AORの原点ともされる、ボズ・スキャッグス、1976年作品。グルーヴィーなジェフ・ポーカロのドラムス、なんとこの時21~22歳!ソウルフルなVo.もGood!「Lowdown」を聞かずに死ねるか!
スティーリ・ダンの最高傑作。唯一無二の個性的な曲に、圧倒的な演奏が挑むクールネス。研ぎ澄まされた音質も含め、永遠に輝き続ける名盤。M2「Aja」だけでも必聴。
マイケル・フランクスの2ndアルバム。独特の甘い歌声と、優しい演奏は、休日の午後に聞きたい夢心地サウンド。「アントニオの歌」に代表される、美しいメロディも見逃せない。
ジェイ・グレイドンとデビッド・フォスターによる定番中の定番。80年代サウンドの扉を開いた作品ながら、今もそのアイデアは色あせない。
ドゥービー・ブラザーズ解散直後のマイケル・マクドナルド、実質的なソロ・デビューアルバム。スティーヴ・ガッド、ジェフ・ポーカロのNY、LA両代表のドラムスをはじめ、豪華ミュージシャンによる洗練された演奏に、スモーキーなヴォーカルの重なる、今こそ見なおされるべき名盤。
ジノ・ヴァネリ1981年作。前作「Brother to Brother」と並ぶ最高峰。圧倒的なヴォーカルを軸に展開されるドラマチックな世界が、テクニカルなバックと戦い続けるハイテンションな名盤。
1982年、グラミー制覇のTOTO最高傑作。産業ロックに分類されがちな作品だが、良く聞けば「グルーヴ」を軸にバラエティ豊かな曲を揃えた、ハイクォリティな音楽集団だったことが分かる。M1「Rossana」の「ハネモノ系リズム大集合」ぶりは見事。シャッフル、スイング、ボ・ディドリー。
1982年作。怪しいジャケットながら(当時日本盤は別ジャケットが作成された…)この落ち武者が繰り出すソウル・フレーバーあふれるサウンドは、まさにAORの秘宝。M1「Livin’ It Up」だけで、ノックアウト必至。豪華ゲストも魅力。
ディオンヌ・ワーウィック1983年作。直後の「ハートブレイカー」に割を食い、余りヒットしなかったが、典型的ジェイ・グレイドンサウンドが味わえ、なおかつヴォーカルも文句なし。「Never Gonna Let You Go」はセルジオ・メンデスのヴァージョンがヒットしたが、発表はこちらが先。AORバラードのあるべき姿がここに。
いわゆる「A面大賞」ながら、M1~M5の完成度の高さは圧倒的。1985年というAOR下火の時代の作品ながら、そのメロディは紛れもないAORの真髄を感じさせる。現在はiTunes Music Storeで入手できる。M2「I Just Can’t Let Go」のデヴィッド・パック、マイケル・マクドナルド、ジェイムス・イングラムのコーラスはまさに夢心地。