイメージが「自律型人材」を育てるのです。
このことで部下は自由に発想し発言するようになり、創造性を生む土壌ができます。
また、欲求が満たせるイメージができれば、人は誰でも自発的に行動します。
ただのチームをレベルアップさせ、「集合天才型チーム」を作っていくためには、 ボスマネジメントからリードマネジメントに移行していくことが必要なのです。
「自律型人材」と「集合天才型チーム」の創り方
https://matome.naver.jp/odai/2138115473173718201/2138115816177181303
★ボスマネージメントとリードマネージメントの違い その1
●ボスマネージメント
1. 全てのレベルで、ボスが仕事とその仕事の基準を決定し、従業員の意見を聞くことはめったにない
2. ボスは、たいてい従業員に仕事のやり方を話すだけで、見せることはしない
3. ボス、もしくはボスが命じた人が、仕事を検査・評価し、従業員は自分達の仕事の評価には関わらない
4. 恐怖が支配する職場では、敵対関係が生まれ、従業員の抵抗が様々な形で見られ、こうした中で品質の低下が問題となる
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●リードマネージメント
1. 仕事の経費と質について、絶えず正直な話し合いが 全従業員の間で行われる
2. 従業員にわかりやすいように仕事のやり方の模範を示す
3. 品質が経費よりも優先されることが明白になっており、 従業員が自分の仕事の質について自己評価する
4. あらゆる機会を使って、上質の本質は絶えざる改善であることを教える
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・次ページでも、違いを明確にしてみます。
★ボスマネージメントとリードマネージメントの違い その2
●ボスマネージメント
1 .部下を動機づけることに気を配る
2. 誰が悪かったかを探す
3. 欠陥の責任をとらせる
4. 生産性に全員の注意を向けさせる。 個人の達成を強調し、それに対して報酬を与える
5. 仕事をしろと命令する
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●リードマネージメント
1. 動機づけの障害を取り除く
2. 何が悪かったかを探す
3. 欠陥を防ぐ方法を調べる
4. 上質に全員が注意を向けてもらう
5. グループの達成を強調し、その達成を認める
6. 仕事をしやすい方法を確立する
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★ボスマネージメントからリードマネージメントへ
https://matome.naver.jp/odai/2138115473173718201/2138116044779206503
ボスは駆り立て、リーダーは導く。
ボスは権威に依存し、リーダーは協力を頼みとする。
ボスは「私」と言い、リーダーは「私たち」と言う。
ボスは恐れを引き出し、リーダーは確信を育む。
ボスはどうするかを知っているが、リーダーはどうするのかを示す。
ボスは恨みをつくりだし、リーダーは情熱を生み出す。
ボスは責め、リーダーは誤りを正す。
ボスは仕事を単調なものにし、リーダーは仕事を興味深いものにする
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選択理論とは、Choice Theory
https://matome.naver.jp/odai/2138115473173718201
2013年10月10日