開発したのは「大日本印刷」
大日本印刷は偽造が困難なインクをベンチャー企業のタグシクス・バイオと共同開発した
日本経済新聞
偽造防止のためにあるものを混ぜたとのこと
特殊な成分を持つ人工DNAをインクに混ぜ、インクの複製を事実上不可能にする
日本経済新聞
うーん・・・人工DNAって何だろう?
人工DNAはXNAという合成化合物からできたもの。本物のDNAと同じく遺伝情報の蓄積、複製が可能。
人工DNAで未知の生物を創造!? | web R25
これに特殊な成分を持たせ、使用する技術を特許で取得した
同一の構造を持つ人工DNAを複製するには膨大なコストがかかることから、事実上複製を不可能にする
日本経済新聞
使い道は?
金券や有価証券、パスポート、公的文書などの高い偽造防止技術が求められる分野に
日本経済新聞
パスポートなんかに使われると偽造パスポートなんか作りようがないですね・・・
商品につけるタグ類やブランド名の印刷にも
日本経済新聞
ちなみに・・・
大日本印刷は世界でも限られた企業しか生産できない、偽造が極めて困難なエンボス型、リップマン型ホログラムを一貫生産できる設備を保有
日経プレスリリース
そもそも偽造防止に高い技術を持っていた模様
大日本印刷が手を結んだタグシクス・バイオとは?
人工塩基対システムを用いて、従来の遺伝子操作技術に代わる革新的な基盤技術を創出し、社会に貢献する企業
タグシクス・バイオ株式会社│会社情報
人工塩基対システムとは、核酸やタンパク質中の特定の部位に人工的に新規機能性の構成成分を組み込むことができる新しい技術だそう
遺伝子の本体であるDNAを構成するA-TとG-Cの2種類の天然型の塩基対と同等に、複製・転写・翻訳で機能する人工的に作り出した第3の塩基対
タグシクス・バイオ株式会社│技術情報
それこそが人工塩基対なのだ
今後の展開
インクが本物かどうかを判断するには専用の解析装置が必要
日本経済新聞
というわけで
大日本印刷とタグシクス・バイオ両社は解析サービスも事業化
日本経済新聞
初年度3億円の売り上げを目指す