産後クライシスにご注意!出産直後から夫への愛情が下がる?理由と対策まとめ

takaho78
家族にとって幸せなイベントである出産。しかし、「出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる」という実態が明らかになりました。実は産後とは夫婦仲に大きな危機が訪れるタイミングなのです。こうした問題が起こる原因と対策をまとめました。

宋美玄さんも言及する「夫婦の産後のパートナーシップ」

夫婦関係と性のすり合わせに苦労するというカップルは少なくないです。例えば、夫は妻とのセックスを求めるけれど妻にはその気がない、しかし子どももいるので離婚はお互いしたくないので夫によそでセックスをしてきてほしいと言う、というような例も実例として「性とパートナーシップ」にありました。
乙武さんのことについてもう一言|宋美玄オフィシャルブログ「~オンナの健康ラボ~」Powered by Ameba

産後のパートナーシップに影響を与える「産後クライシス」って何?

(1)産後1年で、妻の夫への愛情が大きく落ち込む

家族にとって幸せなイベントである出産。
しかし、2011年、ベネッセ次世代育成研究所がおよそ300人に行った調査で、「出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる」という実態が明らかになりました。
また、別の研究ではこの期間に生じた不仲はその後の夫婦関係に長く影響するなんてデータも。
中には、長年連れ添ったにも関わらず、出産後わずか1年半で離婚に至ってしまう夫婦もいます。
実は産後とは夫婦仲に大きな危機が訪れるタイミングなのです。
夫婦を壊す?! “産後クライシス” |NHK あさイチ


https://matome.naver.jp/odai/2135881509383321301/2136133942112353403

最近は「産後クライシス」と称され、多くのママから反響が。

なぜ、幸せいっぱいの産後の時期に愛情が落ち込むのでしょうか?
次に、その理由を紹介します。

◆夫の何気ない一言にカチンと来た!

2012年の朝日新聞に掲載された「産後の夫婦、試練の時」という特集では(現在はリンク元の記事が削除されていますので御了承下さい)、
下図のような、“ぐずる息子をあやしつつ、苦労して用意した夕飯に、夫(37)は、「ずっと家にいるのにメーンが焼きじゃけ?”と言い放った一言に、気持ちがすっと冷めていったそうです。
この他にも、
「ちょっと食べ過ぎじゃないの?」「おなか、いつへっこむの?」「毛が濃くなったね」といった夫からの言葉が、産後の精神的にも肉体的にもデリケートな時期にある妻の愛情を大きく冷ます原因になっているそうです。

メーンが焼きじゃけで何が悪い!!
夫も一度、赤ちゃんと朝から晩まで一日過ごす体験をすれば、
赤ちゃんの面倒を見、家事をする大変さが骨身に沁みるはず・・・!

◆夫の家事や育児への参加度が鍵を握っている

夫は仕事、妻は家事と育児という価値観からまったく家事を手伝わない夫や、
幼少期に家のお手伝いをしてこなかったり、実家暮らしで家事を母親に任せっきりだったことから、
家事ができない(しなければいけないと思っていない)夫がいます。
一方、『家事・育児を助け合っている』と感じる妻の多くが、『夫と一緒にいると本当に愛している』と感じる結果が出ていることから、夫の家事育児のサポート度合いが、妻の夫への愛情を左右する要因になっています。

実際に産後の育児生活に疲弊しているママの声。。。

トピ主に厳しい発言の多い大手小町でも、「わかる!」「お疲れ様」「息抜きが必要」「あなたは十分やってる」といった、トピ主への励ましの言葉が多数寄せられています。

(2)問題解決のポイントは、“夫婦間のコミュニケーション”!

夫から妻への何気ない一言、夫の家事と育児サポートの有無が、産後の育児生活を乗り越えるためのポイントになりそうですが、そもそもこうした問題が起こる原因となっているのが、
“夫婦間のコミュニケーション”です。

(育児の不安や不満に関する)相談相手がいないことが、悩みをより深くしている面もあるようだ。
朝日新聞デジタル:すれ違い 乗り越えたい 「産後の夫婦」反響編

コミュニケーションに役立っているのが、妻がまめに書くブログ。「妻の考えや家族の一日が分かる大事なツールなので、毎日欠かさず読んでいます」。
朝日新聞デジタル:すれ違い 乗り越えたい 「産後の夫婦」反響編

都内のIT企業勤務の男性(36)は、年に数回、実家に子どもを預けて妻(36)と食事に行き、年末には2人で忘年会を開く。
朝日新聞デジタル:すれ違い 乗り越えたい 「産後の夫婦」反響編

日中、赤ちゃんと二人きりで過ごす時間は、幸せではありますが、現実にはおっぱいや食事を与え、爪を切ったり掃除洗濯を行ったり、保育園のことを考えたりなど、様々な用事を日々こなしていかなければなりません。
初めての育児生活を一生懸命こなしている妻と、少しだけでも今日の様子を聞いてみたり、ちょっと肌を寄せ合ってみたりする所から、コミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか?

(3)忙しくてもコミュニケーションは取れる!

とはいえ、夫の帰宅時間が遅い家庭では、会話の時間を持つことが難しいのが実情です。
そうした場合は、母子手帳やブログなどで育児日記を書いていれば、それを読んで、妻の育児に関する不安や子供の成長の様子などを知ることから始めると、コミュニケーションをとるキッカケになります。
(下記のブログをご参考下さい)

(*)オマケ:もしケンカしてコミュニケーションが取れなくなったら・・・。

コミュニケーションをたくさん取ったから、育児家事サポートを沢山行うようになったから、いつも仲良くいられるという訳ではありません。
夫の家事レベルに満足ができないことや、価値観の相違から衝突が起こることもあります。
でも、そうした事を経て、しなやかで強い家庭を作ることができるのではないでしょうか。
最後に、参考となる書籍、ブログ、NPO団体などをご紹介します。

育児生活を乗り切るための夫婦関係について、たいへん参考になる書籍です。

NPO法人マドレボニータが出版している産後の職場復帰や夫婦関係などに関するレポート。コンパクトで読みやすいので、まとめて購入がおススメです。

夫婦のコミュニケーションを円滑にするためのセミナーやイベントを開催しているNPO団体です。

https://matome.naver.jp/odai/2135881509383321301
2016年04月01日