昨今、日本人男性の男性ホルモン「テストステロン」の値が低下している。しかも、この傾向は40~50歳代の働き盛りの男たちに顕著に現れている。
仕事力低下・うつ・メタボ・ED……。男性ホルモンが減って、これだけの大問題 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト
LOH症候群とは
最近では男性更年期障害による症状だけではなく、加齢に伴う男性ホルモンの低下により生じるさまざまな身体状況の悪化を指す言葉として、加齢男性性腺機能低下症候群(late-onset hypogonadism:LOH(ロウ)症候群)との呼称が提唱されています。
男性更年期障害 – 関西医科大学泌尿器科学教室
症状
1つ目が「性機能関連症状」。これは性欲の低下やED(勃起障害)である。
2つ目は「精神・心理症状」で、抑うつ感や落胆、不安、疲労感、記憶力や集中力の低下など。
3つ目は「身体症状」だ。女性と同じく発汗やほてり、睡眠障害、関節・筋肉関連の症状などが出てくる。
働き盛り世代を襲う男性更年期障害 男性ホルモン低下が招く多様な症状 | 患者さん・ご家族の皆様へ|日本新薬株式会社
40-50代の男性ホルモンは60代よりも低下している
なぜ40-50代に男性ホルモンが減少するのか?
「40~50代の男性は、会社員なら管理職。職場では上司と部下の板挟みになり、家庭では家族とすれ違いで安らげる場所がない。ストレスが低下の原因」と順天堂大学大学院の堀江重郎教授は分析する。
メタボ、うつ、ED、動脈硬化……専門医が解き明かす男性ホルモンの真実:日経ビジネスオンライン
一番の原因はストレス・・・
強いストレスが加わると、体には「ストレスホルモン」が分泌されます。ストレスホルモンも男性ホルモンも、その分泌の命令を出すのは、脳です。
このストレスホルモン分泌の命令を出すとき、脳の中では、男性ホルモンの分泌が抑制されることがわかっています。
「男性ホルモン」の低下による男性更年期障害「LOH症候群」 うつ病の治療ガイド
セルフチェック
◎STEP1
各質問について五段階の答えを設けていますので、
自分に当てはまる状態を番号を答えてください。1=ない、2=軽い、3=中程度、4=重い、5=非常に重い
1. 総合的に調子が思わしくない。
2. 関節や筋肉の痛み
3. ひどい発汗
4. 睡眠の悩み
5. よく眠くなる。しばしば疲れを感じる。
6. イライラする
7. 神経質になった
8. 不安感
9. 体の疲労や行動力の減退
10.筋力の低下
11. 憂うつな気分
12.「絶頂期は過ぎた」と感じる
13.力尽きた、どん底にいると感じる
14.ヒゲの伸びが遅くなった
15.性的能力の衰え
16.早朝勃きの回数の減少
17.性よくの低下◎STEP2
各質問の答えの合計を出しましょう。
ない=1点、軽い=2点、中程度=3点、重い=4点、非常に重い=5点合計点が・・・
17点~26点=なし
27点~36点=軽度のLOH症候群の疑いあり
37点~49点=中度のLOH症候群の疑いあり
50点以上 =重度のLOH症候群の疑いあり
男性更年期( LOH 症候群) のホルモン補充療法|セルフチェックシート付き
予防・対策法
陽の光を浴びる
体内時計をリセットする一番簡単な方法は、陽の光を浴びることです。これは外に出なくても自宅のベランダや日の当たるところに身を置くだけでもOKです。
理由としては、陽の光を浴びることによって脳内のセロトニンの分泌量が増えるため、緊張や不安といった精神的症状を和らげる効果があるからです。
http://kounenki-kokufuku.com/medical-treatment-prevention/rhythm/
30分ウォーキング
運動する時間に関しては30分程度が望ましいです。30分という時間が必要なのは、30分の運動のうち、20分は身体の筋肉を動かしているだけですが、残りの10分で脂肪燃焼やテストステロンの分泌量の増加が期待できるからです。
男性の更年期障害と運動療法 | 男性の更年期障害克服サラリーマンの体験記
姿勢を正す
普段から正しい姿勢を心がけ、身体の中心部にある、大腰筋や脊柱起立筋などを鍛えましょう。
このような筋肉を鍛えれば、姿勢がよくなりますし、エネルギー代謝や血液の流れもよくなり、健康な身体を作ることができ、それが、更年期障害の予防にもつながってきます。
更年期障害 予防:更年期障害の症状と治療法
腹八分に
。食べ過ぎて肥満になると、男性ホルモン(テストステロン)の働きが低下します。
男性更年期障害(5) – One for all, All for one