きっと誰もが心惹かれる「美しい日本語」~月~

kanoko721
日本語には美しく趣き深い言葉が多くあります。その中でも「月」に関連する言葉を調べてみました。日本古来の言葉の響きと豊かさに触れてみませんか。

月影(げつえい)

月の光をいう。

月下美人(げっかびじん)

サボテン科の多年草。
クジャクサボテンの仲間で、茎は平たく、葉状。
夏の夜、白色で香りのある大花を開き、数時間でしぼむ。

月虹(げっこう)

月の光によって生じる虹をいう。

月前の星(げつぜんのほし)

他の勢力に圧倒されて、影が薄くなっているもののたとえ。

月並み会(つきなみかい)

毎月きまって開く会合。
和歌・連歌・俳句の会などをいう。

月に叢雲 花に風(つきにむらくも はなにかぜ)

世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。

月の宴(つきのえん)

月を眺めながら催す宴のこと。
観月の宴。

月の客(つきのきゃく)

月見をしている人のこと。
月見客。

月の色人(つきのいろびと)

月の美しいのを美人にたとえていう語。

月の雫(つきのしずく)

露の異名。

月の剣(つきのつるぎ)

三日月のこと。

月映え(つきばえ)

月の光に照らされて、いっそう美しくはえて見えること。

月見月(つきみづき)

陰暦8月の異称。

月も朧に白魚の篝もかすむ春の空
(つきも おぼろに しらうおの かがりもかすむ はるのそら)

歌舞伎「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の、お嬢吉三のせりふの冒頭の一節。
しらじらと明けて霞んでいる初春の空の情景を表したもの。

月復習(つきざらい)

芸事(三味線や琴、踊りなどの遊芸に関すること)などの、毎月定期的に行う勉強会。
つきざらえ。

月夜烏(つきよがらす)

月夜に浮かれて鳴く烏をいう。
また、夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。
うかれがらす。

雪月花(せつげっか)

雪と月と花。
四季の自然美の代表的なものとしての冬の雪、秋の月、春の花のことをいう。四季おりおりの風雅な眺め。

もしくは茶の湯で、一座七、八人が雪・月・花の札をひき、雪に当たった人が菓子を食べ、月の人が茶を飲み、花の人が点前を行うもの。
裏千家の玄々斎が七事式の追加として考案した。

参考

その他のまとめ

https://matome.naver.jp/odai/2136980018646985401
2017年08月22日