シャドーイングとは、ネイティブの人が読んだ英語を聞きながら、それと同じ文章を
そっくりそのまま音読することです。
普通の音読と違うのは、読む英文が文字として書かれていないことと、英語が全部
読まれてからその英語をオウム返しするのではなくって、相手が読んだ0.5秒くらい
あとを追うようにして読むことです。
シャドーイングの利点
1.リズムとイントネーションがきれいになる
2.発音がよくなる
3.英語のスピードに慣れることができる
4.区切り、ポーズの置き方がわかる
シャドーイングをやってもらいたい理由とは?
A.リスニング対策
B.長文を読むスピードを上げる
実際にやってみよう!
CDを聞きます。
2.聞きながらCDから流れる英語を追いかけて(「
かえるのうた」とかの輪唱みたいに)2~3単語
遅れてしゃべってみます。
※やり始めたときにはついていくので
精いっぱいだと思います。
ということで訳せなくても大丈夫です。
3.CDと同じ速度でしゃべれて訳せるように
なるまで、同じ文章で練習をします。
4.同じ速度でしゃべれて訳せるようになったら、
違う文章に進みます。
追いかけて(「かえるのうた」とかの輪唱みたい
に)2~3単語遅れてしゃべってみます。
2.1の状態で訳せるようにしましょう。
【上級編】
速読英熟語がCDと同じ速さで音読、訳できる
ようになったら、長文の問題集でCDがついている
ものを簡単な方から順に、CDと同じ速さで
読めるようにしてください。
そうすると、本文を見ながら1分で100ワード
くらい訳せるようになります。
※上級編おすすめの参考書の表紙を掲載して
おきました
男性だったら女性の音声を、女性だったら男性の音声をシャドーイングしたほうが、
やりやすいと思います。
男性同士だと、声がかぶってしまって、聞き取れなくなるからです。
実践する際の注意点
意味がありません。
普通は、CDの音声の0.5秒くらいあとをついて
いくようにシャドーイングするのですが、
たまにCDの音声と同時に音読している人がいます。
それは、単に英文を覚えてしまっているだけで、
聞く能力/しゃべる能力とあんまり関係が
なくなってしまうと思います。
シャドーイングのコツというのは、ないのです。
ひたすら、繰り返すしかないのです。
でもビックリすることに、繰り返しているといつかはできるようになるのです。
最初はついていくことができなかった文章が読めるようになったときは、すごく快感です。
日々の訓練が、実を必ず結ぶ。
ください。
長文を読むのが速くなります!
現代文で時間がかかるという人も、毎日
ちょっとずつ音読してみるといいかもしれません。
ですが、「音読する速さ」と「黙読する速さ」
って同じなんです。
嘘だと思ったら試してみてください。
ね、同じですよね?
長文問題で時間が足りなくなってしまう人、
たくさんいると思うんです。
じゃ、どこで時間かかってるのかっていうと、
やっぱり「文を読む」だと思います。