3ステップで分かる、デモ隊と治安部隊が衝突するまで
1.去年初めての民主選挙が行われ、ムハンマド・ムルシー大統領が当選しました
2.政権運営がダメダメで国民の不満が高まり、2013年7月に軍部によるクーデターで政権が崩壊
3.旧ムルシー大統領の支持者がデモを起こし、治安部隊との衝突の末、900人以上もの人々が死亡
ムルシー政権を支持しているのは、イスラムの思想を持ったムスリム同胞団
ムルシー政権を指示しているのは、イスラムの思想を持った「ムスリム同胞団」。
アルカイダのような集団は過激派ですが、ムスリム同胞団は穏健派といわれる団体。
2012年エジプト大統領選挙においては、前政権に対抗するため、みんなが結束してムルシーを支援し当選した
エジプト – Wikipedia
ムルシー政権が発足すると、経済・治安はどんどん悪化・・・。
殺人が2012年は2.5倍の1885件に増化するなど、ムバラク政権の警察国家により抑えられていた犯罪の増加により治安が急速に悪化
エジプト – Wikipedia
食品価格が3割上がるなど物価上昇を引き起こしたり、失業者数が約100万人増加するなどし、それが犯罪増加につながるという悪循環が生じた
2013年エジプトクーデター – Wikipedia
さらに、ムルシー政権は軍部を弱体化させようとし・・・
当初はムルシー政権と距離を置いていた軍部だったが、軍を弱体化させようとした政権に反発し、クーデターを実施。
クーデター後、ムルシー支持のムスリム同胞団のデモに対して、軍部が鎮圧を図り、900人以上の死者が出ている

https://matome.naver.jp/odai/2137689349847625101/2137698316969167203
しかし、政変がクーデターにあたるのか、立場によって見方が異なる
エジプトの外相は、軍主導の暫定政権がムルシー派を弾圧していると国内外メディアが報じていることについて、「バランスを欠いている。もっと中立的に報道すべきだ」と批判
マケイン氏がエジプト暫定政府を非難「大虐殺を行っている」
モルシ派=前政権を支援するムスリム同胞団
ムスリム同胞団のデモ隊が銃を撃つ様子や、国際テロ組織アルカイダの旗を持つところなどを撮影した写真を報道陣に配布
マケイン氏がエジプト暫定政府を非難「大虐殺を行っている」
エジプト人タレントのフィフィさんが Twitter で衝撃的な動画を紹介している。そこには、デモ行進をする群集に対して治安部隊が発砲するシーンが収録されており、非常に衝撃的な内容となっている。
【エジプト】日本のメディアが報道しない映像 / 治安部隊が無抵抗の人たちに発砲 | ロケットニュース24
非武装でデモ行進する人々の行く手をふさぐ戦車と兵士。デモ隊に無差別に発砲…倒れる人々。銃声は鳴り止まず。女性も撃たれています。彼らのどこが過激派?
【エジプト】日本のメディアが報道しない映像 / 治安部隊が無抵抗の人たちに発砲 | ロケットニュース24

https://matome.naver.jp/odai/2137689349847625101/2137698317069167903
これをクーデターだと認めてしまうと、資金援助を打ち切る結果になってしまうため、賛否両論になっているのです
オバマ米大統領は8月15日、秋に予定している米軍とエジプト軍の合同軍事演習を中止すると発表した。だが米国がエジプトに対して実施している年13億ドル(約1265億円)の軍事援助の停止については言及しなかった
アメリカがエジプトへの軍事支援を簡単にやめられない理由
共和党のマケイン上院議員は8月18日放送のCNNテレビの番組で、エジプトの騒乱を「大虐殺」だと非難し、オバマ政権はエジプト政府への軍事援助を停止すべきだと主張
マケイン氏がエジプト暫定政府を非難「大虐殺を行っている」