●2013年1月期に459便が欠航して14億円売り上げが減ったANA
ボーイング787の停止で、全日空は1月に国内線と国際線で計459便が欠航、1月の売上高が約14億円減少する見通しだと発表
全日空、B787の運航停止で1月は14億円減収 2月予定の中計策定は延期 – MSN産経ニュース
運航再開のめどが立たないため、2月上旬に予定していた中期経営計画の発表は延期
全日空、B787の運航停止で1月は14億円減収 2月予定の中計策定は延期 – MSN産経ニュース
●ボーイング787の運航停止はANAの事業戦略にも影響
全日空(ANA)は66機を保有。B787の運行停止の長期化により、今後の事業戦略にも影響を及ぼす事態に。
ボーイング787の運航停止が続いた場合、3月末以降の運航ダイヤを見直す可能性を示唆
全日空、ダイヤ見直しも=「787」の運航停止で – WSJ.com
運行停止の長期化は、今後の事業戦略に影響を及ぼす。機材計画、路線計画も考えなくてはならない
“B787停止”長期化なら経営戦略変更も 全日空
ANAの殿元清司常務が明言。
●なぜ、ANAはボーイング787を大量発注したか?
① 知名度やブランド力の向上・シェア拡大
ANAは国際的には、JALに比べて知名度は低い。今回、最新鋭の787のローンチカスタマーとなることで話題を呼び、知名度やブランド力を高めたかった
ANA、“威信をかけた”ボーイング787トラブルで大誤算…なぜJALと明暗分かれた?(ビジネスジャーナル) – 経済 – livedoor ニュース
アメリカでは787のANAへの引渡しについては大きく報道。CNBCテレビでは、初号機がシアトルを出発した日に1時間の特別番組を放映。
海外の中堅都市への運航により集客効果を高めシェアを拡大する戦略
アングル:B787運航停止、航空大手2社への業績影響は限定的 – Infoseek ニュース
② 都市間を直接結ぶ「ポイント・トゥ・ポイント」により、輸送力と採算性を向上
航空業界ではハブ(拠点)空港を中心に多数の地方都市を結ぶ「ハブ・アンド・スポーク」方式が主流だったが、ANAは国内と海外の2都市間などを結ぶ「ポイント・トゥ・ポイント」方式を活用し、シェアの拡大を図る
アングル:B787運航停止、航空大手2社への業績影響は限定的 – Infoseek ニュース
従来の中型機に比べ燃費効率が高く、長距離飛行が可能な787の導入により、海外地方都市などへの直行便を増やし、輸送能力の拡大と採算性の改善を狙う戦略
アングル:B787運航停止、航空大手2社への業績影響は限定的 – Infoseek ニュース
「長距離だが、比較的小さなマーケット」にも投入が可能。また、地方空港などのゲート使用料や着陸経費はハブ空港の半分から3分の1で済むため、空港利用の経費が少なくて済む。
将来の航空需要について、ボーイング社は都市間を直接結ぶ「ポイント・トゥ・ポイント」、エアバス社は、大空港を拠点に周辺都市へ車輪のスポークのように放射線状にネットワークを広げる「ハブ・アンド・スポーク」型で航空市場は発展を続けると各々予測。
③ コストの削減
メンテナンスに要する機材コスト、部品の在庫コスト、パイロットや整備工のトレーニング費などの削減
Vol.411 2011年 12月 19日(月)
特にパイロットや整備士は機種ごとにライセンスが必要なため、大量導入による大幅なコスト減が見込める。
●今回の運航停止による影響は?
脱出シーンが世界中のテレビで繰り返し放送されたことで、逆に危険な航空会社というイメージが広まってしまいました
ANA、“威信をかけた”ボーイング787トラブルで大誤算…なぜJALと明暗分かれた?(ビジネスジャーナル) – 経済 – livedoor ニュース
世界規模で機体、パイロット、整備士の再配置を行うことが必要になる
ANA、“威信をかけた”ボーイング787トラブルで大誤算…なぜJALと明暗分かれた?(ビジネスジャーナル) – 経済 – livedoor ニュース
運航停止が長期化すれば、中長期目標の遅延や戦略の修正を迫られる
アングル:B787運航停止、航空大手2社への業績影響は限定的 – Infoseek ニュース
●ネット上の反応
ザンギュラ@fiftheel_neo
桃馬@sa_itou_makoto
mayumi sato@yellowmugcap
元館長@tkuzorome
激甘麻婆@gekiamavo
●参考リンク
主要部材メーカーの株価について。
2013年1月16日、山口宇部空港から羽田空港に向かっていた全日本空輸692便が高松空港に緊急着陸し、乗客乗員がスライドシューターで機外へ脱出したするという事故が起こる。