-(天下を取ろうと思っている?)これは僕ではできない(橋下)
堀江貴文氏(以下;堀):橋下さんは本気で国政で天下を取ろうと思っている?
橋下徹氏(以下;橋):これは僕ではできない。僕の次の人がこれをやってもらわなきゃいけないなと思ってまして。参議院選挙が終わった後に、自民党という巨大な勢力ができますからね。それに対抗する政治グループ、対抗勢力っていうものができるキッカケになればいいな、と。
堀:一時期、ちょうど僕らが入ってた頃、ブワーって議席伸ばしたじゃないですか。そこで例えば、もの凄い核心に迫りますけど、石原さんと組まれたじゃないですか?石原さんと組まれて、結構プラスだった部分とマイナスだった部分も結構あると思うんですけど、そこら辺ぶっちゃけどうなんですか?
橋:僕はプラスだったと思います。やっぱり国会議員でもないですしね。国会議員7名であと全部新人で出そうとした訳ですよ。そこにはね、やっぱ経験とかそういう色んなものが政治家をまとめていく、ある意味重石じゃないですけども。
(重鎮の方々は)僕らみたいな若い勢力の中で、経験というかね、そういうのが凄い必要な世界でもあるので、凄い柔軟に対応してくださいますよ。
堀:あと、みんなの党。めっちゃ被ってますよね。
橋:考え方…たぶん丸被り、一緒だと思うんですけど。これは僕の責任でもあるんですけどね。
堀:ちょっと失礼な言い方かもしれないですけど、彼ら上品な方向に行ってますよね、何か。
(渡辺さんとは)何回かお会いされたんですか?
橋:あります。日本維新の会を立ち上げる前に、一緒になるかどうかっていうところでね、色々コミュニケーションは取ってたんですけども、そこで上手くいかずに、そこで渡辺さんは僕に対して信頼関係がなくなったって思われたんでしょうねえ。
(堀:修復不可能ですか?)僕はそうではないですけども、石原さんのグループと組んで、去年の衆議院選挙の時に、みんなの党の候補者が立ってる所に、どんどん僕らが候補者ぶつけたような形になってしまったんですよ。これは、政治の世界では、もう…信頼関係が一番崩れるところです。だから今回参議院選挙では、逆にどんどんみんなの党にぶつけられましたからね。
みんなの党と維新の会を合わせた票いけば2着を取れてたところがね、共倒れをしてる選挙区も、やっぱ幾つか出てきてます…
堀:これでももったいないですよね。僕的に言うと、これ多分一緒にやるべきだと思うんですよ。どっちかが折れなきゃいけないんですよね、結局。
橋:だから、次の世代に…まあ、渡辺さんでもいいんですけども、僕はもうその役割ではないと思ってます。これはもう、政治の世界の中で、やっていけるタイプじゃないです、僕は。