転職info@tenshokuinfo
介助と介護の違いを理解し介護の視点を持つ
介護の対象者は人生の終盤に差し掛かっていることを理解する
同じお世話をする仕事でも幼児は成長とともに出来る行為が増えますが、介護の対象者である高齢者は時間の経過とともに出来ない行為が増えていきます。現在の高齢者は戦争や物の無い時代にあっていかに心豊かに過ごしてこられたのか、大切な家族の絆をどのように守ってこられたのか、己の信念や真情を確立させ社会のさまざまな集団の中で互いに役立ち助け合い今の世の中が確立してきました。
楽しみの時間を提供する
利用者への敬意を表す方法が接遇です
介護職員の利用者に対する尊敬の思い、気持ちや心遣いなど目に見えない心の内を届ける方法が接遇です。挨拶、声かけ、言葉、態度、身だしなみなど普段当たり前に行われている行動の中に届けるチャンスは含まれています。介護職員の笑顔や敬意を込めた接し方は利用者が安心できる大きな要因です。
◎忘れてはいけない介護の本質
【介護の本質】
◎専門的知識及び技術を持って、身体上又は精神上の障がいがある事により、日常生活を営むのに支障がある者に対し入浴、排泄、食事などの介護を行う。
◎介護とは「その人らしい生活、人間らしい生活、私達と同じような日常生活動作」が行えるように、落ちていく機能を緩和させながらも出来る事はやって頂ける様な取組み、専門性を活かして行うことです。
◎介護をやっていて良かったと思えた16の瞬間!!
●利用者の方が口から食事が取れるようになった。
●日中だけでもオムツが外れ、トイレに行けるようになった。
●名前を覚えてくれた。
●歩けるようになった。
●立位が30秒できるようになった。
●トイレに座れるようになった。
●眠剤を飲まなくても、環境を変えたら眠るようになった。
●笑うようになった。
●自分の知らない地元の昔話を沢山してくれるようになった。
●声かけだけで自分から食事が取れるようになった。
●ご家族様から喜んで貰えた。
●ご家族様と一緒にケアプランを決めた。
●他職種と一緒に協力をして、少しでも元気で笑顔でいれるようにできた。
●実習生、後輩を育て一緒に働きたいと言ってもらえた。
●あなたがいないと介護現場が盛り上がらないと言ってもらえた。
●利用者の方の人生の一部に携えたなど。
◎専門性・技量があったから感じる「やりがい」
1.利用者の方が口から食事が取れるようになった。
一般の人からすれば大した事のないように感じますが、人は物を食べなければ死にます。胃に穴を開けて食事をする経管栄養がありますが、それは最終手段であり嫌がるご家族様や胃に穴を開けてまで生きたくないと言う場合があります。そこは介護力で歯科衛生士・管理栄養士・看護師さんと力を合わせ、口から食事が取れるように働きかけます。
3.名前を覚えてくれた。8.笑うようになった。
利用者の方が名前を覚えてくれるのにも、日々の関わり方や声かけ、ラポール(人間関係)が築かれてきた現れの1つです。認知症だから覚えてくれないっって事はありませんので、関わり方1つで名前を覚えてくれたり笑顔になってくれたりします。
5.立位が30秒取れるようになった。6.トイレに座れるようになった。
これも一般の人からすれば立てて当たり前、トイレに座れて当たり前と思うかも知れませんが、在宅や病院で安易にオムツにしてしまった事によりトイレに座れて出来ていた事ができなくなり施設に入ってくる事があります。高齢に伴い筋力低下など。
30秒立てるようになっただけで、介護者が1人でトイレ誘導が行えるようにもなり、そしてトイレに座ってできる喜び、トイレで正常にできる大切さ、オムツの不快さを無くす事にも繋がってきます。
1~16の「やりがい」を感じるのにも、日々の積み重ね努力があったからこそ感じる事の出来る介護ならではのやりがいです。利用者の方の人生の一部に関わる事ができる仕事って、実は素晴らしくてすごい職業なのかも知れませんね(^^)
介護士の仕事内容
介護士の仕事内容は?
介護士の業務は次の4つにわけられます。
①身体介護
身体介護とは、
食事、排泄、衣服の着脱、入浴、身体の衛生管理といった介助を行います。
これは、一般的な例ですが、
被介護者の障害等のレベルによって、介助の仕方も変わってきます。
②生活介護
生活介護とは、
家事援助とも呼ばれ、食事から掃除、洗濯といった日常業務である
“家事”の介護、援助をします。
必要があれば、病院や買い物にも行きます。
③相談
被介護者の相談も受けますし、助言もします。
さらに、被介護者の親近者の介護についての相談、助言も行います。
④社会活動
介護士の仕事として、
家族や近隣住民との人間関係の仲介も含まれます。
~介護の仕事を見つけたいあなたに~
【勤務場所】
特別養護老人ホーム 介護老人保健施設 有料老人ホーム
ショートステイグループホーム デイサービス デイケア
訪問介護 訪問入浴 居宅介護支援 病院 診療所
~求められることについて
必須能力のコミュニケーション
サービスを提供するにあたって必要になるのはコミュニケーション能力になります。事前にサービスを受給する利用者様の情報は集まっていますが、実際にサービスを提供しながらが相手が何を思っているかを知らなければいけません。
初歩的な医療知識
介護サービスを受給する利用者様は、何らかの疾患を患って介護のサービスを受けれる方が大半です。認知症だけでなく、脳疾患で麻痺を患った方、骨折で満足に起きることもできない方、など様々な状態の方がいらっしゃいます。ただ目の前にいる利用者様の状態を見てサービスを提供するだけでなく、生活を送るうえでの支障になっている病気や障害の知識を知り、どのようにしたら自立した生活が送れるかも考えなければいけません。
基本的な介護技術
初歩的な医療知識に合わせて提供するのが、基本的な介護技術になります。
麻痺を患った方の移乗動作や歩行の付き添い、食事が自己摂取できない方への食事介助、着替えが満足に行えない方への更衣介助、そして排泄の処理ができない方への排泄介助。本当に基本的ではありますが、以上のものが介助内容にあたります。