あまり知られていない日本独自のOS「TRON」

taltsan
OSといえばWindowsやMac OSが有名ですが、実は日本で生まれたOSが存在するのです。そしてそのOSは、皆さんの見えないところで今でも活躍しています

実は日本で生まれたOSがあった!

今のパソコンのOS(オペレーティングシステム)はほとんどがWindowsだが、過去日本で独自のOS開発が行われていた。東京大学の坂村教授が開発を進めていたTRONだ。
アメリカによる日本独自OS=TRON潰し – るいネット

TRONは「OS」そのものではなく、「OSを作るための基準」なのです。ですから、TRON仕様で作られた物同士は完全に互換性があるのです
抹殺された日本生まれのOS TRON : とある国家の機構崩壊(システムエラー)

TRONプロジェクトによって生まれたシステムは多岐に渡るが、最大の特徴は、原則的にオープンソースであること。
近未来の象徴、TRONの現在「坂村健の目」トークセッションを目の当たりにして | Foyer Web Site

つまり、企業だろうと非営利団体だろうと、TRONを使用したシステムを自由に作ることができ、相乗効果で洗練化が進んで行くということだ。
近未来の象徴、TRONの現在「坂村健の目」トークセッションを目の当たりにして | Foyer Web Site

TRONの歴史

時は1980年代初期、当時東京大学で助手を務めていた坂村健氏が開発リーダーとなり、1984年、公的に「TRONプロジェクト」を立ち上げて開発が進められ、発展を遂げていきます。
抹殺された日本生まれのOS TRON : とある国家の機構崩壊(システムエラー)

このTRONは20年前の時点で、Windowsを凌ぐOSだと言われてきた。
アメリカによる日本独自OS=TRON潰し – るいネット

パソコン用OSを作る為の規格であるB-TRON。かつて、それを日本政府が教育用コンピュータのOSに採用しようとしました。
抹殺された日本生まれのOS TRON : とある国家の機構崩壊(システムエラー)

TRON OSとTRONキーボード

しかし、アメリカ通商代表部(以下USTRと略)が「潜在的・実質的に市場に介入する」という妄言でもって、B-TRONを完全にアメリカの国内法である「スーパー301条」に登録。これによりB-TRONは市場に出ることを許されなくなってしまったのです。
抹殺された日本生まれのOS TRON : とある国家の機構崩壊(システムエラー)

しかし、後年「何処のどの企業でも自由にトロンOSを作ることが可能」ということで、USTRは当初の主張の不当性を認め、スーパー301条の登録を解除したのです。これによりB-TRONは大手を振って市場に出回ることが出来るようになったのです
日本生まれのOS トロン

しかし、時期が遅すぎました。B-TRONが封印状態にあった間にマイクロソフト社製のウインドウズが市場を席巻してしまったのです。
日本生まれのOS トロン

パソコン市場では、市場を奪えなかったものの、あらゆる家電製品や自動車、携帯電話などに使われるOSとして、こつこつとその市場占有率を高めて行った。そして今やトロンなしでは、車も家電も動かないまでになった。
トロンの時代・ケイタイの時代

電化製品によって支えられている今日の生活は、TRONなくしてはなり得ないのだ。
近未来の象徴、TRONの現在「坂村健の目」トークセッションを目の当たりにして | Foyer Web Site

https://matome.naver.jp/odai/2138007259887254301
2013年09月25日