英国のグリニッジ天文台は、全世界から最高の天体写真を募るコンテストを過去4年にわたって実施している。1200通の応募作から選び抜かれた2013年の作品は、息をのむほど美しいものばかりだ。
世界のプロアマ写真家から1200件以上の過去最高数エントリー
2013年の「Astronomy Photographer of the Year」コンテストには、わたしたちが住む輝く宇宙の見事な画像がたくさん集まった。
グリニッジ天文台「宇宙の写真」コンテスト
1200通の応募作から選び抜かれた2013年の作品は、息をのむほど美しいものばかりだ。
世界各地で撮影された美しい天体写真–グリニッジ天文台コンテスト入賞作の数々 – CNET Japan
入賞作と最終候補作はコンペの公式ブックで公開される。公式ブックは9月19日から、書店とオンラインで入手できる。
グリニッジ天文台「宇宙の写真」コンテスト
総合優勝および「Earth and Space(地球と宇宙)」部門最優秀賞
“Guiding Light to the Stars” by Mark Gee, Australia.
「Sir Patrick Moore prize for Best Newcomer(最優秀新人賞)」
“Venus Transit, Foxhunters Grave, Welsh Highlands” by Sam Cornwell, U.K.
太陽を横切る金星を撮影した美しい1枚
「Young Astronomy Photographer of the Year(若き天体写真家部門)」最優秀賞
“The Milky Way Galaxy” by 14-year-old Jacob Marchio U.S.A.
なんと彼は米国に住む14歳
ニコン製のカメラ「D3100」と18mmレンズで天の川を撮影したこの1枚には、無数の星が写され、銀河の中心に向かってダストレーンも見えている。
ニコン製のカメラ「D3100」と18mmレンズで天の川を撮影したこの1枚には、無数の星が写され、銀河の中心に向かってダストレーンも見えている。
「Young Astronomy Photographer of the Year(若き天体写真家部門)」入選
「Earth and Space(地球と宇宙)」部門次点
“Green Energy” by Fredrik Broms, Norway.
「緑のエネルギー」
「この写真で表現したかったのは、力強いコロナ状オーロラの渦に引きずり込まれていくような、感動的で不思議な感覚だ」
「この写真で表現したかったのは、力強いコロナ状オーロラの渦に引きずり込まれていくような、感動的で不思議な感覚だ」
「Earth and Space(地球と宇宙)」部門入選
“Snowy Range Perseid Meteor Shower” by David Kingham, U.S.A.
日の入りから日の出までの7時間をかけてペルセウス座流星群を撮影した23枚の写真を合成したもの
「Earth and Space(地球と宇宙)」部門入選
“Icy Visitor” by Fredrik Broms, Norway.
氷と岩の核を持つパンスターズ彗星は、2013年に太陽に最接近しながら、膨大な長さのガスの尾を引く姿を見せた。
“A Quadruple Lunar Halo” by Dani Caxete, Spain.
「People and Space(人と宇宙)」部門の特別賞
“Moon Silhouettes” by Mark Gee, Australia.
「月に浮かぶシルエット」
「ニュージーランド、ウェリントンのマウント ビクトリア展望台には、眼下に広がる街並みを眺めるためにいつも人が集まってくる。だがこの日は、展望台のすぐ後ろに月が昇ってきて、見物客のシルエットが浮かび上がった」
「ニュージーランド、ウェリントンのマウント ビクトリア展望台には、眼下に広がる街並みを眺めるためにいつも人が集まってくる。だがこの日は、展望台のすぐ後ろに月が昇ってきて、見物客のシルエットが浮かび上がった」
「この写真は、満月の翌日に、ウェリントン市の反対側の2km(1.2マイル)離れた地点から撮影した。絶好の場所に絶好のタイミングで居合わせたのは偶然ではなく、この構図は1年以上前から狙っていたものだ」
世界各地で撮影された美しい天体写真–グリニッジ天文台コンテスト入賞作の数々 – CNET Japan
「People and Space(人と宇宙)」部門入選
People and Space Runner-Up: “Hi.Hello” by Ben Canales, U.S.A.
「Our Solar System(われらが太陽系)」部門最優秀賞
“Corona Composite of 2012” by Man-To Hui, China.
「コロナの微妙な表情を引き出そうと苦心したわけではなく、裸眼で観察した様子をできるだけ鮮明に再現しようと努めた。コロナの美しさを愛でることに、これまでたくさんの時間を費やしてきた。あの美しさは言葉では表せない」
「Our Solar System(われらが太陽系)」部門優秀賞
“Ring of Fire Sequence” by Jia Hao, Singapore.
「Our Solar System(われらが太陽系)」部門入選
“Cosmic Alignment: Comet Lemmon, GC 47 Tucanae and the SMC”by Ignacio Diaz Bobillo, Argentina.
“Magnetic Maelstrom” by Alan Friedman, U.S.A.
「Deep Space(深宇宙)」部門優勝
“Celestial Impasto: Sh2 – 239” by Adam Block, U.S.A.
「この分子雲の繊細な塵の束と、不透明で冷たい真っ暗な中心部を描く絵筆を想像してほしい」
この星雲写真は、天体望遠鏡を使って15時間の露光で撮影された。
この星雲写真は、天体望遠鏡を使って15時間の露光で撮影された。
「Deep Space(深宇宙)」入選
“Rho Ophiuchi and Antares Nebulae” by Tom O’Donoghue, Ireland.
「青い領域と黄色い領域で見えているように、星間塵が近くの星の光を映している。離れた星の光は遮断して吸収されるので、この写真では茶色や黒に見える。右の方にある明るい星は、水素ガスの雲をイオン化しているために赤く輝いている。その下には、遠く離れたところに無数の星から成る球状星団がある」
“Omega Centauri” by Ignacio Diaz Bobillo, Argentina.
“M81-82 and Integrated Flux Nebula” by Ivan Eder, Hungary.
“Floating Metropolis-NGC 253” by Michael Sidonio, Australia.
https://matome.naver.jp/odai/2138093811320306801
2013年10月05日
ニュージーランド北島の海岸でアーチを描いている天の川と写真右の最も明るい点は、パリサー岬灯台