「難聴」「ボワンボワンする」滲出性中耳炎が原因かも

hogehogeman
音が聞こえにくい、耳の中がボワンボワンするなどの症状がある場合、原因はいろいろ考えられますが、耳の中に水がたまる滲出性中耳炎というものが原因の場合もあります。こどもが患うケースが多いのですが、大人も患うことがあります。気になる方は耳鼻科を受診されることをオススメいたします。

滲出性中耳炎 ← しんしゅつせいちゅうじえん と読みます

滲出性中耳炎とは?

滲出性中耳炎とは、鼓膜よりさらに奥にある骨で囲まれた中耳腔という空間に、液体がたまっている中耳炎のことを言います
滲出性中耳炎について

通常中耳炎と言えば、激しい痛みと熱を伴うことが多いのですが、滲出性中耳炎ではそのどちらも伴わないことがあります
滲出性中耳炎について

みなさんは山に登った時、耳がつまったように感じたことがありませんか。滲出性中耳炎もこれとよく似た症状を訴えます
滲出性中耳炎

ボーンとしたり、ボワンボワンするアレのことです

大人では、難聴を訴え、耳に栓をしている様なつまった感じを伴い、自分の声が耳に響く感じがしたり、また耳の中で水の音がしたりします
滲出性中耳炎

正常な状態と中耳炎の状態の比較

治療方法は?

耳管の調子をよくすること(鼻の治療)今副鼻腔炎もアレルギー性鼻炎、耳の聞こえをよくするために,耳管そのものに空気を送る治療と鼻そのものの治療を平行して行う必要があります
中耳炎 滲出性中耳炎

鼻から細い金属管を入れてブシューと空気を送り込む方法など行います

滲出液がとれない時は鼓膜を切って(鼓膜切開)取り除きます
滲出性中耳炎

通常は鼓膜は元に戻りますが、まれなケースもあるようです

再発する時は、鼓膜切開のうえチューブを鼓膜に挿入し、換気孔を作ります。通常6ヶ月から1年間留置します。ここまでの処置は外来で局所麻酔でも可能です
滲出性中耳炎

鼓膜にチューブがとりつけられた状態

受診&通院が必要です!

子どもの場合は、慢性化するため、長期の治療が必要です。症状に変動がありますが、大半の患者さんでは成長とともに軽快するので、根気よく通院することが大切です。
滲出性中耳炎 – goo ヘルスケア

https://matome.naver.jp/odai/2136086077521156001
2013年02月18日