▼「ヒマだからな!」が口癖の、知る人ぞ知るギャグ漫画家うえけんこと上野顕太郎氏
「ホエーとは何か?」「ピロリ菌の語源は?」「雑誌の懸賞は誰が抽選している?」
モーニング | デジタルコンテンツ
上野顕太郎氏の著作「ひまあり」の紹介文章。暇なので気になったことを調べてみた、的なノリの作風
数万の野生の馬が草原を疾走する風景を描くためだけにモンゴルへ旅行した経験がある
上野顕太郎とは – はてなキーワード
▼そんな上野氏に突如訪れた悲劇を描いた「さよならもいわずに」とは
▼唐突に訪れた「妻の死」という絶望をドキュメンタリータッチで描いた作品
2004年12月10日深夜、上野氏が自宅二階にある仕事場から一階に下りたところ、キホさんがうつぶせで倒れていた。上野氏は必死で蘇生法を行うも…
▼突然の妻の死。その瞬間、「世界は意味を無くした」
人の死がどれだけ淡々と処理され、日常が残酷に淡々と過ぎていく現実
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作者が葬式を終え、茫然自失、外の世界が奇妙に歪み出す辺りでは同様に胸が傷んだ。
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▼意味の見出せない絶望の中で、妻のかけらを探し集めていく
どれだけ苦しめばいいのか、妻の死を描くことで何か救われるのか、そのような苦しみと葛藤の中、描かれていく本作の果てにあるものは・・・
▼つらくてどうしようもない、という心の叫びが全編につまっている
身を切られる様な喪失感とその再生
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この作品のページを何度も開くのは辛い。けれど開くと見入ってしまう。どんな小さなものにも、描かれた時間があり、そこには鎮魂の時間が流れている
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終盤間近の、いわゆるクライマックスでは作者とともに思わず嗚咽し、それが中々収まらなかった
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NABE団千葉 こもりきひ@komorikihi
▼様々な表現方法を用いて語られる絶望感。悲しみは本体に収まりきれず、表紙にまでにじみ出る
時間軸を操作し、表現技法に工夫を凝らし、妻との日々・妻を亡くしてからの娘との日々を手を変え品を変えマンガ作品に作り上げている
思い出日記 上野顕太郎『さよならもいわずに』(エンターブレイン刊、2010年)
もっと毎日でも一人で泣いたらええやん。あんまり泣けへん自分もいらんのんか?そうか、泣く代りに描いてはるんか。表紙の加工はその滴やったんか。
さよならもいわずに 感想 上野 顕太郎 – 読書メーター
▼読んでいて辛くなるほどだが、普段見失いがちな、肉親の大切に気づかせてくれる作品
「大切な人を失ったすべての人に。そして大切な人がいるすべての人に。」と上野の献辞がある。
asahi.com(朝日新聞社):大切な人がいるすべての人に さよならもいわずに(上野顕太郎) – 漫画偏愛主義 – 映画・音楽・芸能
大切な人がいるかも分からない人にもぜひ読んでもらいたい。きっといま自分が生きていることに感謝し、そばにいる人が愛(いと)おしく思えるに違いない。
asahi.com(朝日新聞社):大切な人がいるすべての人に さよならもいわずに(上野顕太郎) – 漫画偏愛主義 – 映画・音楽・芸能
ただでさえ重たいテーマを更に、重く、重くしています。なので、読むにはそれなりの覚悟が必要でしょう
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途中数ケ所ギャグ漫画家らしいくすぐりもあるが、逆に動揺を隠すための痛々しい行為に見える程
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大切な人との一緒にいられる時間を大事にしよう、という思いを喚起してくれる点でも十分に意義のある漫画だと思う
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TEN@hikiten
空と踊る男@dancewithsky
hana@Paverhoeas
全ての描写が衝撃的で
激しいコトバや描写を使ってい…『さよならもいわずに (ビームコミックス)』上野 顕太郎 ☆5 bit.ly/142OvMh
2004年12月10日に亡くなられた、最愛の妻キホさんとの日々を、死の前日から約一ヵ月後までを中心として、過去や現在を交錯しながら克明に描いている。エンターブレイン社の「コミックビーム」誌にて2009年8月から2010年5月まで連載された。