1.システムバス(ユニットバス)
誕生秘話
世界で最初に実用化したのは日本です。1964年東京オリンピックで誕生しました。
ティドビット 〜水まわりのまめ知識〜 ユニットバスルームの発祥は? :TOTO
ユニット化、つまり簡単に組み立てられるようにしたのが初めてだったようです。もちろんそれより前の欧米でバスルーム(風呂、トイレ、洗面台)は存在していました。
急ピッチで建設が進められていたホテルニューオータニで、内装工事を出来る限り省力化するために考案された
ユニットバス – Wikipedia
それまでは施工に一ヶ月かかっていたものが、数時間に短縮されたようです。
家庭への普及
当初の住宅用システムバスは、ホテル用から転用した浴槽・便器・洗面器の3つが合わさったタイプの洋式システムバス
東京オリンピックがきっかけで生まれた「システムバス」の歴史 – CSR特集 | 上場企業情報サイトKmonos(クモノス)
60年代半ばから浴槽の外で体を洗う私たちの習慣に合った和式システムバスが見られ始めます
システムバスの歴史
システムバスがホテルや集合住宅やマンションに普及し始めた1970年(昭和45年)代から、浴室ユニットの研究・開発の促進と基準づくりの動きが加速
システムバスの歴史
1985年頃から、戸建住宅用システムバスの採用率は急速な伸びを見せていきます
システムバスの歴史
この頃から多様化も加速していきます
平成になると、人工大理石の浴槽やプリントを施したデザイン性の高い壁や天井などが開発されたこともあって導入率が急上昇
【日本発 アイデアの文化史】ユニットバス(上)工期短縮化で生まれた新工法+(3/3ページ) – MSN産経ニュース
新築戸建て住宅の90%がシステムバスを導入しているようです
2.システムキッチン
1955年に住宅公団が誕生し、ドイツで誕生したシステムキッチンが輸入されはじめたことにはじまります
今は定番のシステムキッチン。その歴史はドイツから始まった – CSR特集 | 上場企業情報サイトKmonos(クモノス)
食べる場所を専用に作りたい、ということで生まれたのがダイニングキッチン(台所兼食事室)という欧米から来たスタイル
キッチンの歴史・黒田デザインネットワーク
システムキッチンという言葉が最初に使われたのは、1973年(昭和48年)、クリナップのショールームに試作展示されたドイツ風キッチンを指す固有名としてであった
システムキッチン – Wikipedia
それまでの台所事情
台所といえば北側のじめじめした薄暗いところにあるというのが一般的
今は定番のシステムキッチン。その歴史はドイツから始まった – CSR特集 | 上場企業情報サイトKmonos(クモノス)
水を扱う、食品が腐りにくいなど理由はあるものの、 なにより女性の地位が低かったこともひとつの理由なのだそうです
今は定番のシステムキッチン。その歴史はドイツから始まった – CSR特集 | 上場企業情報サイトKmonos(クモノス)
3.洋式トイレと温水洗浄便座(ウォシュレット)
洋式便器と男性用小便器は20世紀になってから日本に登場し、イギリス軍やアメリカ軍などの欧米諸国を中心としたGHQが日本を占領していた頃に劇的に日本各地に広まった
日本の便所 – Wikipedia
一般的に普及し始めたきっかけは昭和34年(1959年)に全国の公団住宅で採用されてから
トイレの歴史に知識がある方教えてください。日本に、洋式トイレが入ってきたのは… – Yahoo!知恵袋
1976年に和式、洋式の出荷比率が逆転
自宅でのトイレに関する調査 | 調査のチカラ
TOTOは1960年代に米国からの輸入によって温水洗浄便座(ウォッシュエアシート)の販売を行っていた
ウォシュレット – Wikipedia
1980年、TOTOは独自に開発を進めてゆき「ウォシュレット」の名称で新たな温水洗浄便座を発売
温水洗浄便座 – Wikipedia
その後、ビデ機能や消臭機能、リモコンを追加して、何度も商品開発を繰り返し、発売から19年後の1998年にはウォシュレットの累計販売台数が1000万台を突破
海外で普及しない「ウォシュレット」が日本では大流行した6つの理由
あるCMをきっかけに認知度が急上昇
1982年に放送された「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピーを使ったCM
海外で普及しない「ウォシュレット」が日本では大流行した6つの理由