古代の残酷な武器 10選

なまなのはら
古い時代においては、敵に痛みと苦痛を与えることが兵士としての使命であり、武器の人気もその残酷さによってはかられていたという。また、武器は相手を威嚇するために有用なものでもあった。残酷な武器を10ほど見てみることにしよう。

こん棒(Knobkerrie)


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こん棒とは棒の先に、たいていは木か金属でてきた丸い鈍器のついたもの。

元々はアフリカの部族が自衛のために用いていた。

今日でも使われていて、持ち手の先がちいさな球型になった狩猟用ナイフにもその形が見られる。

映画『ズールー戦争』の中では多くのアフリカ民族ズールー族がこん棒を使っている。

鉄菱(Caltrop)


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忍者映画の中で使われることでも有名な鉄菱は、鋭利な角がいくつもついた形をしている。

敵を追っているときに敵の足を傷つけて足止めができたり、近づいてくる敵を一定の方向に誘導する罠としても使用されるが、敵を動けなくして、傷みを与えることが最大の目的である。

朝星棒(Morning Star)


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打撃用の武器の一種で、木や金属でできている。

その先端にはたくさんのとがった金属や刃物がついた金属球がついている。

中世の歩兵・騎兵が使用しており、使用方法は敵の顔や頭に狙いを定め、振り上げて打ち付ける。また、足を攻撃しても相手を不能にすることができる。

チャクラム(Chakram)


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古代インドで用いられた金属製の投擲武器の一種で、大きな手裏剣のような形をしている。

円盤でなく輪に刃がついたものはチャッカルと呼ばれる。

チャッカルはシク教徒の兵士が使用していた。

チャクラム・チャッカルは、精巧に作られたものであれば射程距離は100mにもなるという。

アメリカのテレビドラマ『Xena(ゼラ)』シリーズの中では投げる武器としてしばしばチャクラムが使用されていた。

大槌(Maul)


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フランスの市民が初めに使い始めたものとされており、元々はは武器というより道具として使われていた。

ヘルメットを着用していても、大槌の打撃を受ければ頭蓋骨が粉々になる威力がある。

持ち手が長くなったことで、両手武器として使用可能に。使用方法としては、膝かすねに打撃を与えた後、頭を強打するというやり方が多いそうだ。

ウォーサイズ・鎌(War Scythe)


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農業用の鎌を改作し持ち手の先にまっすぐ刃をつけたもので、切ることも突き刺すこともできる。

元々は農夫が即席で作った武器であったと考えられている。

金属製のヘルメットを切り開くこともでき、後に戦闘に適するようになっていったようだ。

農夫が反乱のために用いたものは刃が鋭利でないものが多かったので、敵は死ぬまでにいくつもの切り傷、刺し傷を体じゅうにつけられ、痛みの極限を体感することとなる。「死」はだいたいが大きな鎌を持った姿で描かれている。

ドラゴンのヒゲフック(Dragon Beard Hook)


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敵を罠にかけて動けなくするために中国の兵士が用いていたもので、宋王朝で開発された。

ロープや鎖の先端に二つ以上ののこぎり歯状のホックがついた金属がついている。

投げて敵の体を貫通させ、敵を殺すためにロープで引き寄せる。

敵は逃げようとして暴れると余計に自身の体を切り裂いてしまうことになり、手繰り寄せられる前に死んでしまうこともしばしばあったそうだ。

ゲーム『モータルコンバット』のキャラクター、スコーピオン(全蠍人)がDragon Beard Hookに似た武器を使用している。

ヌンチャク


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ヌンチャクは二本の木か金属の棒を鎖でつなげた沖縄の琉球古武術で用いられる武器の一つ。

もとは穀物の脱穀のための道具だったそうだ。

二本のうちの一本を持ちもう一方を素早く相手に向かって振って使います。

たいていは顔や腕を狙い骨折させるか傷つける用に振る。

基本的な木や金属の持ち手がついたものからさまざまな種類が派生しており、よりダメージを与えるために刃物をつけたものもある。

また、両手に一つずつを持ってペアで使用される場合も多い。また、ヌンチャクを操ることは芸術ともみなされ、熟練の使い手は一秒に何人もに攻撃を与えられるほどの速さで手から手へヌンチャクを動かしていく。

バルディッシュ(Bardiche)


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16~18世紀の東ヨーロッパからロシアにかけて主に使用された武器である。

西ヨーロッパのハルバードに相当する。斧と、ポール・アックスとして知られるアックスの中間のような武器で、長い棒の先端に幅の広い刃物がついている。

水平、垂直に動かすことで、敵の脚や胴を切り裂くのに使用されていた。

このタイプの武器は火器が伝わるよりかなり前から使用されていたが、火器の登場後も火器と並んで近距離での戦闘に用いらていた。この武器の威力は通常2フィート(61cm)以上ある刃の重さによるものだ。

ラッパ銃(Blunderbuss)


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唯一の火器として選ばれたラッパ銃は、火薬と砲弾を使った初期型の前装式の銃。

海軍や海賊が用いた銃で、波で揺れる海上でも銃身に玉と火薬をこめやすいように銃口の先がラッパ状に広がっているのが特徴である。

ラッパ銃の残忍たる所以はその形状の欠点にある。広がった銃口は、砲弾を拡散させ速度を低下させ、よほどの至近距離からの発砲でなければ、死には至らず無数の散弾の傷を残し、かなり苦しむことになるのだ。

仮に至近距離からの砲撃を受けても、砲弾が体の大部分に吹き付けられその傷跡は悲惨なこととなる。

かつては小さな石や金属片を詰めて砲弾にしていたと言われている。

ヨーロッパ起源とされているがさまざまな国の軍隊で使用されていた。より小さく片手で握れる「ドラゴン」呼ばれるものも使用されていたそうだ。

https://matome.naver.jp/odai/2136314383767087501
2013年03月14日