ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」とは?
フジテレビ系列の月9枠(21:00 – 21:54〈JST〉)にて2013年1月14日より放送されている。主演は剛力彩芽が務める。
ビブリア古書堂の事件手帖 – Wikipedia
テレビドラマ化以降、作中に登場する夏目漱石の『それから』、宮沢賢治の『春と修羅』などのモチーフとなった書籍も売上を伸ばし、放送直後にネット書店などで売り切れ状態になるという現象も起きている。
ビブリア古書堂の事件手帖 – Wikipedia
放送直後にネット書店で売り切れたり、翌日以降リアル書店での売れゆきが何倍にも増えたりしている。
マニアックでも売れる! “ビブリア古書堂効果”がすごい! | ダ・ヴィンチ電子ナビ
これまでにドラマに登場した本は?
第一話 夏目漱石「それから」
第二話 小山清 「落穂拾ひ・聖アンデルセン」
小山清の落穂ひろいを買いたいのですが、どこで売っていますか?ネットで調べたんですけど、どこも現在取り扱っていませんと書いてあります。
小山清の落穂ひろいを買いたいのですが、どこで売っていますか?ネットで調べたんですけど、どこも現在取り扱っていませんと書いてあります。 – Y!知恵袋
笑っちゃいますね、つい最近までは多分誰も見向きもしなかったであろう「古本」が俄かに注目されて、21日「ビブリア古書堂の事件手帖」放送以降に急に入札殺到してみるみる値段が上がってるのには。
小山清の落穂ひろいを買いたいのですが、どこで売っていますか?ネットで調べたんですけど、どこも現在取り扱っていませんと書いてあります。 – Y!知恵袋
なんと3月には2話に登場した『落穂拾ひ』がちくま文庫から復刊されることが決まったのだ。
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第三話 ヴィノグラードフ・クジミン 「論理学入門」
テレビを見て「読みたい」と思いました。いえ、別に他の論理学入門書でもいいんですが、青木書店の志を見てみたいそんな思いに駆られています。
『論理学入門(クジミン)』 復刊リクエスト投票
以前から読みたいと思っていたが、需要がないかと思っていた。テレビドラマで取り扱われ、今は欲しがっている人が多いようなので、この機に読みたい。
『論理学入門(クジミン)』 復刊リクエスト投票
第四話 宮沢賢治 「春と修羅」
第五話 アントニイ・バージェス 「時計じかけのオレンジ」
第5話の放送終了後、『ビブリア古書堂の事件手帖』に関するツイートのうち7%が『時計じかけのオレンジ』についての内容だった。
ビブリア古書堂の事件手帖でオレンジの注目度7%[評判ウォッチ]
そんなネタバレしたら、もう読まなくていいやってなっちゃうんじゃ?と思ったら、Amazonで旧版も新版もランキングが急上昇してた。
ビブリア古書堂の事件手帖でオレンジの注目度7%[評判ウォッチ]
第六話 太宰治 「晩年」
第七話 足塚不二雄 「UTOPIA 最後の世界大戦」
ビンテージ漫画の中でも一番有名で高額なものが足塚不二雄名義のSF漫画『UTOPIA 最後の世界大戦』です。
足塚というペンネームは手塚治虫先生の「足元にもおよびたい」という藤子不二雄先生の少年時代の想いが具現化したものです。
「まんだらけ」に聞いた! 高価な漫画っていくらぐらいですか!?(マイナビニュース) – エキサイトニュース
UTOPIA 最後の世界大戦は現在完全復刻版が発売されています
UTOPIA 最後の世界大戦 初版
この復刻版「UTOPIA 最後の世界大戦」は松本零士さんが持っていた
初版から発刊したようですよ
UTOPIA 最後の世界大戦 初版
第八話 ロバート・F・ヤング 「たんぽぽ娘」
『ビブリア古書堂の事件手帖』の影響もあり『たんぽぽ娘』のオークション価格が凄まじい。価格も軒並み1万円を超えてるものも多い。
desico: 『たんぽぽ娘』原作がKindleStoreにある
検索していると「たんぽぽ娘 (奇想コレクション)」という名前で5月25日に発売される予定になっている。1,995円という値段で買えるので、これなら手が出せると思われる。
たんぽぽ娘
第九話 エドゥアルド・ ウスペンスキー「チェブラーシュカとなかまたち」
チェブラーシカのグッズや絵本、映画など調べてみたら色んなサイトがありましたよ。ヤフーオークションに旧版がでていてびっくり。
チェブラーシカ たぬきの絵本 「ビブリア古書堂の事件手帖」: はるかの旬なお話
折しも『チェブラーシュカとなかまたち』旧版が出品中ではないか。こりゃ幾らになるか見物だ。
ふぁぼったー 北原尚彦のふぁぼられ(3507)
チェブラーシュカ旧版は、昨日のドラマ終了時以降に一気に跳ね上がってる。恐ろしいな>ドラマ効果
Old Tweets: naohikoKITAHARA (北原尚彦)
第十話 江戸川乱歩「少年探偵團」
オールド・ファンには、松野一夫の表紙絵で有名な昭和20年代の光文社版「少年探偵・江戸川乱歩全集(全23巻)」が聖典であるようだ。印刷が悪いのが難だが、雑誌掲載時の挿絵を収めていることもあって、人気が高い。
定有堂書店___… ジャーナル [ 交流雑誌 ]
光文社は、そのまま少年探偵団を手放し、ポプラ社に権利を譲ることになる。結局、39年から45年にかけて、ポプラ社が26巻全てを刊行して、少年探偵団シリーズ全作が読者に届けられたことになる
定有堂書店___… ジャーナル [ 交流雑誌 ]
少年探偵団シリーズは文庫化もされており、比較的簡単に入手できます。
最終話 江戸川乱歩「押繪と旅する男」
この作品は昭和4年6月の「新青年」に掲載された乱歩の短編小説です。本格探偵小説を標榜した乱歩ですが、「押絵と旅する男」には推理や巧緻なトリックはありません。しかし抑制のある文体と隙のないストーリー展開、遠い昔の悪夢の郷愁のような内容はどこか心に残るものがあり、一級の幻想文学作品になっています。
マジックトレイン本のページ 江戸川乱歩「押絵と旅する男」
時代を感じる文章なので、現代人には読み進むこと自体少々難しいのですが、すごく短い作品をてんこ盛りした作品集なのでそれほど辛さを感じずに読んでいけます。とても勉強になる一冊です。
Amazon.co.jp: 江戸川乱歩全集 第5巻 押絵と旅する男 (光文社文庫): 江戸川 乱歩: 本