◆美しいデザインにはルールがある
デザインには決められたルールという物が存在し、「こうしなければならないルール」、「こうしてはいけないルール」と言ったものが多数存在します。デザイナーはそういったルールを知識として蓄えているので、考えるべき点を素早く整理し形にしていくことが出来るのです。
レイアウトが考えやすくなるデザインのルール – YATのBLOG
美しいもののまず一番の基本はデザイン要素が原則に従って『揃って』いること。デザイン要素の位置、大きさが原則に従って統一されていること。神は細部に宿る・・・は意味が違うけれど、そういうこと。
What’s Design
◆『黄金比/1:1.618』について
四角形の比率のこと。1:1+√5/2。近似値は1:1.618。この長方形のことを「黄金長方形」という。この考え方の起源は、紀元前古代ギリシャのピタゴラス学派に端を発する。
黄金比 とは – コトバンク
黄金長方形は、その内部に相似する黄金長方形を無限に細分化できることが特徴。
人間が発見し、美しい比と感じた黄金比ですが、実は、ひまわりの種の数(右回りと左回り)、松ぼっくりのかさ、オウム貝の対数螺旋など自然界に多く存在しているのです。
オウムガイに黄金比?
古代ギリシア以来「神の比」とまで呼ばれた黄金比。
人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、建築や美術的要素の一つとされる。
黄金比 / 黄金分割
◆黄金比が使われているデザイン例
◆『白銀比/1:1.4』について
日本では黄金比よりも人気のある比があります。「白銀比」や「正方形」です。
日本人は黄金比よりも白銀比や正方形が好き?
まず、長方形を1つ考える。長いほうの辺を半分にすると、小さい長方形ができる。この長方形が、元の長方形と相似であるようにしたときの、辺の比を白銀比という。
白銀比とは (ハクギンヒとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
法隆寺など日本の建築物にみられるのが白銀比(「大和比」とも)。これは「1:1.41」の比、つまりは「1:√2(ルート2)」の比のことを指す。
偶然か?必然か?ドラえもんもミッキーマウスもアンパンマンも(ほぼ)白銀比。 | ZOELOG(ゾエログ)
◆白銀比が使われているデザイン例
◆実は、こういった比率は1つの式で表すことができる
nの場所に自然数が入り、第1貴金属比を黄金比、第2貴金属比を白銀比、第3貴金属比を青銅比といいます。よく聞く黄金比は、貴金属比の1つです。
デザインの基礎、黄金比から大和比、第2黄金比まで|Web Design KOJIKA17
これを計算すると、第2貴金属比/白銀比は1+√2となり、先に出てきた白銀比1:1.4と矛盾しますが、白銀比は2種あるとのこと。ややこしいですね。一般的に第2金属比の方は第2金属比、1.4の方は大和比などといって区別されるようです。
これらの数字が、何故、貴金属数なのか?おおかたフィボナッチ数列の隣り合う2項の商の極限=黄金比、と定義したことの、あとは数学者のシャレだと思われます。そう考えると白銀比の定義が異なる2通りのものが在るのも納得!なのですが、真相は分かりません。
貴金属比
◆その他の比率の例
青銅比とは青銅2次方程式 x^2-3x-1=0 の正の解 ξ=(3+√13)/2 から1を引いた数 ξ-1 と1との比を表します。具体的には 1:(ξ-1)=1:(1+√13)/2 ≒1:2.303 となります。
青銅比について。 | 数学のQ&A【OKWave】
このほかにもデザインに使える「比率」としては、
第二黄金比1:(3+√5)/2(近似値は 1:1.618)や
白金比1:√3(近似値は 1:1.732)
などがあります。
デザインに使える比率のヒミツ