箱男
箱男読み終えた。目まぐるしかった。
— 電気 (@46denki) September 10, 2013
言葉図書館@story___bot
でも、その苦痛からのがれようとしたら、時間はゆっくり融けていく。(箱男=安部公房)
虚無への供物
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ』とともに、日本探偵小説史上の三大奇書と並び称される。
本作は、現代にまで響く告発の書である。そしてそれは不可避的に自己関係的機制をなすのである。ここにこそ、本作がメタ・フィクション、アンチ・ミステリとならねばならぬ理由があるのではないか。
Amazon.co.jp: 新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫): 中井 英夫: 本
dangan@dangan
kei@kyotaaps
三大奇書制覇には、感慨深いものがある。アンチミステリって素敵。
紅紅マグロ(by童(貞)顔)@benibeni_maguro
夜の果てへの旅
まるでフランスのアングラ映画的ストーリーで、例えば日本で言うなら若かりし頃の大島渚タイプの映画監督などがこぞって映画化しそうな美しさで、とくにラストの車中での発砲の場面などは古典的な文学スタイルとは一線を慨しています。
Amazon.co.jp: 夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫): セリーヌ, Louis‐Ferdinand C´eline, 生田 耕作: 本
印象として、夕闇に沈む光景のような本。
後ろには町の光があるのに、自分は光のない道の先ばかりを見てしまう。その姿は虚しく、そして物悲しい。
Amazon.co.jp: 夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫): セリーヌ, Louis‐Ferdinand C´eline, 生田 耕作: 本
学者だろうとなかろうと、およそ現代の栄光は金持にしか微笑みかけない。 セリーヌ「夜の果てへの旅」
— 言葉サプリメント (@randy_derek) September 3, 2013
よし、今日は終わり。寝る前に「夜の果てへの旅」20頁読む。
しかし「魔の山」ほど面白くない。文節が短すぎて、読むのに時間がかかる。
開高健や保坂和志みたいに一文がとても長いものの方がすらすらと読めるのだけれど、すごく面白いから一日で読み終えてしまうのが毎度残念。— 映画「White Elephant」 (@whiteelephant_) August 8, 2014
杞憂 諦@ku_akira
嘘つきアーニャの真っ赤な真実
感性、文才、ロシア語通訳としての経験、その全てが揃った著者のような人物がいなければ世に出ることのなかった奇跡のような作品だと思う。
Amazon.co.jp: 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫): 米原 万里: 本
赤「米原万里という方の『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』という本を読んでみるといい。大人の宗教戦争に巻き込まれ色々な世界を知った子が、大人になってから、かつての友人を訪ねあるいている自叙的な話だよ。宗教戦争の背景、世界、たくさんのものに目を向けるきっかけになるだろう」
— キセキの図書館 (@tosyokan_965) September 5, 2013
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』がオードリーのANNの大喜利のコーナーのお題に使われてめっちゃびっくりした こんな真面目な小説で読書妄想文というスポンサー角フェスの無茶振り
— 園田ゆり きつねくんと先生2巻単行本 (@sonoda_yuri) August 3, 2014
アルジャーノンに花束を
「チャーリイの純心さ」「知的障害者への社会の偏見」「人の醜さが見え始め苦悩する様」などの描き方が非常に巧いです。
フィクションとは思えないほど、のめり込んでしまいました。
Amazon.co.jp: アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫): ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐: 本
阿寒湖@s_shoichi_s1
「アルジャーノンに花束を」を読み終えた。
まさに名作と言わざるをえない。
知能の高さと幸せは結びつくのか、自分とはなんなのか。
小説としても素晴らしく、漢字やひらがな、句読点の使い方など、原文の良さを失くす事無く、表現されていた。
ラストの一文には、涙流さずにはいられない。— 黒猫のティータイムを (@Chronotactics) September 4, 2013
アルジャーノンに花束を、をゆっくりと読んでいるけど、周りの人に比べて精神の発達がとても遅かった僕にとって、読むのが結構辛い小説だな
— あきそ (@othk2051) August 26, 2015
ワイルド・スワン
今なお急激に成長を続ける中国。その大国の歴史背景を知ることが出来るので、中国に興味がある人は読むべきであろう。
この物語はただ単にその時代の悲惨な情景を描いただけではない。厳しい状況におかれても自らの信念を貫く著者の父親、また、苦しい時代だからこそ輝く優しさ、家族愛。人は醜くもなれるし、また、美しくもなれるということを教えてくれた。
この話の舞台は中国だが、どの国、どの地域に住んでいようとも当てはまる、人間誰しもが持つであろう普遍的な部分に触れる作品だと思う。ぜひ皆さんにも読んでほしい。
Amazon.co.jp: ワイルド・スワン(上) (講談社文庫): ユン チアン, 土屋 京子: 本
ヘルポエマー@osushipoem
「愛があれば、ただの水だって、おいしいわ」
ワイルド・スワン(上)より
栗田舞乃丞@MAIZO_YY
金閣寺
どうしてここまで、と思えるほどに精緻で凝らされた言葉。一つ一つのエピソードは短く多彩で、それぞれが思考的、時間的、美的に掘り下げられ、飾られています。そしてそれが一つの結末に向かって連なって行く……。特に金閣の鳳凰の描写が凄い。
Amazon.co.jp: 金閣寺 (新潮文庫): 三島 由紀夫: 本
緑間真太郎のパンツ@若菜@wawawawakana
三島は天才だと思う。日本語を知り尽くしてるのではないかと思うくらい表現が豊かで圧倒される。ずっと読んでいるとおかしくなってしまうのではないかと感じる。でも、おもしろいから読むんだけどね。『金閣寺』改めて見て、そう思った。
— らし (@norurunrunn) October 12, 2013
「世界を変貌させるのは決して認識なんかじゃない。世界を変貌させるのは行為なんだ。それだけしかない」(三島由紀夫『金閣寺』)
— 本の中の言葉 (@words_on_books) October 13, 2013
太陽の子
児童文学の世界に沖縄戦という社会問題を盛り込み、そのテーマ性に対して賛否両論の議論の的となった作品である。
少し読み始めるとドキッとするような展開になる。
そのドキッは自分の心の弱いところを誰かに見られたような感じである。
そしてもう読み終えるまで一気に最後まで読んでしまう。
Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 太陽の子 (角川文庫)