押さえておきたい!憲法と法律は向いている方向が180度逆だった

nasukoB

法律は「国民が」守るもの、憲法は「国が」守るもの

法律は、例えば泥棒をしてはいけませんよというように、人(国民)に命令するものですが、憲法は国が国民に対して、人権を守ります、戦争をしません、と約束をしているものです。
琉球朝日放送 報道部 » そもつま! 日本国憲法について

近代憲法の本質は「立憲主義」にある。憲法は国家の権力を制限して国民の自由や権利を保障するためにある、というものだ。「法律は国民を縛り、憲法は権力を縛る」ともいわれる。
高知新聞:高知のニュース:社説:【憲法の改正】時間をかけて考えたい

日頃疑問に思うことを、そもそも・つまり何なのか解説するから「そもつま」というんだそうです。
こちらでは、そもそも日本国憲法ってなんなの?という疑問について、解説しています。
リンク先には動画もあります。

とかく、憲法は国民が守るものと思われがちですが…

もう、言いたいことはこれに尽きるかも知れない。”憲法は国民を縛る鎖ではない”と。
人権や改正を語る前に知ってほしい、たった3つの憲法のこと – @sophizmの上から涙目線

憲法は国民が国、国家を縛る鎖であって、国が国民を縛る鎖ではないのです。これが他の普通の法律と違うところだと思います。
人権や改正を語る前に知ってほしい、たった3つの憲法のこと – @sophizmの上から涙目線

憲法も法律といえば法律なのですが、他の法律とはここのところが決定的に違うんですね。

一方、法律は私たち国民が守らなければならないルールです

他の法律は、日頃接する多くの法律は私たち国民を縛ります。やれ自動車は時速60km以上で走るな、やれ万引きするな、やれ路上喫煙するな、やれ未成年で飲酒やタバコするな、やれ消費税払え、やれ違法ダウンロードするな、と。
人権や改正を語る前に知ってほしい、たった3つの憲法のこと – @sophizmの上から涙目線

そもそも、どうして法律が私たち国民を縛ることができるのかというと、それはその法律が憲法の枠組みの中に収まっているからに他ならないです。行政の行いもそう、憲法の枠内でのみ国は何かが行えるんです。
人権や改正を語る前に知ってほしい、たった3つの憲法のこと – @sophizmの上から涙目線

憲法とは国民が国を縛るための鎖

主権者である国民が選挙を通じて国に立法や行政、司法を預けるに於いて、最低限守らせるルールが「憲法」。

だから国民に何かをさせようと「憲法」を位置づけるような議論があれば、まぁそれは憲法というものがどういうものだかわかってないんだろうなぁ、ということになります。
人権や改正を語る前に知ってほしい、たった3つの憲法のこと – @sophizmの上から涙目線

でも、憲法にも「納税の義務」とか国民が守るべきことが書いてあるけど…

@nasukoB なすこさん。憲法の「納税の義務」とは「法律の定めるところにより」だから国民に対して言っているのではなく国会議員や政府(官僚含む)が勝手きまままに国民に税を課してはいいけないということ。課税の法律ができれば徴収される(強奪される義務ができてしまう)ということです。
国民に対して言っているのではなく、勝手気ままに税を徴収しないように、国(国会議員や官僚など)を戒めているもの。
@nasukoB いえいえ。だから究極なことを言えば、法律に課税項目がなかった場合、国が「日本はやばい」と恐怖を煽っても、汗と涙と血で得た収入から税金を1円も強奪されることはないんです。責任を取らない官僚のご進言で議員が作らされた課税法律(強奪法律)はできる限り無いほうがベスト

憲法にある国民の三大義務について、伊藤真弁護士の見解

伊藤塾塾長・伊藤真氏

そもそも憲法の中に義務を書く必要はない。

元々憲法は個人の権利や人権を守るためのものだから、憲法の中に義務って実は書く必要まったくないんですよ。
伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』 | 後世に残したいラジオの話

教育の義務について

教育を受けさせる義務、これね親の子供に対する責任みたいなものですよね。
伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』 | 後世に残したいラジオの話

労働の義務について

それから勤労の義務っていうのも、『強制労働しろよ!』っていうんじゃなくって、ちゃんと働ける、働く能力も機会もあるのに働かないでプラプラしているような人には、ちょっと生活保護とかは出せませんね。っていう位の意味合いぐらいしかないんですよ。
伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』 | 後世に残したいラジオの話

納税の義務について

だって税金を払わないと脱税とかで刑罰を科されちゃう。納税は立派な義務。だけどその納税の義務ですら実は憲法の中に書いている国は少ないです。
伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』 | 後世に残したいラジオの話

アメリカの憲法にもイギリスの憲法にもドイツの憲法、フランスの憲法にもそんなものは書いていない。それは法律で、税法という法律で国民に義務を課せばいいだけのことでしょ?っていうことなんですね。

ただまぁ、納税の義務は主権者たる国民が、この国を作っていますから、自分たちが作った国なんだから、その国を動かす費用は自分たちで払いましょう、という意味合いでまぁ納税はあっても良いのかなと思いますが、本質は人権を守るための法ですから、憲法の中には権利や自由の規定ばかりなのは当たり前なんですね。
伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』 | 後世に残したいラジオの話

たしかに日本国憲法は権力者を縛っていた

不惑記者@o40kisha

憲法を自分たちの良いように変えたくて変えたくて仕方ない権力者たちを縛り続けた日本国憲法は、憲法の鑑とも言えるのではなかろうか。

参考リンク

https://matome.naver.jp/odai/2136754116417449601
2013年05月03日