ためしてガッテン 腰痛のタイプ別対処法SP

masaharukun
ためしてガッテンの腰痛スペシャルより。腰痛が原因で1年間に1万人以上が亡くなっている原因とは??その危険な腰痛の見分け方から普段の腰痛との付き合い方、豆知識などをまとめています。

■腰痛が原因で、1年間に1万人以上も亡くなっている!

●ケース1 ぎっくり腰
突然腰をハンマーで殴られたような痛みに襲われた男性。
背伸びをした瞬間に、腰に激しい痛みが。

しばらく安静にしていたが痛みがなくならず、救急車を呼んだ。

→とんでもない腰痛の場合、悪化すると1ヶ月以内に50%以上が死亡

●ケース2 慢性腰痛
長年慢性腰痛に悩まされていた男性。
痛みそのものはたいしたことはなかった。
ふだんは市販の湿布薬で痛みが緩和されていた。

→とんでもない腰痛の場合、悪化すると3年以内に75%死亡

■死に至るとんでもない腰痛を医師はどうやって見分けるのか?

とんでもない腰痛を見分けるために医師が確認するポイントとは?

→「横になってください」と言う

とんでもない腰痛は、横になっても痛みが楽にならない。
安静時に痛いかどうかが見分けるポイントだった。

その原因は大動脈にあった。

●大動脈解離 (ぎっくり腰のような痛み)

突然の引き佐賀れる痛みが特徴

・腰痛に加えて背中や胸の痛みがある
・痛む場所が変わる

原因は特定されていないが、動脈硬化が危険因子とみられている。

●腹部大動脈瘤 (慢性腰痛のような痛み)
ふだんはほとんど痛みがない
・痛みは破裂寸前か炎症があるとき。

50歳くらいになったら、CTやエコーで検査することを勧められていた。

つまり、腰が原因ではない。
腰痛で亡くなるのではなく、病気の症状が腰に出ていたということ。

どちらの場合も、高血圧・糖尿病・喫煙・肥満は要注意。

●その他、腰痛から考えられる病気
すい炎、がん、尿路結石、肝結石、椎体骨折

これらも同様に横になっていても痛い腰痛として現れる。

■腰が痛いときは温めた方がいいのか??冷やした方がいいのか?

腰痛診療ガイドライン 2012より

●温熱療法

・急性および亜急性腰痛に対して、短期的には有効である。
(発症から3ヶ月未満の腰痛)

・慢性腰痛に対して、質の高い根拠は存在しない。

●寒冷療法

・腰痛治療に対する質の高い根拠は存在しない。

■アイシングはなんのためにやるのか?

トレーニングによる細胞の損傷を最小限におさえるため。
そうすることで、痛みの発生を予防することができる。

■温湿布・冷湿布の選び方

温湿布も冷湿布もどちらも冷やすもの。
湿布の水分で熱が奪われているだけで、皮膚の表面が冷える程度である。
血行が悪くなるまで中まで冷やしているわけではない。

作用は同じなので、温感・冷感の心地よさで決めればよい。

■慢性腰痛がらくらくに!その気持のよい秘策とは何か?

よい姿勢でウォーキングすること。

●ウォーキングで腰痛改善をする方法
肘上げポーズで正しい姿勢をつくる。
1日15分のウォーキングを継続する。

・腰痛改善の15分ウォーキング
①ひじを上げてお腹に力をいれる。肘は肩と水平になるまで上げること。
②腕を下げて姿勢をキープする。
③1日15分のウォーキングを行う(あとは普段通りの生活でよい)

・痛み日記をつける
痛みを10段階にして、その日の痛み方を記録する。
変化を目で見て実感することが出来る。

■腰痛+しびれがあるときの対処法は?

普通に歩いているより、自転車に乗ったりの前傾姿勢をとっているときに楽になるのが特徴。
腰痛にしびれもあるときは「腰部脊柱管狭窄症」の可能性がある。

加齢とともに骨や靭帯がせり出してきて、脊柱管が狭くなる。
その中に収まっている血管や神経が圧迫されて痛みやしびれが起こる。

https://matome.naver.jp/odai/2136015360973156701
2013年02月07日