ズバリ、何が一番重要なの?
ピントを合わせるなんて簡単でしょ?
シャッター半押しして構図を決めてシャッターを切るだけです。
ですが、最も基本とも言えるこのピント合わせが
しっかりとできていないことが多々あります。
雑誌のコンテスト等に送られてくる作品の
常に何割かはピントが正確にとれていないことから選考から漏れる、といえばピントの重要性と難しさがわかると思います。
ピントがブレる、と言っても主に2つの種類があります。
一つが動くものを撮る時に起こりがちな、「被写体ブレ」
もう一つが、文字通りの「手ブレ」
被写体ブレは、使いようによっては表現の一つにも成り得ますが、
手ブレに関してはそうはいきません。
手ブレを防ぐには主に
・レンズorボディの手ブレ補正機能を利用する
・ISO感度を上げ、シャッタースピードを速くする
・三脚を利用したり、撮影する時にできるだけカメラや体を固定する
といった方法があります。
なんか色々モードがあるけど、どれを使うべきなの?
・・・なんて思うのは最初だけです。
仕組みを理解すれば簡単。
せっかく一眼レフを手にしたのですから、
売りでもあるP、A、S、Mモードを使ってみましょう。
撮影の中心Aモード
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136818808256837003
デジイチといえばコレ、というくらいよく使われるモードです。
レンズの絞り値を撮影者が決め、
シャッタースピードはそれに応じて変化します。
ですので、大きなボケを出したい時は、
このモードで絞り値を開放値付近にしてあげるとボケが期待できます。
一方で、シャッタースピードに関してはオートなので
シャッタースピードを調整したい時は
ISO感度や露出補正をいじって調節する必要があります。
最も基本的なモードであり、汎用性が高いので
必ず使いこなせるようになりましょう。
なければ困るSモード
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136818808356837903
Aモードとは逆に、シャッタースピードを撮影者が決め、
それに応じて絞り値が変化します。
滝や流水の撮影でスローシャッターを求められる場面や
強引にでも速いシャッタースピードを求められる時に使用します。
Aモードと比べると使用は限定的になりがちですが、
覚えておいて損はないモードと言えます。
設定はカメラにお任せ!Pモード
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136818808356838303
こちらはシャッタースピードと絞り値が自動で設定されます。
このモードの長所は、純粋なオートモードとしての汎用性であり、どんな場面でもある程度の仕事をしてくれます。
絞り値?シャッタースピード?なにそれ?
みたいな初心者がカメラに慣れるのにもピッタリです。
プロの中には、「構図とピント合わせに集中できる」として、スナップ撮影をPモードで行う人もいます。
カメラの基本性能が最もあらわれる撮影モードとも言われます。
使いこなせれば一人前!Mモード
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136818808356838503
文字通り、シャッタースピードと絞り値を撮影者で設定することができます。
ですが、この2つを自分で設定するということは、
ほぼ全ての要素を自力で計算して撮影することになります。
主に長時間露出撮影(バルブ撮影)時や、
オールドレンズ使用時にこのモードが使われます。
最終的にはこのモードまで使いこなせるようになれば
とりあえず一人前といってもいいでしょう。
レンズの選び方って?
「一眼レフを買ってみたのはいいものの、思ったように個性的な写真が撮れない!」
という人は、違うレンズを使ってみることをオススメします。
レンズの種類には主に
・標準(ズーム)レンズ
・望遠(ズーム)レンズ
・広角(ズーム)レンズ
・マクロレンズ
・単焦点レンズ
などがあります。
標準ズームレンズの使いこなし方
基本的に廉価なものが多く、写りもそれなり。
ズーム機能により、
幅広い焦点距離をフォローできるのが特徴です。
まずはこの一本で画角がどういうものか、感覚的に掴みましょう。
旅行等、こまめにレンズ交換がしにくいシチュエーションで便利です。
逆に、何も考えないと漠然とした記念写真に
なりがちなレンズでもあります。
望遠ズームレンズの使いこなし方
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136842201008320503
それに加えて被写界深度が浅くなりやすく
ボケを生かした撮影をしやすいのも特徴の一つです。
さらに「圧縮効果」により、迫力のある写真が撮れたりもする面白いレンズでもあります。
ただし、被写界深度が浅くなることから
ピント合わせがシビアになり
焦点距離が伸びるほど
手ブレの危険性も増すので注意が必要です。
運動会や動物園など、
離れたところにいる被写体を中心に撮影する時に便利です。
広角レンズの使いこなし方
flickr Taj Mahal by Hyougushi
風景撮影や、室内で開放感を出したい時に有効です。
一方で、色々なものが写りこみやすいので
構図には工夫が必要かもしれません。
広い風景写真を中心に撮影する時に便利です。
マクロレンズの使いこなし方
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136842328008671503
なんといってもその接写能力の高さ。
ダイナミックに寄った撮影ができるのでボケを出しやすく、
マクロな解像力を求められるレンズなので
光学性能も高めです。
一方で、マクロ撮影は撮影者の発想が試されるので
面白い写真を求めようとすればアイデアが必要な点です。
小物や草花、小動物、料理などの落ち着いて撮影ができるシーンに最適です。
単焦点レンズの使いこなし方
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136842417708884903
なんといってもその描写能力の高さにあります。
また、レンズ自体のF値も小さいものが多いので、
ボケの綺麗さにも目を見張るものがあります。
ズームレンズ全盛の今でも、
単焦点レンズは根強い人気を誇ります。
欠点としては、画角が固定されてしまうので
とっさの撮影に弱いことと、
レンズ交換を前提とした撮影システム作りが求められます。
予め画角を考慮した計画的な撮影シーンにおいて、絶大な力を発揮します。
たくさんの写真を撮り、たくさんの写真に触れることが上達への近道
https://matome.naver.jp/odai/2136817493053422001/2136818808356838803
その奥深さは一言では語れません。
幸い、現代ではネットを中心に多くの写真に触れる機会があり
逆に自分の写真を見て貰える場もあります。
写真を中心にしたコミュニティサイトも多々あり、
そういったところで、使えそうな表現を覚えたり
逆に客観的な視点で改善点を探してみたり、
いくらでもステップアップの道があります。
取り敢えず撮り続けること、そして楽しみ続けること
それが上達への一番の近道なのかもしれません。
なぜなら、構図とピント以外の要素に関しては、
画像編集(レタッチ)である程度どうにかできます。
しかし、構図がめちゃくちゃだったり、
ピントが正しく合っていない写真は修正のしようがありません。
構図に関しては、正解というものが人によってまちまちなところもあるので
まずはピントを正しく合わせる事が初心者には重要です。