曳光(えいこう)弾で対応と報道
小野寺五典防衛相は15日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領空で中国機が無線などによる警告を無視して領空侵犯を続けた場合、警告のため曳光(えいこう)弾で信号射撃をする方針を表明した。
朝日新聞デジタル:領空侵犯に信号射撃 対中国で防衛相方針 – 政治
曳光弾とは
射撃後、飛んでいく間に発光することで軌跡がわかるようになっている弾丸
曳光弾 – Wikipedia
不審船事件の際の海上保安庁による射撃の様子も、ニュース映像として公開された
曳光弾 – Wikipedia
曳光弾で対応という報道に対し中国では
中国で軍事評論員として活躍している解放軍の彭光謙少将は14日、「日本が(警告射撃として)曳光弾を1発でも撃てば、それは開戦の1発であり、中国は当然、遠慮なく反撃せねばならない。(日本に)2発目は撃たせない」と述べた
日本が曳光弾でも1発撃てば中国は遠慮なく反撃=解放軍少将 2013/01/15(火) 17:22:58 [サーチナ]
「日本は死にたいのか!」
「いいね~! わが国は『日本が1発撃ってくれば日本を攻撃できる』と言っていた。まだ撃ってないの? チャンスがついにやって来るんだ!」
などといった声が寄せられた
【中国BBS】撃って来い…日本の尖閣「警告射撃」報道に挑発の声 2013/01/11(金) 09:33:02 [サーチナ]
一方で日本のメディアが誇張しているとの報道も
小野寺五典防衛相は15日、「自衛隊の既定の規定と国際的な基準に沿って対応する」とかわし、直接言及はしなかった。それでもメディアのムードには直ちに火がつき、日本のメディアに日本の戦闘機が中国機に警告の曳光弾を発射すると解釈された
日本メディアは再び「曳光弾発射」の誇張報道–人民網日本語版–人民日報
中国のある軍事専門家は「現代戦争に一触即発はあり得ない。中日が曳光弾一発のために直ちに宣戦することもあり得ない」と述べた
日本メディアは再び「曳光弾発射」の誇張報道–人民網日本語版–人民日報
会見では警告射撃について直接言及していなかった
日本が中国機に対して警告射撃を実施するかという質問に対して、小野寺五典防衛相は自衛隊の既存の規定および国際的な基準に基づく対応について触れ、直接言及しなかった。
中日両国、曳光弾で宣戦布告の可能性はなし=軍事専門家_中国網_日本語
自衛隊法では、外国機が領空侵犯した場合、防衛相は自衛隊に対し、着陸か領空外に退去させるよう命令できる。自衛隊は(1)領空外に出るよう無線警告(2)機体を振り視覚信号を送る(3)曳光弾による信号射撃で警告という手順を内部で定めている。
朝日新聞デジタル:領空侵犯に信号射撃 対中国で防衛相方針 – 政治