メジャーリーグにおける「真のアンタッチャブル・レコード」

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ジョニー・ヴァンダー・ミーアの【2試合連続ノーヒットノーラン】

ジョニー・ヴァンダー・ミーア – Wikipedia
メジャーリーグ史上唯一の2試合連続ノーヒットノーランを達成したことで知られる。

1938年6月11日、クロスリー・フィールドで行われたボストン・ブレーブス戦でノーヒットノーランを達成。3四球、4奪三振。
4日後の6月15日、エベッツ・フィールドで行われたブルックリン・ドジャース戦で2試合連続ノーヒットノーランを達成した。8四球、7奪三振。9回は1アウトから3四球で満塁のピンチを迎え、ビル・マケシュニー監督がマウンドに向かい声をかけた。次の打者をサードゴロ本塁封殺に打ち取り2アウト。最後のバッターレオ・ドローチャーを浅いセンターフライに打ち取り大記録を達成した。

2試合連続すら難しいのに、この記録を破るには「3試合連続ノーヒットノーラン」をしなければならない。
長いメジャーリーグの歴史においても、そもそも複数回のノーヒットノーランを記録した選手自体が30人に満たない。最も多くのノーヒットノーランを記録(7回)したノーラン・ライアンですら最も間隔の短いノーヒットノーランでジャスト2ヶ月。
昨年は1シーズンで6回のノーヒットノーランが記録されるなど、近年はノーヒットノーランが増加傾向にあるが、それでも2試合連続を超えることは不可能と言っていいだろう。

サイ・ヤングの【通算511勝】

サイ・ヤング – Wikipedia
ニックネームの「サイ」とは、「サイクロン(cyclone、竜巻)」を略したもので、彼の速球がサイクロンのようにうなりをあげていたことに由来する。
長身から放たれる速球とドロップを駆使し、歴代最多の通算511勝を挙げた(敗戦も歴代最多の316敗)。入団2年目の1891年から1909年まで19年連続で10勝以上を達成。そのうち20勝以上を16回、30勝以上5回記録している。1937年に野球殿堂入り。

メジャーリーグにおいて、各リーグの最優秀投手を讃える「サイ・ヤング賞」にその名を冠する名選手、サイヤングの【通算511勝】。
どれだけアンタッチャブルかというと、シーズン20勝という現代では驚くべき記録を26年間(!)も続けてようやく抜ける記録、それが【通算511勝】なのです。
ちなみに、メジャー現役最年長投手(50歳、現在FA)ジェイミー・モイヤーが今年メジャー0で投げられたとして、25年目。中日ドラゴンズの山本昌(47歳)が現在実働26年目。
26年と言うのは、メジャーではほぼ不可能と言っていい20歳でのデビューを果たせたとしてもアラフィフに片足を突っ込む年齢になってしまう年月なのだ。

サイ・ヤング賞 – Wikipedia

カル・リプケンの【2632試合連続出場】

カル・リプケン – Wikipedia
歴代1位となる2632試合連続出場を記録した。現役時代の全てをボルティモア・オリオールズで過ごした現代では数少ないフランチャイズ・プレイヤー。

ルー・ゲーリッグが筋萎縮性側索硬化症(ルー・ゲーリッグ病)で引退するまでに築きあげた2130試合連続出場、さらにその上を行く日本の衣笠祥雄(広島)の2215試合連続試合出場をを上回る偉大な記録【2632試合連続出場】。
記録継続中の1994年に起こったMLBストライキでは、オーナー側が代替選手で1995年シーズン開幕を強行しようとした際、オリオールズの地元ボルティモアの市議会が本拠地球場カムデンヤーズでの試合を阻止する法案を成立させたことで、記録が守られたというまさに周りの皆の力合ってこその記録だった。 最終的には自らの意思により「2632試合」で記録をストップさせた。

ジョー・ディマジオの【56試合連続安打】

ジョー・ディマジオ – Wikipedia
1941年には56試合連続安打を達成。この連続試合安打記録はメジャー記録であり、現在も破られていない。期間中の安打数は91で、4安打が4試合、3安打が5試合、2安打が13試合、1安打が34試合であった(なお、57試合目で3打数0安打で記録が途絶えた次の試合から再び16試合連続で安打を放っている)。また、マイナー時代には61試合連続安打も記録している。

前述のピート・ローズの最多連続安打試合は44試合(歴代3位)、歴代2位のウィリー・キーラーが45試合(異説あり)と2位以下に大きな差をつけたこの記録はまさしく「アンタッチャブル」
稀代のヒットメーカー、イチローですら最高記録は56の半分に満たない27試合と聞けばますますこの記録の偉大さが実感できるだろう。

ノーラン・ライアンの【通算5714奪三振】

ノーラン・ライアン – Wikipedia
ニックネームは「Ryan Express」
最速101mphのフォーシーム、大きく縦に割れるカーヴ、サークルチェンジを持ち球にした。球速は非公式ながら103mph(約165.8km/h)を記録したこともある。
最多奪三振 11回。ノーヒットノーラン 7回。など不滅の記録を持ち、通算324勝を上げたが、最多勝には縁が無かった。

最後はノーラン・ライアンの【5714奪三振】。歴代2位の「ビッグユニット」ランディ・ジョンソンの4875奪三振に大差をつけたこの記録は、昨シーズンの両リーグ最多奪三振記録、ジャスティン・バーランダーの239奪三振を24年間続けて記録してようやく抜けるもの。
ちなみに、ノーラン・ライアンの持つもう一つのアンタッチャブルレコードとして2795与死球がある。これは2位のスティーブ・カールトンが1833与死球ということを考えると、奪三振以上の「アンタッチャブルレコード」だろう。

https://matome.naver.jp/odai/2136248516540425501
2013年03月05日